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【血統アナリシス】スワンステークス2020 Storm Catを筆頭に、Secretariatの血脈を強調しやすい舞台

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【血統アナリシス】スワンステークス2020 Storm Catを筆頭に、Secretariatの血脈を強調しやすい舞台

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は毎日放送賞スワンステークス・血統予想をお届けします!


昨年の勝ち馬ダイアトニックは、父ロードカナロアの産駒としても初出走&初制覇。また、Frankel産駒のモズアスコットは一昨年に続くハナ差2着の惜敗となった。2頭は血統表の3代目にStorm Catの血を引く点で共通するが、その母の父Secretariatは京都外回りで強調しやすい血統でもあり、18年ロードクエスト、16年サトノアラジン、15年アルビアーノ、12年グランプリボスといった歴代の勝ち馬のなかにも名前を見つけることができる。

一方で、馬場が渋るとダイワメジャーの底力が活きる傾向にあり、13年の稍重時にはコパノリチャードダイワマッジョーレが1・2着となるほか、重として行われた17年にもビップライブリーが9番人気4着と善戦してみせた。

アドマイヤマーズは、父ダイワメジャー×母ヴィアメディチ(母の父Medicean)。母は10年リウレイ賞‐仏G3の勝ち馬で、牝系を遡れば6代母RossellinaがRibotの全妹にあたる血統馬。本馬は全6勝を芝1600mで挙げるマイラーだが、父の産駒らしい重苦しさを感じさせない走りをする。3歳で香港マイル‐香G1を制した実績はもっと評価されるべきで、手綱を取ったスミヨン騎手のコメントからも1400mへの短縮は興味深い。


ステルヴィオは、父ロードカナロア×母ラルケット(母の父ファルブラヴ)。母は08年クイーンCの3着馬で、シンボリルドルフメルシーエイタイムが出たスイートルナに遡る牝系。本馬は加速に時間がかかることから外回り向きのタイプといえそうで、とくに直線下り坂となる京都コースは18年マイルチャンピオンシップ‐G1勝ちの実績からも狙い目か。G2以下では大きく負けたこともなく、戦歴から休み明けも苦にしない。

サウンドキアラは、父ディープインパクト×母サウンドバリアー(母の父アグネスデジタル)。母は10年フィリーズレビュー‐G2の勝ち馬で、ビリーヴやGlorious Moment、Shamrock Roseが出たGreat Lady M.に遡る牝系。本馬は重賞2勝含め、全7勝のうち6勝を京都競馬場で挙げているが、ヌルっとした前肢の捌きからも下り坂を得意とすることには頷ける部分がある。母はSecretariatを強調する配合でもあり、レース傾向に合致する血統といえるだろう。

(文・シンヤカズヒロ)


【血統予想からの注目馬】

アドマイヤマーズ ステルヴィオ サウンドキアラ


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