4月の桜さんの競馬日記

馬職人さんの言葉

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パドックにいつもいた馬職人さんから、ある日1点買いのハナ差負けの馬券を無言で見せられた。3万円も買ってた。当たれば30万ちょいになる馬券だった。
「惜しかったですね」って私が言ったら、怖い顔して「惜しいと言うな!」と怒られた。コ、コワッ!とビビった。じゃあ、なんて言えばよかったんだよぅう~~って。
「競馬に惜しいとかないんだよ。勝ったか負けたかだけ。そんな甘いこと言ってたらいつまでたっても馬見て勝てるようにならないよ」って、パドックに消えていった。
えぇ~っ...厳しすぎる~じゃあ、ハズレ馬券見せないでよ、いいじゃん、惜しいもんは惜しいんだからさぁとずっと思ってた、あの頃は。。。

でも、いまになったらその気持ちが少しわかる。惜しくて負けると流れに乗れない。ハナ差負けが特にそう。外れるならしっかり外れて、そして、次のレースに挑みたい。惜しいという言葉は、自分を甘やかす言葉になる。迷いも生む。自分を追い込んで攻めなければいけない時に、惜しいという言葉を、ましてや自分より馬を見る眼がない私にその馬職人さんは言われたくなかったのだろう。

試験も受かるか 落ちるか 1点差で決まる。
恋愛も好きか 嫌いか どちらかに振れる。馬券も同じ、お金になるか、ならないかしかない。競馬でちゃんと勝ちたければという意味では、惜しいに意味は全く無いんだ。
ずっと引っかかっていた言葉だった。
それに気づくのに10年もかかった。長い。

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この日記へのコメント

4月の桜|2018年5月17日 8:32 ナイス! (0)

DBオーナーさん おはようございます。
コメントありがとうございます。

はい。競馬に楽しさを少しでも求めるなら
惜しいはあり!だと思います。

3万は私も単複でしか買ったことありません。

競馬場には馬で食べてる人が本当にいるんだ~って驚きました。その方たちのそのストイックさは傍で見ていてすごかったです。

人それぞれ買う額も券種選びも予想法も違います。でも、予算がある限り、買い方にメリハリつけなきゃ勝てないんだということはわかりました。休むときは休む、勝ったら帰る、攻める時は本当に攻めきる。
いかにどのレースをどの券種でどう攻めるかがすごく大事だと学びました。まだ私は全然~修得できてませんけど、レースを見極める力が欲しいです。
すみません。長々と。
コメントありがとうございました。

DBオーナー DBオーナー|2018年5月17日 6:51 ナイス! (1)

仕事なのか遊びなのかで違ってくるのでは?
私は3万一点買うときは複勝以外考えられません。

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