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【中山記念&阪急杯】レースの注目点

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【中山記念&阪急杯】レースの注目点

中山記念3連覇に挑むウインブライト JRA重賞初Vを狙うF.ミナリク騎手が騎乗



 ウインブライト(牡6歳、美浦・畠山吉宏厩舎)が、中山記念3連覇を狙う。同馬は昨年の中山記念優勝後、クイーンエリザベスII世C(香港)を制し、暮れには香港C(香港)を制覇。海外GIで2勝を挙げ、JRA賞最優秀4歳以上牡馬を受賞した。ウインブライトは中山で9戦5勝、2着2回という成績を残しているが、今年も中山記念を制すことができるかどうか。Vなら、中山記念3勝は年1回の実施となった1952年以降では初となる(※中山記念は1951年まで年2回実施されており、モアーザンが1937年(春)、1938年(春)(秋)に3勝を挙げている)。

 また、ウインブライトに騎乗するF.ミナリク騎手には、JRA重賞初制覇がかかる。同騎手は2018年から3年連続で短期免許を取得して日本で騎乗しているが、JRA重賞では昨年の中山牝馬S、今年の共同通信杯での2着が最高成績。ミナリク騎手は今回が35回目のJRA重賞騎乗となるが、初勝利を挙げることができるかどうか。



★昨年2着の雪辱なるか、ラッキーライラック 帰国初戦となる香港国際競走組が4頭出走



 今年の中山記念には、香港C勝馬ウインブライト(牡6歳、美浦・畠山吉宏厩舎)、香港ヴァーズ2着のラッキーライラック(牝5歳、栗東・松永幹夫厩舎)、香港マイル5着のぺルシアンナイト(牡6歳、栗東・池江泰寿厩舎)、同7着のインディチャンプ(牡5歳、栗東.音無秀孝厩舎)と香港国際競走からの帰国初戦となる馬が4頭出走する。2017年の中山記念では、前年の香港マイル9着以来の出走となったネオリアリズムが勝利を挙げているが、今年の“香港国際競走組”は帰国初戦でどんな走りを見せてくれるだろうか。

 また、ラッキーライラックは昨年の中山記念で、勝馬ウインブライトからクビ差の2着となっており、前年の雪辱なるか注目される。ラッキーライラックには中山記念で3勝を挙げているM.デムーロ騎手が騎乗し、同馬が勝てば、牝馬の中山記念制覇は2015年ヌーヴォレコルト以来5年ぶり、デムーロ騎手は歴代最多タイの中山記念4勝目となる。



★出走馬中、唯一のGI馬ステルヴィオ ダイアトニックは芝1400メートル戦で連対率100%



 2018年のマイルCS勝馬ステルヴィオ(牡5歳、美浦・木村哲也厩舎)が、阪急杯に出走する。同馬は、出走馬中、唯一のGI馬だが、マイルCSを制した後は勝利から遠ざかっている。ステルヴィオは、これまでの12戦はすべて芝1600メートル以上のレースに出走しており、芝1400メートル戦への出走は今回が初めて。昨年の阪急杯では、芝1400メートル以下のレースに出走経験がなかったスマートオーディンが勝ったが、ステルヴィオはGI馬の実力を示し、久しぶりの勝利を挙げることができるかどうか。なお、同馬には丸山元気騎手が騎乗する。

 また、ダイアトニック(牡5歳、栗東・安田隆行厩舎)は、昨年のスワンSで重賞初制覇を遂げるなど、芝1400メートル戦では6戦5勝、2着1回で連対率100%を誇る。ダイアトニックは、今年初戦で芝1600メートルの京都金杯でも2着に入っているが、好成績を挙げる芝1400メートル戦で重賞2勝目を挙げることができるかどうか。同馬には北村友一騎手が騎乗する。なお、ステルヴィオダイアトニックは2013年の阪急杯優勝馬ロードカナロアの産駒で、同レースの父子制覇がかかる(※ロードカナロア産駒は、アンヴァル(牝5歳、栗東・藤岡健一厩舎)も出走する)。



四位洋文騎手は29日の騎乗を最後に引退 調教師2名は今週がラストウィーク



 四位洋文騎手は、29日の阪神での騎乗を最後に引退し、調教師に転身する。同騎手は1991年にデビューし、2月24日現在、歴代14位のJRA通算1585勝を挙げている。JRA・GIでは15勝を挙げており、2007年にはウオッカ、翌2008年にはディープスカイでダービーを制し、武豊騎手に次ぐ史上2人目のダービー連覇を果たしている。果たして、四位騎手は騎手生活最後の日に勝利を挙げることができるかどうか。なお、当日の阪神競馬場では、最終レース終了後に四位騎手の引退式が実施される。

 また、作田誠二調教師(栗東)、山内研二調教師(栗東)は、3月3日をもって定年のため引退する。作田調教師は2006年東海S、2009年札幌2歳SでJRA重賞2勝をマーク。山内調教師はJRA・GI6勝を含むJRA重賞48勝を記録しており、クラシック競走はイシノサンデー皐月賞チアズグレイスアローキャリー桜花賞シルクプリマドンナオークスを制している。29日の仁川Sには、作田調教師がヒストリーメイカー(牡6歳)、山内調教師がアポロテネシー(牡5歳)、ビスカリア(牝8歳)を出走させるが、調教師としてのラストウィークで勝利を挙げることができるかどうか。



★今年デビューの新人騎手は4名 アイルランド大使特別賞は泉谷楓真騎手が受賞



 今年デビューの新人騎手は、秋山稔樹騎手(美浦)、泉谷楓真騎手(栗東)、小林脩斗騎手(美浦)、原優介騎手(美浦)の4名。このうち、小林脩斗騎手は、元騎手の小林久晃氏を父にもち、泉谷楓真騎手は、競馬学校において最も騎乗技術が優秀な生徒に贈られる「アイルランド大使特別賞」を受賞した。昨年の新人騎手では、斎藤新騎手(42勝)、岩田望来騎手(37勝)、菅原明良騎手(31勝)が30勝以上をマークし、斎藤新騎手、岩田望来騎手は1年目からJRA・GIに騎乗したが、今年の新人騎手はどのような活躍を見せるだろうか。なお、4名のデビューは3月1日となる。



中山記念の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

阪急杯の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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