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【徹底攻略29】自家製種牡馬の考察(1)
執筆者:横井顕 2017年1月25日(水) 20:40
 ナイス 5



重賞を1勝以上した牡馬は、引退後に種牡馬入りすることができます。

種牡馬になったときのパラメータはどう決まるのか。

これまで採ったサンプルをもとに、考察してみたいと思います。





レア度、距離適性、ダート適性

これらは父の種牡馬のパラメータをそのまま受け継ぐようです。★5の種牡馬の仔は★5。その子もその孫もずっと、みんな★5です。

距離適性も同様に、父とまったく同じパラメータになります。

ダート適性に関しては、競走馬時代のダート適性が影響するのかと思いましたが、こちらはまったく関係なく、どの仔も父のダート適性がそのまま受け継がれていました。

競走馬としてダート適性がEと低かった馬も、父が◎だと、種牡馬入り後は◎になっています。



気性・底力・体質

これらについては、競走馬時代のパラメータと、父のパラメータの両面から調べてみました。どちらを受け継いでいるのか。

■父のパラメータと競走馬時代のパラメータによって種牡馬入り後のパラメータがどうなるか




サンプルの該当する箇所しか調べられませんでしたが……。

どうも父のパラメータのほうを色濃く受け継いでいるような感じがします。競走馬時代のパラメータによる影響は少なめですね。

全体的に言えることは、「父のパラメータと同じかそれより1段階下のパラメータになる」ということです。父のパラメータを越える馬も出るのかもしれませんが、今回のサンプルでは確認できていません。



実績

産駒のスピードとスタミナのレベルを決める重要なパラメータです。父の実績パラメータごとに、その仔が種牡馬入り後にどんな実績になったのか、まとめたのが以下のデータです。

■父の実績と種牡馬入り後の実績




実績Cの仔のサンプルがちょっと少ないですが……。

一部の馬は父の実績をそのまま受け継ぐものの、多くの馬は父のパラメータより1段階下になる……といったところでしょうか。

どういうケースだと父のパラメータをそのまま維持できるのか。競走馬時代の戦績などと関連を調べてみましたが、イマイチ傾向がわかりませんでした。

目一杯育ててGⅠを10勝以上した馬でも1段階下がるし、逆にGⅢを1勝しただけで種牡馬入りした馬が父のパラメータを維持していたり、と。

『ダビマス』のゲーム性から考えて、ランダムではなく何かに関連しているものと思われますが、今のところ謎です。



安定

以前の『ダビスタ』シリーズでは、種牡馬入り後の安定パラメータは、競走馬時代のハンデ(ハンデ戦で背負う斤量)の数字と連動していました。

『ダビマス』でもそうなのか。競走馬時代のハンデをメモしたうえで、種牡馬入り後の安定がどうなったか、まとめたのが以下の表です。

■競走馬時代のハンデと種牡馬入り後の安定




ハンデが高かった馬ほど種牡馬入り後の安定も高くなる……という傾向が見えます。

ただ61kgの例のように、同じハンデでも安定が違う場合もありました。また、ハンデ55kgだった馬が安定Bになった例もあります。

そのほか、ハンデは未確認だったのですが、重賞を1勝しただけで安定Aになった馬も何頭かいました。

正確なところは不明ですが、あくまでもひとつの目安……くらいに見ておいてください。



ちなみに『ダビスタ』シリーズでは「ハンデ」はその馬の人気を表しており、相手に関係なく、ハンデ戦ならどのレースでも同じ数字になります。そしてこのハンデは強い相手に勝てば上がり、弱い相手に負けると下がります。

確認するには、ハンデ戦に登録して出走予定馬一覧を表示し、自分の馬の斤量を見ます。



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○執筆者プロフィール
横井 顕(よこい・けん)
 ゲームが趣味かつ仕事のフリーライター。1994年に『ダービースタリオンⅡ』の公式全国大会で優勝し、以後ゲーム攻略記事に携わる。『ダービースタリオンⅢ全書』(アスキー出版)、『ダービースタリオン96全書』(アスペクト)など90年代の作品から、最近の『ダービースタリオンGOLD全書』(KADOKAWA)まで、シリーズ全般の攻略記事を執筆。現在は最新作『ダービースタリオンマスターズ』をプレイし、本サイトで攻略コラムを公開中。

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