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4回中山1~2週および土曜日の中山芝のレース結果、近年の産経賞オールカマーの結果をもとに、馬場や血統のバイアスを考察していきます。予想の際にお役立てください。
先週の土曜日から日曜日にかけて50ミリの雨が降ったあと、週中は水曜日に12.5ミリの降雨があり、土曜日の早朝もパラついた。とはいえ、乾きは早く、土曜日の芝コースは良馬場(JRA発表)でスタート。現在の馬場状態の良さを如実に表している。
土曜日の結果を振り返ると、内めを通った先行勢の粘り腰や、中~内めに進路をとった差し馬の伸び脚が目についた。芝1600mで行われた最終レース(2勝クラス)の勝ちタイムは1分32秒9。走りやすいコンディションであることは間違いない。
日曜日の空模様は微妙だが、先週と土曜日の芝レースを確認する限り、よほどの大雨でもなければ、影響は軽微で済みそう。そもそも、週末の天候が不安定な情勢であるにもかかわらず、木曜日に散水作業を実施している。その点を踏まえると、少々のことで路盤が急激に悪化することは考えづらい。
従って、土曜日の傾向を踏襲する可能性は高い。加えて、この時期の中山芝コースは開催が進めば進むほど、内めの馬場が踏み固められるので、芝部分の劣化と反比例して時計が速くなる傾向が強い。確たる理由でもなければ、内めを先んじて通る(通りそうな)馬、あるいは内めの枠(1~3枠あたり)を優先したほうがいいだろう。
血統面については、4回中山1~2週および土曜日の芝2000m以上(2歳戦を除く)の結果を見直すと、現役時に2000m超のG1を制しているサンデーサイレンス系種牡馬の仔が好調。父あるいは母父にキングマンボ系種牡馬を持つ馬も奮闘している。いずれにせよ、キレよりも長くいい脚を使えるタイプが幅を利かせている印象。そのあたりには注意を払いたい。
また、近年の中山開催における産経賞オールカマーを検証すると、父方ではサンデーサイレンス系の主要どころが堅調。なかでも、母父にパワーや持久力に秀でた種牡馬を配した馬が毎年のように上位を賑わせている。ほかでは、父キングマンボ系や、ロベルト系種牡馬を父あるいは母父に持つ馬の上位進出が多い。
まとめると、父方にサンデーサイレンス系の主要どころを配する馬、ならびにキングマンボ系種牡馬を父あるいは母父に持つ馬が狙い目になりそう。そのなかでも、現役時に2000m超のG1を制している種牡馬を父に配する馬を重視したい。
今回の出走馬で血統面と先述した馬場傾向(1~3枠)の要点を満たしている馬は、②ゴーフォザサミット、③クレッシェンドラヴ。当欄では、この2頭を狙いどころとして推奨する。
ウマニティ重賞攻略チーム
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