Tip coliseum > N.Okamura's TipNHK MILE CUP G1 - 10/5/2020 Tokyo11R |
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ラップギアコース適性値【瞬8平2消0】に近い比率の馬が有利 番馬名 【ラップギア】瞬発指数 01シャチ 【瞬1平0消1】 90 02タイセイビ【瞬1平3消1】106 03レシステン【瞬1平2消1】105 04プリンスリ【瞬2平0消1】107 05シャインガ【瞬3平0消0】104 06ギルデッド【瞬2平2消0】101 07メイショウ【瞬0平2消0】 92 08サクセッシ【瞬3平0消0】105 09ラインベッ【瞬2平0消0】105 10ハーモニー【瞬2平2消0】 93 11ラウダシオ【瞬3平1消0】104 12ボンオムト【瞬2平1消0】105 13ニシノスト【瞬0平2消0】 88 14ルフトシュ【瞬2平1消0】 98 15ソウルトレ【瞬3平0消0】100 16ストーンリ【瞬2平0消0】111 17サトノイン【瞬2平1消0】106 18ウイングレ【瞬2平0消1】 97 東京芝1600メートルというコースは【瞬8平2消0】というラップギア・コース適性値なのだが、このNHKマイルカップに関しては少々特殊。近年の3歳戦は1200メートル重賞が不足してるため、スプリンターが1600メートルのこのレースに使われることも少なくない。そのため全体的にハイペースになりやすく、通常の瞬発力勝負にはなりにくく、非常にタフなレースとなっている。 ちょっと具体的な数字を出すと、このコース、このクラスなら(皐月賞やダービーとの比率からも)前半3ハロンは35秒6ぐらいになるはずなのだが、過去24回の施行で、前半3ハロンが35秒6を上回ったことは1度もない。最も遅いのが2005年の35秒5であり、それとて分類するならハイペースということになってしまう。過去24回の“前半3ハロン平均”は34秒4。すなわち過去24回、すべてハイペースでの施行だと考えているぐらい。 しかし【瞬8平2消0】の東京芝1600メートルコース。瞬発力の不足した馬はそれでもやはり不利だと思われる。たとえばこのNHKマイルカップは過去24年で1番人気が10勝。勝率42%の単勝回収116%。要するに『1番人気を買っとけばOK』なレースではあるのだが、 1999年1人気10着エイシンキャメロン【瞬1平5消0】 2000年1人気3着マチカネホクシン 【瞬1平2消0】 2002年1人気3着タニノギムレット 【瞬1平3消1】 2003年1人気11着ゴールデンキャスト【瞬0平0消3】 2005年1人気4着ペールギュント 【瞬1平3消0】 2006年1人気6着フサイチリシャール【瞬5平1消0】 2007年1人気2着ローレルゲレイロ 【瞬3平2消0】 2009年1人気10着ブレイクランアウト【瞬2平1消0】 2013年1人気7着エーシントップ 【瞬2平3消0】 2015年1人気5着グランシルク 【瞬1平3消0】 2017年1人気17着カラクレナイ 【瞬0平2消1】 2018年1人気12着タワーオブロンドン【瞬3平2消0】 2019年1人気5着グランアレグリア 【瞬2平1消0】 ※4着入線5着降着 敗れた1番人気を抜き出してみると、その多くがラップギア的に瞬発力不足の馬であったことが読み取れる。2019年グランアレグリアにしても、瞬発力を売り物にする馬ではないことは、今となっては明白だろう。 2019年はそれを理由にグランアレグリアを軽視し、当時ラップギア適性値【瞬5平0消0】のアドマイヤマーズに◎を打った(2番人気1着)。2007年1番人気2着だった【瞬3平2消0】のローレルゲレイロや、2018年1番人気17着の【瞬3平2消0】のタワーオブロンドンも、この辺りに類する馬ではないかと思う。 今年はどうやらラップギア適性値【瞬1平2消1】のレシステンシアと【瞬1平3消1】のタイセイビジョンが上位人気ということになりそう。【瞬2平1消0】サトノインプレッサと【瞬2平1消0】ルフトシュトロームにしても単純な数字こそ平坦優勢ではないものの、どちらも瞬発力を要さない流れで一番強い競馬を見せての重賞勝ち(NZTと毎日杯)。前2頭に類するタイプだと考えており、個人的には筆頭推奨するまでには至らない。 瞬発力が必要であるにもかかわらず、瞬発力という観点では上位人気勢が頼りなく見える、今年のNHKマイルカップ。瞬発力を測る『瞬発指数』にも、その低さが現れていると思う。 ならばもう、ここは穴狙いしか あるまいよ。 となると、まず考えるべきは指数的にも抜けている【瞬2平0消0】(16)ストーンリッジだろうか。毎日杯6着で一気に人気を落とすことになった馬なのだが、その敗戦から3日後には、陣営は次走をNHKマイルカップにすると決めていたようだ。ただ、そこから3週間ほど調教で時計を出せていないのが大きな難点。鞍上もなかなか決まらず、その時点ではNHKマイルカップには出ないのではないかと思われたほどだ。ちょっとこの辺り、何があったのかは分からないのだが、大幅な減点材料であることは間違いない。うーむ、やっぱ厳しいか? ここで唐突に各馬評(笑) (3)レシステンシア 怪物とも言われた2歳牝馬チャンピオン。阪神JFは走破タイムはもちろん、前半も上がりもサリオスより速いと話題に。そのスピード能力はともかく、適性で語るなら1600メートルでも長いぐらいで、早々にスプリント路線に行くべき馬だという見解は、ファンタジーSからまったく変わりがない。 (2)タイセイビジョン デビュー前から相当走ると言われていた馬で、それにしても この血統で朝日杯2番人気にはビックリした。現状1600メートルをこなしてはいるのだが、将来的には高品質のスプリンターになりそう。去年のグランアレグリアにも近いイメージで(1番人気4着入線5着降着)、それだけにNHKマイルカップでは懐疑的。 (17)サトノインプレッサ 3戦3勝で急浮上してきた、皐月賞でのサトノフラッグ的な存在。ディープインパクトの産駒でもあるので、人気の一角を占めることは間違いないか。能力的には上位だが、スタートは上手くない。過去3レースともに、一瞬でビュッと伸びる脚は見せていない。瞬発力はそんなに持っていないか? レース映像からはタイキブリザード(1994年~1997年現役)を彷彿とさせるような、クビの低い走り。タイキブリザードはクビが低いと言うよりはクビの重そうな走りだったのだが、こういった走法の馬は瞬発力に欠け、距離は長いほうが良い傾向。こういう走り方自体は大好きなのだが。カッコイイよね。 (14)ルフトシュトローム これも急浮上してきた3戦3勝の馬。スローで先行して上がり最速、ハイペースで追い込んで上がり最速。血統的にはディープインパクトの近親にあたる。ただ、ラップ的にはニュージーランドトロフィーの勝ち方が余計。未知の魅力が消え、逆に底が見えてしまった印象。 (8)サクセッション 海外G1・2着の実績があるグルーガーの5歳下の全弟。デイリー杯2歳Sの大敗で、裏街道から再起を図ることになった。そのデイリー杯2歳Sは一番ペースが上がったところで先頭に立ってしまうキツい競馬。いつも勝手に早目進出になってしまう馬で、自ら厳しい展開を作ることになってしまっている。そういう気性なのか? (16)ストーンリッジ デビュー2戦目からG3・きさらぎ賞で強い相手にぶつけられてきた素質馬。そこで惜しくもクビ差2着、勝っていれば3戦目皐月賞で3着4着ぐらいはあったかも。その次のG3・毎日杯は流れが合わなかったので度外視しても良いのだが、NHKマイルカップに向けては順調さを欠いているような? (9)ラインベック 去年7月、現2歳最初の2勝馬となって血統面からも注目された馬。その後は距離を延ばして苦戦が続くも、マイルに戻って再び注目されるところ。G1・皐月賞である程度先行できた馬は、着順に関係なくNHKマイルカップでは好走傾向。皐月賞から一気の巻き返しがあるかも。 (11)ラウダシオン 1600メートルでの勝ち鞍がなく、人気になる要素の薄い一頭。ただ、意外と瞬発力があるし、ラップ的に距離は保つはず。もみじS(OP)は不良馬場、ラップ的にも前での決着が濃厚な流れ、それを一瞬のうちに捉えた瞬発力は見事だった。クロッカスS(リステッド)は逃げの競馬。2段階追いつかれるように見えて、そこから2度に渡ってさらに伸び、サリオスの朝日杯フューチュリティSを彷彿とさせるようなレースだった。3歳で安田記念を勝った、父のリアルインパクトは本当にすごい馬。 (5)シャインガーネット 前走のG3・ファルコンSで(11)ラウダシオンを下した、その一点だけで買い要素になり得る馬。唯一の敗戦であるフェアリーS4着は、瞬発力を武器とする馬なら度外視しても良いレース。 ということで単勝80倍見当(16)ストーンリッジでの勝負を諦めるなら 【瞬3平0消0】(5)シャインガーネット 【瞬3平0消0】(8)サクセッション 【瞬2平0消0】(9)ラインベック 【瞬3平1消0】(11)ラウダシオン の4頭を強弱を付けて買うことにする。来たら一番嬉しいのは(11)ラウダシオン。注文を付けるなら、逃げるような形よりも末脚を生かす方向でお願いしたいところ。距離が不安だと言うなら そう乗るよね? ---------- ※【ラップギア】とは、各レースラップのラスト4ハロンのみに注目した適性分析です。JRA発表のラップタイムを一定の公式に当てはめ、誰でも簡単に算出することができます。数値が大きければ良いというものではなく、コース適性値と“比率”の近い馬が有利だと考えられます。 ※ 瞬発指数は、“走破タイム”を一切考慮せず、ラップタイムを一定の公式に当てはめて算出した競走馬の能力値です。数値は全階級に対しての絶対値であり、下限70~上限130辺りだと考えられます。競走馬の能力は変動相場であり、1走ごとに変化します。 |
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