Tip coliseum > E.Yamazaki's TipSATSUKI SHO G1 - 15/4/2018 Nakayama11R |
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まずは、先週同様にレベルの高いレースをピックアップしてみましたので、ぜひ参考になさって下さい♪ ★レベル1位 2017年 朝日杯フューチュリティS (PP指数19pt) デビュー2戦目のサウジアラビアRCを正攻法の競馬で完勝し、1番人気に支持されたダノンプレミアム。しかし、このレースでは逃げ馬不在の上に、積極的に出して行かなければ包まれる可能性が高い最内枠。愚直に出して逃げの手に出るのもありですが、そうすれば競られたり、突かれたりして苦しい……。場合によっては思わぬペースアップによって、相当に苦しい競馬になる可能性もあるでしょう。 また、逃げない選択をするならば、隊列が決まっていくなかのワンチャンスを逃してはいけない。騎手にとっては、相当プレッシャーがかかるでしょう。失敗すれば、乗り替わりを余儀なくされる場合もあるし、ファンからフルボッコにされる……。だから普通の騎手は、心が折れて逃げ、中途半端な着順でエンド。でも、すごく着順が悪いわけではないので、乗り替わることも滅多にないし、ファンからも叩かれない。 しかし、このレースでは鞍上の川田騎手には、逃げるという選択がなく、好発を切ってそこから外の様子を見ながら、2列目で抵抗しながらレースを進める形。外のケイティクレバーが行き切ったのを見てから、2列目のポケットで隊列確定。そこからスペースを取りつつ、我慢でレースを進めて、直線序盤で先頭から押し切っての完勝。それもナリタブライアンと並ぶレース史上最大の着差をつけての圧勝でした。 えっ? 川田騎手ってこんなに肝が据わっていたっけ?? ダノンプレミアムが強いからこそ動じないレースが出来たにせよ、この日の川田騎手は、カッコよかった(笑)。また、ダノンプレミアムは土下座レベルの強さでした。2歳のこの時点で例年の皐月賞レベルのPP指数をマークしたのだから、皐月賞馬が確定したも同然。さすがに皐月賞では逆らいづらいと見ていましたが、一転その主役は不在に。ガチガチ決着の今年の春のG1戦線で、ようやく神は片頬笑んだか? ★レベル2位 2018年 弥生賞 (PP指数18pt) ダノンプレミアムが通るところはレベルが高く、弥生賞は朝日杯フーチュリティSに次ぐ決着指数。このレースでもダノンプレミアムが好発を切ったものの、外のサンリヴァルに行かせて2番手。ワグネリアン、ジャンダルムなど、他有力どころが差し馬だったこともあり、皐月賞出走権が欲しいサンリヴァルが後続を突き放して逃げ、ダノンプレミアムは離れた2番手。 サンリヴァルはダノンプレミアムにとって、絶好のカモになってしまいましたが、皐月賞出走権がなくとも皐月賞に出走してこられるのがこの馬の運の良さ。また、ダノンプレミアムにとっても離れた2番手で、折り合えていたことは大きな収穫。口を割る場面はあったものの、コントロールは効いていたと思います! ★レベル3位タイ 2017年 東京スポーツ杯2歳S (PP指数16pt) コスモイグナーツは淡々としたペースで逃げてハイペース。前へ行った3頭から大きく離れてカフジバンガード、ワグネリアンという隊列。このレースは、出負けからワグネリアンの1列後ろの最後方でレースを進めたルーカスは、展開に恵まれての2着という評価以外の何でもありません。 ルーカスは、その後のホープフルSで馬脚を現して6着凡退。皐月賞トライアルのスプリングSでも9着に敗れました。では、ワグネリアンは展開に恵まれなかったのか? いや、ルーカスほどではないにしても展開に恵まれたでしょう。これが今回の皐月賞の最終決断を下す、肝になるはず。 ★レベル3位タイ 2018年 スプリングS (PP指数16pt) このレースでもコスモイグナーツが逃げました。コスモイグナーツは、好発を切ったエポカドーロのハナを奪って、後続を突き放しての逃げ。東京スポーツ杯2歳Sほどのハイペースではなかったにせよ、速い流れ。前半4F47秒8で通過しながらも、後半4F48秒5でまとめて、ラスト1Fで加速したのは、2番手以下の馬たちが上手く脚をタメることができたからでしょう。 このレースでは、これまでダノンプレミアムに2度敗れたステルヴィオが優勝して、「ダノンプレミアム強し」を見せつける形。しかし、ステルヴィオのレースぶりは、勝ちに行く競馬ではなく、前にマイネルファンロンを置いて、折り合って動いて行くという、皐月賞でダノンプレミアムの2着、展開に恵まれてあわよくばの銀メダルを意識したものでした。 ★レベル5位 2017念 ホープフルS (PP指数15pt) タフな馬場で行われたために走破タイムは平凡ながら、意外とレベルが高いのがホープフルS。タフな馬場で前へ行った3頭が競り合ったことで、淀みなくレースが流れました。 逃げたトラインは競走中止。さらに3番手のジュンヴァルロが14着に失速した中で、2番手追走から早め先頭に立ってのサンリヴァルの4着はとても優秀。また、このレース上位のタイムフライヤー、ジャンダルム、ステイフーリッシュは、前半で無理をしなかったことが功を奏した以外の何でもないでしょう。 実際にタイムフライヤーは次走の若葉Sで5着、ジャンダルムは次走の弥生賞で3着、ステイフーリッシュに関しては次走の共同通信杯で10着大敗を喫しています。ただし、前目内目が有利な馬場状態の中、後方の外からロスを作りながらの競馬になってしまったタイムフライヤーは、世間で言われるほど致命的では負け方ではなかったように感じます。 ○まとめ ダノンプレミアムを管理する中内田調教師に「ライバルはどの馬か?」と窺ったところ、ワグネリアン、タイムフライヤー、ステルヴィオなどの、後方から切れ味を生かす馬たちの名が挙がっていました。それはそうでしょう。前記した馬たちは、ダノンプレミアムとは真逆の脚質。ペース次第では、一矢報いる可能性がある馬たちです。 しかし、それを理解しているからこそ、ワグネリアンもタイムフライヤーもステルヴィオも、トライアルでは折り合いに専念し、末脚に特化させるレースをしてきました。キタノコマンドールのすみれSのレースぶりもそうです。 前に行ったのでは、ダノンプレミアムに潰される……しかし、末脚に特化すればワンチャンスあります。社台グループの運動会なんだから、グループの何かをオーバーペースで逃がして、後方からズドーンというのを狙えばいいのです。 しかし、その目論見は、土壇場でダノンプレムアムという主役を失ったことで崩れたでしょう。有力馬は前哨戦で折り合いに専念させているだけに、いざ、動こうとしても、容易に動けないはずです。これまで先行して好成績を残して来なかった馬が勝ちに行けば、日経賞で断然の1番人気にに支持されたキセキのように、失速するのはよくあるパターン。自ら動けば、動かなかった馬にやられるのが怖くて、動けなくなるのです。これが前哨戦ならば、負ける覚悟で動けますが、本番のG1では容易に動くことができません。 かつてメジロマックイーンという絶対王者にぶっ潰されまくったメジロパーマーが、メジロマックイーンが不在の宝塚記念と有馬記念だけ逃げて圧勝しているように、正攻法の競馬で連勝を重ねた主役回避のG1は大波乱、前からの押し切りが決まることが多いもの。ウオッカ不出走、レッドディザイア回避により、クィーンスプマンテ、テイエムプリキュアの行った、行ったが決まった2009年のエリザベス女王杯もまさにそのパターンでした。 今回の皐月賞は、雨による馬場悪化が不安材料でしたが、どうにか天候も持ちました。このまま雨が降らなければ、昨日同様の高速馬場のはず。まあ、ここもメジロパーマの宝塚記念や有馬記念、そして2009年のエリザベス女王杯のように、打つしかないでしょう! これは私の法則であり、この法則にのっとって馬券を当てて来たからこそ今がある以上、つべこべ言わすにホームラン狙い行きます! よって、◎は、新馬戦こそ取りこぼしたものの、そこから破竹の3連勝で京成杯を制した上がり馬(10)ジェネラーレウーノを推します。この馬の強調材料は、メジロパーマーやクィーンスプマンテ、テイエムプリキュア同様に、前走でオーバーペースの競馬を経験している点。東京スポーツ杯2歳SやスプリングSをハイペースにしたコスモイグナーツを追い駆けて優勝している点を評価しました。 メジロパーマーやクィーンスプマンテ、テイエムプリキュアのように失速していない点は気掛かりですが、成長合戦の3歳戦においては前走であまりに負けていると、巻き返してこれないのも事実。指数的に見ても走り過ぎたと言えるほどのレベルでもないので、大きな割引材料にはならないでしょう。 また、今回はエポカドーロが「強引にでも行きたい」とハナ宣言。この逃げ宣言はペースをダウンさせることの作戦のようにも思えますが、いずれにしてもアイトーンやエポカドーロあたりを見ながら立ち回れるのもいいでしょう。それにジェネラーレウーノは前走でスタミナを生かすレースをしたことで、少々、道悪になったとしても耐えられるでしょう。 ○は、昨年のG1・ホープフルSの覇者(1)タイムフライヤー。前哨戦は「負けるが勝ち」とばかりに、前走で5着凡退も能力の一端は見せられていることに好感があります。 ▲は、これまで敗れた相手はダノンプレミアムだけの(15)ステルヴィオ。この馬はどんどん強くなっている点に好感。また、距離を延ばした前走・スプリンターズSでもパフォーマンスを上げて優勝したように、距離が延びてこその馬。レース序盤で置かれ気味になるところがあるので、芝1800mよりも芝2000mだし、今回1番人気のワグネリアンよりも前を意識して動ける馬なので、3番手評価としました。 以下特注馬として、無敗で東京スポーツ杯2歳Sを制した(2)ワグネリアン。ただし、東京スポーツ杯2歳Sは展開に恵まれたのも確か。前走の弥生賞もサンリヴァルが道中後続を引きつけた作戦にどハマりしたように、ペースを考えるとどうやってもダノンプレミアムを負かせない位置での騎乗でした。 鞍上は前走は後方過ぎたという自覚はあるでしょうから、今回はある程度前を意識して動いて行く可能性もあり、そこが怖くて重い印を打てないのが本音。まあ、一番の理由は、ワグネリアンはこれまでに正攻法の競馬をしたことがないだけに、そういう競馬をした場合、大失速の可能性は十分あるということ。また、これまでのように末脚を生かす競馬をした場合には、ペースが上がり切らずに中途半端な着順で終わてしまうことも考えられるでしょう。 あとは△に時計の掛かる馬場で行われた、前々走・若駒Sを逃げて圧勝した(8)ケイティクレバー。高速馬場で行われた前走・すみれSはキタノコマンドールの決め手に屈しての2着でしたが、前に行ってのしぶとさを生かしての巻き返しに期待したいところ。この馬は二の脚がそこまで早くないので今回では逃げられないでしょうが、5走前の黄菊賞は折り合って2着と善戦しているので、逃げられなくても問題はありません。 他ではデビュー2戦目の京都2歳Sでは、○タイムフライヤーを2着に降して優勝した(12)グレイル。休養明けの前走・共同通信杯は、コスモイグナーツが楽に単騎で逃げる中、位置取りが後ろ過ぎたこともあって、7着と1番人気を裏切りました。しかし、今回は立て直されての一戦。ある程度、前に行けさえすれば、一発あっても不思議ありません。 最後にデビュー2戦目の前走・すみれSで変わり身を見せた(5)キタノコマンドール。すみれSは、3着馬のビックスモーキーが二走ボケのぶんもあったにせよ、次走のスプリングSで10着大敗を喫したようにレースレベル自体はあまり高くありません。しかし、競走馬はデビューしてから5戦目くらいまで大きく上昇することが多いもの。つまり、デビュー2戦目ですみれSを制した素質を評価して印を回しました。内心、いくら北野武さんが名付け親だからと言って、そう上手くいくかなあ~と思ってますけど('◇')ゞ。 |
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