Tip coliseum > E.Yamazaki's TipJAPAN DERBY G1 - 27/5/2018 Tokyo10R |
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さて、今週はいよいよ春競馬のクライマックス、日本ダービー。今週も決着指数の高かったハイレベルなレースをピックアップしました。ぜひ、参考にして下さい♪ ★レベル1位 2018年 皐月賞 (PP指数21) 前夜~朝方にかけての雨の影響で、タフな馬場で行われた皐月賞。内から押して押してアイトーンが逃げ、ジェネラーレウーノ、ジュンヴァルロがそれに競って行く形。スタートしてから7F目(3コーナー)までペースがほとんど緩まず、レースは消耗戦となりました。 前に行った3頭から離されたとはいえ、4番手追走から最後にもうひと脚使って、2着サンリヴァルを2馬身引き離して優勝したエポカドーロは強いの一言。同馬の優勝は、馬場や展開など、恵まれたとする声もありました。しかし、決め手比べにならなかったという意味では恵まれましたが、最終走破タイムやラップの推移上、前へ行った馬がより苦しく、けっして展開には恵まれていません。 後続の有力馬は、打倒ダノンプレミアムを意識して、前哨戦で末脚を生かす競馬ばかりをして、心肺機能を強化するレースをしなかったために、向こう正面や3~4コーナーから動いて、最後は伸びあぐねた結果となっています。 それでは今回でエポカドーロが最有力かと言われれば、答えは「NO」。皐月賞をこの大一番、日本ダービーの前哨戦として考えるならば、消耗度の高いレースで能力を出し切った馬はマイナスでしょう。かつて道悪の弥生賞をオーバーペースで逃げて圧勝したロジユニヴァースがいましたが、次走の皐月賞では断然の1番人気を背負って大敗しました。ダメージが強く出たからです。 ロジユニヴァースが勝った弥生賞ほどではないにせよ、皐月賞も消耗戦。エポカドーロも今回でダメージが出る可能性があります。どちらかと言えば、もともと強いことが前提で前バテした馬や向こう正面や3~4コーナーから加速したけど、結果を出せなかった馬の巻き返しを警戒したいです。 ★レベル2位 2017年 朝日杯FS (PP指数19pt) デビュー2戦目のサウジアラビアRCを正攻法の競馬で完勝したダノンプレミアムが断然の1番人気。しかし、このレースでは逃げ馬不在の上に、ダノンプレミアムは積極的に出して行かなければ包まれる可能性が高い最内枠。愚直に出して逃げの手に出るのもありですが、そうすれば競られたり、突かれたりして苦しい展開になるリスクを背負います。 また、逃げない選択をするならば、隊列が決まっていく中でのワンチャンスを逃してはいけません。騎手にとっては、相当プレッシャーが掛かるパターンであり、馬も高性能である必要があります。この場合の性能とは、指示を出してすぐに動ける能力を示します。 しかし、このレースの鞍上、川田騎手には、逃げるという選択がなく、好発を切って2列目で抵抗しながら外の出方を窺う形。外のケイティクレバーが行き切ったのを見てから、2列目のポケットで隊列を確定させるという枠番不問のレースぶりでした。 このレースでナリタブライアンに並ぶ最大着差(0.6秒差)をつけたダノンプレミアムは、素直に強いでしょう。マークした指数も2歳暮れのレースにして、凡戦の年の皐月賞ならば勝ち負けできるレベルのものでした。 ★レベル3位 2018年 弥生賞 (PP指数17pt) ダノンプレミアムが通るところはレベルが高く、弥生賞は皐月賞、朝日杯FSに次ぐ決着指数。このレースでもダノンプレミアムが好発を切ったものの、外のサンリヴァルに行かせて2番手。ワグネリアン、ジャンダルムなど、他の有力どころが差し馬だったこともあり、皐月賞出走権が欲しいサンリヴァルが後続を突き放して逃げ、ダノンプレミアムは離れた2番手。 サンリヴァルはダノンプレミアムにとって、絶好のカモになってしまいましたが、次走皐月賞ではその鬱憤を晴らす形での2着。また、ダノンプレミアムにとっても離れた2番手で折り合えていたことは大きな収穫。口を割る場面はあったものの、コントロールは効いていました。 ★レベル4位タイ 2017年 東京スポーツ杯2歳S (PP指数16pt) コスモイグナーツは淡々としたペースで逃げてハイペース。前へ行った3頭から大きく離れてカフジバンガード、ワグネリアンという隊列。このレースは、出負けからワグネリアンの1列後ろの最後方でレースを進めたルーカスは、展開に恵まれての2着という評価以外の何でもありません。 ルーカスは、その後のホープフルSで馬脚を現して6着凡退。皐月賞トライアルのスプリングSでも9着に敗れました。では、ワグネリアンは展開に恵まれなかったのか? いや、ルーカスほどではないにしても展開に恵まれたのは確かです。 ★レベル4位タイ 2018年 スプリングS (PP指数16pt) このレースでもコスモイグナーツが逃げました。コスモイグナーツは、好発を切ったエポカドーロのハナを奪って、後続を突き放しての逃げ。東京スポーツ杯2歳Sほどのハイペースではなかったにせよ、速い流れ。前半4F47秒8で通過しながらも、後半4F48秒5でまとめて、ラスト1Fで加速したのは、2番手以下の馬たちが上手く脚をタメることができたからでしょう。 レースの結果は、それまでダノンプレミアムに2度敗れていたステルヴィオが優勝して、「ダノンプレミアム強し」を見せつけた形。ただし、ペースを考えるとレース内容は、エポカドーロのほうがやや上。ステルヴィオはけっして弱くはありませんが、あまり強調材料のない馬。 ただ鞍上のルメール騎手が「距離が延びてどんどん良くなる馬」とコメントしているように、芝1600mよりも芝2400mの馬ではあるでしょう。このレースでもいい脚を長く持続させていました。 ★レベル4位タイ 2018年 青葉賞 (PP指数16pt) 共同通信杯やスプリングSなど、これまで出遅れることが多かったゴーフォザサミットがスタートをバッチリ決め、好位から突き抜けて完勝。一度出して、他馬の出方を窺いながら、中団の内目に控える余裕もありました。 ゴーフォザサミットはまともなスタートが切れれば、重賞のひとつやふたつは勝てるんだなあと、とても感心する内容。しかし、差のない2着馬は、ゆきやなぎ賞でサトノワルキューレに完敗のエタリオウだったように、戦った相手があまり強くなかったのも事実。 青葉賞馬がダービーで通用する年というのは、青葉賞でも皐月賞と同等レベルの決着指数になることが多いもの。ダービーの前哨戦でありながら、皐月賞と比べて指数比較で見劣ってしまった点はマイナスでしょう。 ★レベル4位タイ 2018年 京都新聞杯 (PP指数16pt) ホープフルS、共同通信杯と後方一手だったステイフーリッシュが、これまでにない積極的な先行策から、逃げ馬メイショウテッコンを直線序盤で早々と捻じ伏せ、後続の追撃を全く寄せ付けずに2馬身弱の差をつけて完勝。 ペースがハイペースで、その離れた2番手を追走していたことを考えると、けっこう強い内容。切れる脚はあまりないけど、持久力はかなりある、まさにクリンチャータイプの馬と言えるでしょう。ステイフーリッシュがマークした指数はそこまで高くないのですが、レース内容は◎。キャリアの浅い馬だけに成長次第ではワンチャンスあるかもしれないという評価です。 ○まとめ 皐月賞で一応の勢力図の入れ替わりはあったものの、皐月賞上位馬に危うさを感じる一戦。しかし、旧勢力NO.1のダノンプレミアムは皐月賞を回避し、今回は約3ヵ月の休養明け。ここに皐月賞で前バテした馬や、早めに追い上げて末脚が不発した馬たち、さらにはダービー前哨戦の優勝馬などの付け入る隙は、あるのかどうかというところ。 私自身はダノンプレミアムに付け入る隙はないと見ています。なぜなら、管理する中内田先生から「挫跖はたいしたことがなかったけど大事を取った」と聞いているし、実際に調教の動きも良く、むしろ休ませたことで状態が良くなったようにさえ、感じたからです。 確かに競走馬を休養させるとスタミナ面が不足するので、休養明けで距離延長というのは明らかにマイナスです。しかし、この馬は、デビューから毎回、休養を挟みながら使われて、しっかりと結果を出している馬。それならば休養明けを大きく割り引く必要はないと見て、◎は(1)ダノンプレミアムとしました。東京の超高速馬場を考えても、ロスなく立ち回れる内枠はプラス。 ○は、昨年暮れのホープフルSの覇者(2)タイムフライヤー。今季の若葉S、皐月賞の凡退で一気に人気を落としましたが、これはホープフルSが消耗戦となり、展開に恵まれて優勝した疲れも影響しているはず。中距離では前に行ける脚がないものの、持久力はあるステイフーリッシュに似たタイプのように感じるので、これまでよりも距離が長くなるのは吉と出る可能性大。 ▲は、デビュー3戦目の前走・皐月賞では5着の(5)キタノコマンドール。前走は後方から一番いい脚で伸びての内容。もし皐月賞が超高速馬場だったら、後方からズドンを決められていたかもしれないと感じさせる内容でした。ノーザンFは初年度から提携しているDMMドリームクラブにもっとも素質の高い馬をあてがったのか? 今年はダノンプレミアムという存在がいることから、切れ味が強く要求されるレースにはならないと見ていますが、成長力に期待するならば、ブラストワンピースよりもこちらでしょう。内枠にも恵まれました。 以下特注馬として、デビューから上昇一途で、前走の皐月賞でも前が厳しい流れを先行して3着と善戦の(16)ジェネラーレウーノ。この馬は外枠ですが、前に行ける馬なので問題ないはず。また、今回は超高速馬場で逃げ馬不在。皐月賞ほどペースが上がらないと見ているので、この馬を特注馬としました。前走で厳しい流れを経験しているので、心肺機能が強化されての前から押し切りの可能性も十分あるでしょう。 △に昨年の東京スポーツ杯2歳Sの優勝馬(17)ワグネリアン。この馬は、休養明けの前々走・弥生賞で2着。前走の皐月賞は二走ボケを起こしていたようで反応がとても悪く、3~4コーナーでエンジンを掛け切れずに、4コーナーの大外をぶん回してしまう形。上手く内目、中目を回っていれば、もう少し上の着順を拾えた可能性もあります。 あとは前々走の共同通信杯の優勝馬(9)オウケンムーン。この馬は皐月賞で出遅れて後方から。鞍上がギャンブルを打って馬場の悪い内側から前との距離を詰めに行ったのですが、それが裏目に出た形。結果的に皐月賞当日は、内が伸びませんでした。前走がこの馬の能力ではないだけに、巻き返しを一考。あとは、今回のメンバーでどこまで通用するかです。 他では、デビュー3戦目で毎日杯を制した(8)ブラストワンピース。毎日杯が前記レースにランクインしなかったように、今年の同レースはここへ入るとけっしてレベルが高いとは言えず、ここは挑戦者の立場。能力の裏付けがない2番人気馬を買うことは心許ないのですが、キャリアが浅い馬だけに成長力も考慮して一応、トリガミ設定で押えます。 最後にこれまでにない積極的な先行策から、メイショウテッコンが逃げる速い流れを押し切って前走・京都新聞杯を圧勝した(10)ステイフーリッシュ。前記したように、前走は強い内容ですが、相手が楽だったのも確か。また、休養明けの前走で大幅に指数を上昇させているだけに、今回で二走ボケを起こす危険性も考慮の上で、一番下の評価としました。 |
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