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【漆山“教授”のGI因数分解】連勝中上がり馬パッシング注目


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【漆山“教授”のGI因数分解】連勝中上がり馬パッシング注目

 スプリンターズSは注目馬として挙げたタワーオブロンドンモズスーパーフレアがワンツー決着。しかし、浮かれてはいられない。秋華賞は2008年の3連単1098万円馬券など波乱のGI。気を引き締めて“難問”に挑むとしよう。

 (1)下克上の予感

 今年のポイントは桜花賞グランアレグリアオークスラヴズオンリーユーが不在。3歳限定だった時代のエリザベス女王杯(1976~95年)を含めても、桜花賞オークス馬がともに出走しなかったのは82年、02年の2回だけだ。その2回で、春の2冠に不出走だった馬が1~3着を独占している点は見逃せない。

 サンプル数が少ないので、3冠最終戦の菊花賞も例にとる。86年以降で春2冠の勝ち馬が不在だったことは9回あるが、うち7回で春のクラシック不出走馬が連対を果たしている。春2冠の勝ち馬不在は“下克上”のサインとみていい。

 (2)上がり馬の傾向

 では、どんなタイプを狙えばいいのか? 過去の秋華賞で春のクラシック不出走で連対したのは14頭。〔1〕3勝以上(該当10頭)、〔2〕重賞5着以内(同11頭)、〔3〕年長馬相手の連対(同10頭)が主な共通項といえる。特に〔2〕で該当しなかった3頭は秋華賞が重賞初挑戦だっただけに、重賞で掲示板に載っていない馬は割引が必要だ。

 (3)ディープ強し

 忘れてはならないのがディープインパクト産駒の強さだ。【4・3・1・24】は、昨年までのGIで桜花賞に次ぐ成績。連対率21・9%は強調すべき数字ではないが、前走で連対していた馬に限定すると【4・3・1・9】連対率41・2%で好走確率が跳ね上がる。

★注目馬

 今年の出走予定馬で、春のクラシック不出走は8頭。面白いのは(2)で挙げた3要素を全て満たすパッシングスルーだ。春も重賞で連続4着に好走していた素質馬が、夏を境に一気に本格化してきた。3戦無敗のディープインパクト産駒サトノダムゼルも有力。堀厩舎とM・デムーロ騎手のコンビはGIで【3・2・0・4】連対率55・6%と驚異の成績を残している。他にも伏兵が潜んでいないか、週末の予想確定までしっかりとチェックしていきたい。 (漆山貴禎)

秋華賞の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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