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新型コロナウイルスの感染予防および拡散防止のため、27日の大井競馬は無観客で開催された。北門の電光掲示板には無観客での開催の旨が表示され、門は閉ざされたまま。場内のモニターやアナウンスは通常時と同様だったが、ファンの声援が聞こえないなかで全12レースが行われた。
東京都トレーナー倶楽部の三坂盛雄会長(68)は「パドックにもファンがいないので少し寂しいけど、調教師としてはしっかり馬を作って、いいレースをするだけだから」と話し、大井のレジェンド・的場文男騎手(63)も「無観客は初めて。もちろん一生懸命レースに乗るだけだけど、やはり寂しさはある。早く終息してほしい」と、残念そうな表情を見せた。
この日の売り上げは11億5325万600円(トリプル馬単を除く。以下同)。前年同時期の木曜日(3月7日、クラシックトライアル実施日。10億6658万5000円)との比較では増えているが、今年1月開催の木曜日(ウインタースプリント実施日。14億2973万9500円)と比較すれば、若干の影響があったとみられる。
なお、最終日の28日も無観客で開催。3月2~6日の川崎開催も、同様の措置がとられることが決定している。
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