Tip coliseum > E.Yamazaki's TipMARCH STAKES G3 - 31/3/2020 Nakayama11R |
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マ―チSには「1番人気は勝てない」というジンクスがあります。2009年に1番人気に支持されたエルポワールシチーこそ9年ぶりに優勝しましたが、それ以降は全く勝てていません。連対したのも2016年に1番人気に支持されたバスタータイプだけ。 昨年は、前々走のボルックスSで逃げて4馬身差の圧勝したテイオーエナジーが1番人気に支持されましたが、2列目のインから直線で明確に詰まって位置を下げ、10着に敗れました。一見、アンビリバボーな敗戦のようですが…前走の佐賀記念ではハイペースで逃げたことを考慮しても大敗の3着だったあたりから、調子落ちしていた感があります。馬の手応えがひと息だったから、逃げすに2列目のインを狙い、道中で外に出せるタイミングがあってもスルーしたのでしょう。 このようにマーチSはハンデ重賞ということもあって、ここが目標ではなく流動的に出走してくることがほとんどです。「それほど調子良くないけど、相手もそんなに強くないから使ってみるか…」、「ハンデが軽いから、とりあえず出走」、「実績馬でハンデ重いけど、負けてもハンデのせいにできるから、まっ、いいかぁ~」という具合です。 同じハンデ重賞でも秋のシリウスSよりも荒れるのは、この時期は地方では名古屋大賞典、中央ではアンタレスSやリステッド競走の仁川S、オープンの総武Sなど、オープン馬が出走できるレースが多数で、有力馬を所有する陣営はハンデ戦のこのレースよりも、前記のレースを目標にすることが多いというのも影響しています。 あのエルポワールシチーでさえも、同年の平安S・2着、フェブラリーS・4着の実績馬でありながら、そこまで速いラップを刻んだわけでもないのに、ラスト1Fで急失速。ダイショウジェット、サトノコクオー、トーセンアーチャーなどに0.2秒差まで追い詰められるギリギリセーフの勝ち方でした。これも前走のフェブラリーSが大目標だったことと、トップハンデ57.5㎏が影響したのでしょう。さて、今年の1番人気はどの馬か? また、このレースが日曜日に行われていれば不良発表で高速ダートは確定的でしたが、火曜日となれば回復してくることでしょう。現時点では重発表ですが、マーチSの頃には稍重、場合によっては良まで回復するのではないのでしょうか。中山の場合、そもそも時計が掛かるので、稍重発表でも他場の良くらいまで時計を要します。少なくとも日曜日ほど前に行ける馬が楽ではないので、そこも考慮して予想を組み立てたほうがいいでしょう。 正直、高速ダートの日曜日よりも自信度は下がりますが、◎には、逃げて、逃げて、逃げることで持久力がついて昨夏の大沼S、エルムSを逃げ切り勝ちした(9)リアンヴェリテを推します。この馬はその後、マイペースで逃げられずに敗れていますが、立て直されての今回は巻き返しが期待できるでしょう。 特に前走のみやこSは、インティ、スマハマと競り合っての超絶ハイペース。競り合った2頭はともに次走で巻き返していることも強調材料です。同型のテルペリオン、メイショウワザシが出走しているものの、何が何でも逃げたいタイプではないし、リアンヴェリテ自身が復調していれば、多少競られてもいい線まで粘れるでしょう。 ○は、前々走のポルックスSでは、正攻法の競馬で4馬身差の圧勝を収めた(12)スワーヴアラミス。これはまさに昨年のこのレースで1番人気に支持されたテイオーエナジーか!? いや、ちょと異なるのは、前走のアルテミスSでもダートでも地方を含めて8戦7勝、3着1回のロードレガリスを相手に0.1秒差(2着)と好走し、前々走比で指数を落としていないということ。大きな死角がないだけに、ここも崩れすに走れると見ていますが、推定では1番人気。ジンクスに打ち勝てなかったとしても、2着、3着は十分ありそうです。 ▲は、休養明け&初ダートの前走・仁川Sでいきなり2着と好走した(2)クリンチャー。初ダートでいきなり好走する馬というのは、ダートでの素質が高ければこそ。ダート2戦目でフェブラリーSを制したモズアスコットしかり、このタイプの馬はダートに慣れることで2クラスは上に行くので、ここは要注意でしょう。休養明けで好走した反動なく、スムーズに前進のパターンなら、重賞でも通用するはずです。 △に錦秋S、ベテルギウスSを連勝した(1)ワイルドカード。ただし、近2走ともスローペースの前有利の競馬で、展開に恵まれたのは確か。今回は前走好走後の休養明けというリスクもありますが、今回は◎リアンヴェリテの2列目が楽に狙える最内枠という、良い枠順を引き当てました。ペースが上がらなかれば、チャンスがあるでしょう。 あとは昨夏よりダート路線に矛先を向け、ダート3戦目の武蔵野Sでは超絶ハイペースを利して2着と好走した(5)タイムフライヤー。前々走のチャンピオンズSは、インティが逃げて3着に粘ったようにスローペース。上がり勝負となる中で、3~4コーナーで包まれて仕掛けが遅れる不利があって勝ち馬と0.7秒差(8着)凡退。不利がなければ、もっと走れていたはず。また、休養明けの前走・フェブラリーSも超絶ハイペースとなりましたが、今度は先行して直線で一旦先頭に立つ、見せ場たっぷりの内容での勝ち馬と0.9秒差(5着)。ひと叩きされての前進があれば、ここでも通用するでしょう。 他では、昨春の利根川特別、薫風Sを正攻法の競馬で連勝した(4)レピアーウィット。特に4走前の利根川Sでは2着馬を1.7秒差引き離しての大差勝ち。1000万下にしてオープン、リステッド競走通用レベルの指数で勝利しました。休養後の近2走は2桁着順に大敗していますが、今回は再び立て直されての一戦。人気薄だけに、一考の価値があります。 さらに5走前のオープン・ラジオ日本賞を勝利し、3走前の師走Sでも勝ち馬と0.5秒差(4着)の(10)ローズプリンスダム。この馬は5走前は逃げ、超絶ハイペースの3走前は実質差しと、自在性あることが魅力で、中山ダ1800mに良績集中。前々走のアルテバランSはペースが速くなかったわりに先行して9着大敗を喫しましたが、前走の総武Sでは勝ち馬と0.9秒差(6着)に善戦し、復調を見せました。この馬も人気薄だけに、警戒したほうがいいでしょう。 最後に一昨年のペルセウスS、佐賀記念を連勝した(6)ルールソヴァ―ル。この馬は骨折休養明けとなった前走・スレイプニルSは大差のシンガリ負けを喫しましたが、再び立て直された今回は、4馬身差の圧勝を収めた佐賀記念ほどのパフォーマンスとまでは発揮ならずとも、前走以上の走りは見せられるでしょう。もともと強い馬だけに、変わり身を警戒します、 ★★★★★★★★★★ Twitterもよろしく! @_yamazaki_erika ★★★★★★★★★★ |
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