まだウマニティ会員ではない方へ
会員登録(無料)するだけで、予想的中に役立つさまざまなサービスを無料で利用できます。
収支100万円超えの猛者がズラリ
全国トップ予想家たちの予想閲覧
予想に必携の高精度スピード指数
「U指数」を重賞で全頭公開
勝率40%超えを誇る堅軸候補
「凄馬」をメールでお知らせ
TVでも紹介!設定は10万通り以上
あなただけの予想ロボが作れる
この他にも20以上のサービスを無料で提供!
コントレイルに大差つけて圧勝!アーモンドアイ年度代表馬に
2,315
0
1
JRAは6日、「2020年度JRA賞」の受賞馬を発表し、年度代表馬にはアーモンドアイ(牝6歳)が最優秀4歳以上牝馬とともに選ばれた。混戦との見方もあったが、蓋を開けてみれば283票中236票を集める圧勝。昨年はGI3勝の活躍に加え、3冠馬3頭の直接対決となったジャパンCを完勝したことも評価された。芝GI9勝の歴史的名牝に、また新たな勲章が加わったことになる。
最後のタイトルも、圧勝でもぎ取った。
注目の2020年度の年度代表馬はヴィクトリアマイル、天皇賞・秋、ジャパンCのGI3勝を挙げたアーモンドアイに決定。記者投票283票の83%にあたる236票を獲得し、44票のコントレイルに192票もの大差をつけ栄冠に輝いた。
「彼女は昨年も強かった。2歳から高いポテンシャルを見せてくれて、最後のレースまで頑張ってくれました。忘れられない馬。3年間、騎乗することができて幸せでしたし、彼女の子を楽しみにしています」
すでにターフを去った愛馬からの最後の贈り物に、主戦のルメール騎手が笑顔で喜びを伝えた。
史上まれに見るハイレベルな争いだった。3歳馬ではコントレイルが皐月賞、ダービー、菊花賞、デアリングタクトが桜花賞、オークス、秋華賞の3冠をいずれも無敗で制覇。古馬戦線は牝馬が旋風を巻き起こし、グランアレグリアがGI3勝(安田記念、スプリンターズS、マイルCS)。クロノジェネシスは宝塚記念と有馬記念の両グランプリを制圧した。
例年なら、どの馬が代表馬に輝いても不思議ではない“名馬の一年”。その中での圧倒的な得票数は、コントレイル、デアリングタクトとの直接対決となったジャパンCでの完ぺきなパフォーマンスと、史上最多の芝GI9勝の大記録が高く評価されたということだ。
「注目を集める馬がそろったところで結果を出し、名実ともに最強のまま、競走生活を終えられてよかった。輝きを保ったまま最後まで頑張ってくれた。感謝しかありません」。管理した国枝調教師もラストイヤーの死力を尽くした奮闘に賛辞を惜しまない。新型コロナウイルス禍にあって、以前からの輝きを失わない名馬の走りは、明るい話題を提供し続けた。
今春には繁殖牝馬としてのキャリアをスタートさせる女王。すでに北海道安平町のノーザンファームで母になる準備に入っており、初年度の交配相手はエピファネイアが予定されている。琥珀(こはく)色の瞳で打ち立てた金字塔。その続きは次の世代へと引き継がれていく。 (内海裕介)
★アーモンドアイの競走成績はこちら
◆2度目の年度代表馬…アーモンドアイは2018年にも年度代表馬に選出されている。年度代表馬に2度輝いた馬は、他にシンザン(1964年、65年)、スピードシンボリ(67年、70年)、ホウヨウボーイ(80年、81年)、シンボリルドルフ(84年、85年)、シンボリクリスエス(02年、03年)、ディープインパクト(05年、06年)、ウオッカ(08年、09年)、ジェンティルドンナ(12年、14年)、キタサンブラック(16年、17年)がおり、史上10頭目となる。
●JRA賞…1954年に始まった表彰制度で、87年からJRA主催。競走馬部門の選考は中央競馬の報道に携わる新聞、放送記者クラブに3年以上在籍している記者と専門紙トラックマン(今回の有資格者は283人)の投票で、各部門の投票数の1/3以上の票(95票)を集めた最多得票馬から選出され、各部門の受賞馬の中から年度代表馬が選ばれる。
◆記者の目…2020年の年度代表馬はアーモンドアイに決まった。記者もアーモンドに投票した236人のうちの1人だが、正直、ここまでの大差がついたのは意外。3冠馬コントレイルとは接戦になると予想していたからだ。
決め手は直接対決のジャパンCでの勝利に尽きるが、一方でJRA賞創設後の3冠馬は全て年度代表馬に選ばれてきた歴史もある。それだけクラシック3冠には重みがあり、そちらを重視する声が上がっても不思議はないと思っていた。この結果を見ると、選考する記者の基準が少しずつ変化していることも感じられる。
以前は勝ったレースの格が重視され、ダービーや有馬記念は「GI2勝ぶん」と評価される風潮にあった。それが、近年は純粋にその年に最高のパフォーマンスを見せた馬が選出される傾向が強まっている。決してクラシックの重みが薄れたわけではないが、アーモンドの圧勝は、近年の流れを象徴した結果ともいえそうだ。(レース部デスク・越智健一)
アーモンドアイ…2015年3月10日生まれ、鹿毛の牝6歳。父ロードカナロア、母フサイチパンドラ、母の父サンデーサイレンス。北海道安平町・ノーザンファーム生産。現役時は美浦・国枝栄厩舎所属で主戦はクリストフ・ルメール騎手。戦績は15戦11勝で、GI勝利は18年桜花賞、オークス、秋華賞、ジャパンC、19年ドバイターフ、天皇賞・秋、20年ヴィクトリアマイル、天皇賞・秋、ジャパンC。芝GI9勝、総獲得賞金19億1526万3900円はともに歴代1位。馬名の由来は「美人とされる顔の目の形」。
コメント投稿
コメントの投稿は会員登録(無料)が必要です。レース情報
最新注目競走馬
総賞金ランキング |
|
無敗のクラシック3冠馬コントレイル
仕方ないよ