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【徹底攻略2】調子と馬体重の管理
執筆者:横井顕 2016年11月29日(火) 13:04
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『ダビマス』での競走馬の育成は、過去のシリーズと同じく、おまかせ調教と手動調教の2種類があります。おまかせ調教がいい加減で、手動調教のほうがきめ細かく育成できる……というのもそのままです。

ただ所有頭数が増えてくると、ぜんぶを手動調教で育てるのはさすがにたいへん。期待の馬は手動調教で、他の馬はおまかせ調教で……と使い分けるのが良さそうです。

その手動調教についてですが、やり方は過去のシリーズとほぼ同じ。これまで手動調教をしたことがある人なら、すぐに馴染めます。

調教メニューの育成効果については不明な点が多いので、ここでは調子と馬体重の管理について見ていきます。



馬体重の調整

競走馬にはそれぞれ「ベスト体重」があります。ベスト体重ぴったりでレース出走したときにいちばん力を発揮できます。

レース出走時にベスト体重になるよう、調教するのが大事になります。このベスト体重は、調教師のコメントから判断することができます。

●馬体重に関する調教師のコメント
・ベスト体重+10kg以上のとき………「だいぶ重いようです」
・ベスト体重+ 8kgのとき……………「まだちょっと太めです」
・ベスト体重- 6~+ 8kgのとき……調子に関するコメント
・ベスト体重-10kg以下のとき………「馬体が細すぎますね」

お馴染みのコメントですね。ただ、コメントの境目が過去のシリーズとは少し変わっています。「まだちょっと太めです」と言われた体重から-8kgのところがベスト体重になります。


▲この馬は480kgで「まだちょっと太めです」と言われたので472kgがベスト体重。


なお、他地域のレース(美浦なら東京・中山以外、栗東なら京都・阪神以外)へ遠征すると馬体重が-4~-6kgされます。遠征になる場合は、その分重めの状態で出走しましょう。

ただし馬運車を作ってあれば、この遠征による体重減がなくなります。レース開催地を問わず同じ体重で仕上げればいいので、育成が楽になります。

また、馬運車には維持費はかかりません。作っておくことをおすすめします。



ベスト体重の成長

一部の早熟馬を除き、ベスト体重は成長とともに増えていきます。育成中は、ときどき体重を増やして「まだちょっと太めです」のコメントの出るラインをチェックしておきましょう。

次項で述べる調子のコメントでも一部ベスト体重が判別できるので、こちらも併せて利用してみてください。

ベスト体重の成長は、3歳時まで起こるようです。古馬になるとベスト体重はほぼ安定します。



調子の管理

競走馬には調子のバイオリズムがあります。過去のシリーズでお馴染みの、以下の8段階です。



[A]「少しずつですが調子が上がってきました」
[B]「調子も上がってきて 馬体にもツヤが」(ベスト体重以上)
  「調子があがってきていますが すこし馬体が」(ベスト体重未満)
[C]「順調に仕上がってきてます」(前走勝利)
  「調子が上がってきました」(前走2着以下)
[D]「状態はバッチリです」(疲労少ない)
  「調子はハッキリといいですね」(疲労多い)
[E]「相変わらず元気ですよ」
[F]「調子はまずまずといったところですかね」
[G]「少しバテてきてますね」
[H]「調子は上がってきてますが なにぶん太いので」(ベスト体重以上)
  「まぁまだ太いですね しっかり絞って」(ベスト体重以上)
  「カイ食いが落ちているようですね」(ベスト体重未満)


週を送るたびに、現在の調子を維持するか、1段階進むかのどちらかになります。併せ調教や2回調教を行なうと、その週中に1段階進むことがあります。

絶好調の[D]のときにレース出走するのがもっとも能力を発揮できます。次いで「順調」の[C]や「相変わらず」の[E]のときも高パフォーマンスが期待できます。

それ以下の調子のときは本来の力を十分に出せないので、よほど力差がない限りレース出走はやめたほうがいいでしょう。


調教によって介入できるのは、併せ調教や2回調教で調子を早く進めることだけ。目標レースが近い場合や不調を脱出したい場合などは、早く調子を進めるのが有効です。

逆に、好調を維持したい場合などは、調子が進まないように祈りながら週を送るしかありません。


▲[B]と[H]のコメントはベスト体重の判別にも使える。



以上で述べたように、手動調教では馬体重と調子を考えながら調教を行なっていきます。

なお、昔よくやった「併せ2日追い」(1回目・2回目ともに併せ調教をすること)はやめたほうが無難です。『ダビマス』では、2回目にハードな調教をすると高確率で故障する感じがあります。



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○執筆者プロフィール
横井 顕(よこい・けん)
 ゲームが趣味かつ仕事のフリーライター。1994年に『ダービースタリオンⅡ』の公式全国大会で優勝し、以後ゲーム攻略記事に携わる。『ダービースタリオンⅢ全書』(アスキー出版)、『ダービースタリオン96全書』(アスペクト)など90年代の作品から、最近の『ダービースタリオンGOLD全書』(KADOKAWA)まで、シリーズ全般の攻略記事を執筆。現在は最新作『ダービースタリオンマスターズ』をプレイし、本サイトで攻略コラムを公開中。

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