重賞を1勝以上した牡馬は、引退後に種牡馬入りすることができます。 種牡馬になったときのパラメータはどう決まるのか。 これまで採ったサンプルをもとに、考察してみたいと思います。 レア度、距離適性、ダート適性 これらは父の種牡馬のパラメータをそのまま受け継ぐようです。★5の種牡馬の仔は★5。その子もその孫もずっと、みんな★5です。 距離適性も同様に、父とまったく同じパラメータになります。 ダート適性に関しては、競走馬時代のダート適性が影響するのかと思いましたが、こちらはまったく関係なく、どの仔も父のダート適性がそのまま受け継がれていました。 競走馬としてダート適性がEと低かった馬も、父が◎だと、種牡馬入り後は◎になっています。 気性・底力・体質 これらについては、競走馬時代のパラメータと、父のパラメータの両面から調べてみました。どちらを受け継いでいるのか。 ■父のパラメータと競走馬時代のパラメータによって種牡馬入り後のパラメータがどうなるか サンプルの該当する箇所しか調べられませんでしたが……。 どうも父のパラメータのほうを色濃く受け継いでいるような感じがします。競走馬時代のパラメータによる影響は少なめですね。 全体的に言えることは、「父のパラメータと同じかそれより1段階下のパラメータになる」ということです。父のパラメータを越える馬も出るのかもしれませんが、今回のサンプルでは確認できていません。 実績 産駒のスピードとスタミナのレベルを決める重要なパラメータです。父の実績パラメータごとに、その仔が種牡馬入り後にどんな実績になったのか、まとめたのが以下のデータです。 ■父の実績と種牡馬入り後の実績 実績Cの仔のサンプルがちょっと少ないですが……。 一部の馬は父の実績をそのまま受け継ぐものの、多くの馬は父のパラメータより1段階下になる……といったところでしょうか。 どういうケースだと父のパラメータをそのまま維持できるのか。競走馬時代の戦績などと関連を調べてみましたが、イマイチ傾向がわかりませんでした。 目一杯育ててGⅠを10勝以上した馬でも1段階下がるし、逆にGⅢを1勝しただけで種牡馬入りした馬が父のパラメータを維持していたり、と。 『ダビマス』のゲーム性から考えて、ランダムではなく何かに関連しているものと思われますが、今のところ謎です。 安定 以前の『ダビスタ』シリーズでは、種牡馬入り後の安定パラメータは、競走馬時代のハンデ(ハンデ戦で背負う斤量)の数字と連動していました。 『ダビマス』でもそうなのか。競走馬時代のハンデをメモしたうえで、種牡馬入り後の安定がどうなったか、まとめたのが以下の表です。 ■競走馬時代のハンデと種牡馬入り後の安定 ハンデが高かった馬ほど種牡馬入り後の安定も高くなる……という傾向が見えます。 ただ61kgの例のように、同じハンデでも安定が違う場合もありました。また、ハンデ55kgだった馬が安定Bになった例もあります。 そのほか、ハンデは未確認だったのですが、重賞を1勝しただけで安定Aになった馬も何頭かいました。 正確なところは不明ですが、あくまでもひとつの目安……くらいに見ておいてください。 ちなみに『ダビスタ』シリーズでは「ハンデ」はその馬の人気を表しており、相手に関係なく、ハンデ戦ならどのレースでも同じ数字になります。そしてこのハンデは強い相手に勝てば上がり、弱い相手に負けると下がります。 確認するには、ハンデ戦に登録して出走予定馬一覧を表示し、自分の馬の斤量を見ます。 ★ダビスタ名人・横井顕もリアルタイムで遊んでいる「ダービースタリオン マスターズ」をいますぐダウンロード → iOS版 / Android版 ○執筆者プロフィール 横井 顕(よこい・けん) ゲームが趣味かつ仕事のフリーライター。1994年に『ダービースタリオンⅡ』の公式全国大会で優勝し、以後ゲーム攻略記事に携わる。『ダービースタリオンⅢ全書』(アスキー出版)、『ダービースタリオン96全書』(アスペクト)など90年代の作品から、最近の『ダービースタリオンGOLD全書』(KADOKAWA)まで、シリーズ全般の攻略記事を執筆。現在は最新作『ダービースタリオンマスターズ』をプレイし、本サイトで攻略コラムを公開中。
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