山崎エリカさんの競馬日記

本日の見所(デイリー杯2歳Sなど)

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2020年 武蔵野S・デイリー杯2歳S
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●武蔵野ステークス

武蔵野Sは先週のみやこS同様に、チャンピオンズCの前哨戦。さっくり言うと、中距離路線のトップクラスはG1・JBCクラシックへ、中距離路線の上がり馬はG3・みやこSへ、そしてG3・武蔵野Sは短距離~マイル路線の上がり馬が多く出走してきます。

しかし、チャンピオンディスタンスが主流の日本は、短距離<マイル<中距離の順で全体のレースレベルが高く、このためこのレースでは、前走でマイル以上の距離を使われている馬が活躍しています。

また、武蔵野Sが行われる東京ダ1600mの舞台は、2コーナー奥の芝からスタートし、最初の3コーナーまで約640mとストレートが長いのが特徴。これによりテンの遅い馬でも3コーナーまでにハナを主張することが可能。つまり、逃げたい馬、積極的なレースをしたい馬が複数出走していれば、隊列形成が激しくなり、超絶ハイペースになることもあります。

実際に過去には前半4F46.0-後半4F49.2のオーバーペースで流れて、4コーナー最後方のワイドバッハの追い込みが決まったこともありました。逆にスローペースになったことが一度もないので、出走馬の半数よりも後方からレースを運べる馬を本命視したいです。


●デイリー杯2歳ステークス

2歳G2としては数が少ない伝統のデイリー杯2歳S。このレースは2014年より施行時期が10月から11月に繰り下げられ、朝日杯FSの前哨戦になったことやサウジアラビアRCの創設、京都2歳Sの重賞格上げなど、2歳重賞が増えたことにより、かつてほど強豪が集わなくなりました。

しかし、一昨年のこのレースの優勝馬アドマイヤーマーズが朝日杯FSを制したように、案外と本番に繋がっています。本番で勝ち負けはともかく、2013年のこのレースの2着馬ボンネルヴィーソが朝日杯FSで12番人気で3着と好走するなど、このレースの上位馬が本番で穴を開けていることがけっこうあるので、そういう意味でも要注目のレースです。

また、デイリー杯2歳Sは過去10年で3コーナー先頭馬が2勝、2着2回、3着1回と活躍しているように、前半のペースが上がらず、逃げ、先行馬が有利の展開になることが多いのがポイント。差し、追い込み馬は昨年のレッドベルジュールのように、メンバー最速クラスで上がって来られる馬ではいと通用していません。

ただし、今年は京都芝1600mよりも差しが決まりやすい阪神芝1600mに舞台。まだ体力がついていない2歳馬同士の決着なので、極端なハイペースになることはないにせよ、今年は前走で京都芝1200mを逃げ切り勝ちしたスーパーウーパーが逃げるとなると、距離延長を意識してある程度スピードをセーブしたとしても、平均ペースよりも速い決着になると見ています。それだけに今回はある程度ペースが遅くても速くても対応できる末脚型の馬を本命視したいです。


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