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| 着 順 | 枠 番 |
馬 番 |
予想印 | 馬名 | オッズ |
性齢 | 重量 | 騎手 | 一言コメント |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 7 | 13 | ○ | ラヴズオンリーユー | 4.0 | 牝3 | 55.0 | M.デムー | |
| 2 | 5 | 10 | カレンブーケドール | 94.1 | 牝3 | 55.0 | 津村明秀 | ||
| 3 | 1 | 2 | クロノジェネシス | 4.1 | 牝3 | 55.0 | 北村友一 | ||
| 4 | 6 | 12 | ウィクトーリア | 14.3 | 牝3 | 55.0 | 戸崎圭太 | ||
| 5 | 4 | 8 | ◎ | ダノンファンタジー | 6.4 | 牝3 | 55.0 | 川田将雅 | |
| 6 | 4 | 7 | シャドウディーヴァ | 16.4 | 牝3 | 55.0 | 岩田康誠 | ||
| 7 | 2 | 4 | △ | シェーングランツ | 32.6 | 牝3 | 55.0 | 武豊 | |
| 8 | 3 | 6 | △ | アクアミラビリス | 119.7 | 牝3 | 55.0 | 藤岡佑介 | |
| 9 | 2 | 3 | ▲ | コントラチェック | 5.1 | 牝3 | 55.0 | D.レーン | |
| 10 | 8 | 18 | フィリアプーラ | 299.4 | 牝3 | 55.0 | 丸山元気 | ||
| 11 | 3 | 5 | △ | エールヴォア | 16.8 | 牝3 | 55.0 | 松山弘平 | |
| 12 | 6 | 11 | シゲルピンクダイヤ | 12.4 | 牝3 | 55.0 | 和田竜二 | ||
| 13 | 5 | 9 | ウインゼノビア | 321.0 | 牝3 | 55.0 | 松岡正海 | ||
| 14 | 1 | 1 | ジョディー | 122.5 | 牝3 | 55.0 | 武藤雅 | ||
| 15 | 8 | 16 | ビーチサンバ | 19.0 | 牝3 | 55.0 | 福永祐一 | ||
| 16 | 7 | 14 | △ | フェアリーポルカ | 74.8 | 牝3 | 55.0 | 幸英明 | |
| 17 | 8 | 17 | メイショウショウブ | 198.8 | 牝3 | 55.0 | 池添謙一 | ||
| 18 | 7 | 15 | ノーワン | 183.0 | 牝3 | 55.0 | 坂井瑠星 |
| 式別 | 買い方 | 組み合わせ | 1点あたりの金額 |
|---|---|---|---|
| 複勝 | 通常 | 8 | 5,000円 |
| 馬連 | 通常 | 8 - 13 | 1,500円 |
| 3 - 8 | 1,500円 | ||
| 6 - 8 | 500円 | ||
| 4 - 8 | 500円 | ||
| 5 - 8 | 500円 | ||
| 8 - 14 | 500円 | ||
| 合計 | 7通り | 10,000円 | |
| 購入額 | 払戻額 | 収支 | 回収率 |
|---|---|---|---|
| 10,000円 | 0円 | -10,000円 | 0% |
山崎エリカのコメント
今年は、牝馬クラシック第1弾の桜花賞を制したグランアレグリアが路線変更して不在。また、フラワーＣで圧巻の逃げ切り勝ちを収めたコントラチェックや、忘れな草賞を勝って3戦3勝のラヴズオンリーユーなど、別路線から新興勢力も現れ、混沌とした雰囲気になりました。
オークストライアルのフローラＳは、フラワーＣで勝ち馬に離された4着、5着馬が、勝ち馬と小差の2着、3着に好走していることから、レベルが低いことは容易に推測がつくでしょう。しかし、今年の桜花賞は、本当にレベルが高かったのか？ また、フラワーＣや忘れな草賞のレベルは、それ以上かそれ以下かの判断がついていない方も多いだけに、そこにポイントを置いて、どの路線がレベルが高かったかを見ていきましょう。
★レベル1位 2019年 桜花賞 (PP指数18pt)
逃げ馬不在。大外枠から、ロスを嫌って本来逃げ馬ではないプールヴィルが逃げて、前半4F47秒7の超スローペースになりました。このスローで折り合いを欠くことを嫌って、3～4コーナーの外から動いて、先頭に立ったのがグランアレグリアでした。
グランアレグリアのセーブしきれないスピードをふまえると、3～4コーナーの外から動いて行くのがベストではありましたが、ペース論上で考えた場合は、明確に早仕掛け。実際に、グランアレグリアをマークで動いた1番人気のダノンファンタジーは潰れました。
逆に、グランアレグリアが、ダノンファンタジーを潰してくれたことで浮上したのが、後半の競馬に徹したシゲルピンクダイヤでした。シゲルピンクダイヤは、ここでもメンバー最速の上がりを駆使しましたが、展開に恵まれた一面もあるだけに、過大評価は禁物でしょう。また、今年の桜花賞は、例年並みの決着指数でしたから、新興勢力が台頭しても不思議ありません。
★レベル2位 フラワーＣ (PP指数17pt)
菜の花賞を超ハイペースで逃げ切ったコントラチェックが、4番枠から好スタートを決めジョディーが競り掛けて来なかったこともあり、マイペースで逃げで完勝。前半4F48秒7-後半4F46秒9の楽な逃げが打てたために、好指数での逃げ切りでした。
確かに、強い馬ではあるのですが、今回はさらなる距離延長となる中、楽に逃げられるかどうかが疑問。今回は逃げ馬として覚醒したジョディーも楽にハナを譲ったりはしないでしょう。また、逃げ馬論からも、今回は超高速馬場と絶好調のレーン騎手を加味しても、積極的には狙えません。
★レベル3位タイ 阪神ジュベナイルＦ (PP指数15pt)
2番枠の逃げ馬ジョディーは、テンの速い1番枠のベルスールにハナを奪われ、外からラブミーファインらに来られて、位置を下げる形。ベルスールがジョディーの逃げを封印する逃げを打ったために、緩みないペースとなりました。
また、高速馬場ということもあいまって、速い末脚が求められ、ロスが許されない状況の中で、クロノジェネシスがダノンファンタジーを4コーナーの大外に張りに行って、逆に張り返されたのが致命的でした。4コーナーでクロノジェネシスがダノンファンタジーよりも内なら、1着のダノンファンタジーとの着順が入れ替わっていた可能性は十分あったでしょう。
★レベル3位タイ チューリップ賞 （PP指数15pt）
雨の影響が多少あり、標準的な馬場で行われました。レースは、前半4F47秒8-後半4F46秒3のややスローペース。1番枠から好発を切って、川田騎手得意の2列目のインポジション。しかし、直線序盤では進路がなく、ドナウデルタ＆北村友が、阪神ジュベナイルＦの屈辱をとばかりに外からダノンファンタジーを締めたために、ダノンファンタジーは仕掛けをワンテンポ待たされる形となりました。
ダノンファンタジーが仕掛けたのは、ラスト1F地点を過ぎてから。このためラスト1Fが11秒9まで減速。この減速で外から勢いに乗せて前との着差を詰めて2着に浮上したのがシゲルピンクダイヤでした。シゲルピンクダイヤはダノンファンタジーと比較した場合には恵まれましたが、それでも3着以下には完勝の内容でした。
★レベル5位タイ クイーンＣ （PP指数14pt）
阪神ジュベナイルＦで逃げられなかったジョディーが楽々の逃げ。レースは、前半4F48秒4-後半4F45秒8の超スローペース。ジョディーは自分のペースで逃げることができましたが、阪神ジュベナイルＦでも上位のクロノジェネシスやビーチサンバが強く、3着が精一杯でした。
また、ジョディーは、フラワーＣで5着に敗れていることからも桜花賞→フラワーＣの順でレベルが高いことが窺い知れるでしょう。ビーチサンバは、出遅れたことでじっくりと構えて後半の競馬に徹しましたが、そういう競馬で結果を出せたことで、もうワンランク相手が強くても通用することを証明しました。
★レベル5位タイ 菜の花賞 (PP指数14pt)
コントラチェックがまずまずのスタートを決めて、そこから軽く促してハナを主張。前半4F46秒1のかなり速いペースで逃げ、3コーナーで後続を引付けて、4コーナーでも仕掛けを待って、直線で一気に加速。ラスト1Fで後続を寄せ付けず、3馬身半差の圧勝を飾りました。
このようにコントラチェックは一本調子の逃げ馬ではなく、スピードをコントロールできる馬。それだけに、今回のオークスでは距離延長を意識して逃げない可能性が高いでしょう。
★レベル5位タイ 忘れな草賞 （PP指数14pt）
デビューから2戦ともメンバー最速の上がり3Fを駆使したラヴズオンリーユーがここも勝利しました。スタート後の接触もあってエキサイトしながらの走りでしたが、向こう正面で多少ペースが緩んだところで、外から勝ちに行って、後続を3馬身突き放しての完勝。早仕掛けながら、メンバー最速の上がりをマークしたことは高い評価ができます。
ラヴズオンリーユーは、デビュー3戦目で桜花賞上位馬やコントラチェックのフラワーＣに肉薄するレベルの指数をマークしました。2着がオークスを除外になったルタンブルだったように、確かに相手は弱かったですが、折り合いを欠きながら勝ちに行き、後続を突き放した内容は、豊富なスタミナを感じさせる内容でもありました。距離が長くなることで、もっとも加点材料があるのはこの馬でしょう。
○まとめ
桜花賞の2着馬シゲルピンクダイヤ、3着馬クロノジェネシスの桜花賞の指数は12pt。ダノンファンタジーのチューリップ賞の指数は15ptですから、コントラチェックやラヴズオンリーユーでも十分勝負になるでしょう。
ただし、フラワーＣを圧勝し、一昨年の皐月賞で1番人気に支持されたファンディーナが7着に敗れたように、裏街道を使われてきた馬というのは、よっぽど表街道のＧ1レースが凡戦ではない限り、簡単には陽が当たらないものです。
なぜかというと、本番に間に合わせようとして、押せ押せで仕上げてレースを使ってくることが多いからです。つまり、トライアルや前哨戦で、その時の全能力を出し尽くしてしまっているパターンがとても多いということ。
コントラチェックがなぜ、桜花賞を使わなかったのか？ また、ラヴズオンリーユーが、なぜ、キャリア3戦なのかを考えてみて下さい。確かに前記2頭が穴馬だった場合は、そのリスクを背負っても狙う価値はあるのですが、上位人気では腰が引けます。
私は、前記2頭の存在によって、やや陽が当たらなくなった桜花賞組の巻き返しを狙いたいです。能力面での強調材料はそこまでないのですが、桜花賞で一番負けっぷりが素晴らしかった馬を狙い撃ちたいです。
よって、◎には、デビュー戦こそグランアレグリアの2着に敗れたものの、その後、目下4連勝でチューリップ賞を制した(8)ダノンファンタジーを推します。前走の桜花賞は、グランアレグリアを負かしに行ったために4着失速も、桜花賞凡退馬の中で一番強いレースをしたのはこの馬。巻き返しを期待します。
○は、デビューから上昇一途で3戦3勝の(13)ラヴズオンリーユ。エキサイトしながらも勝利した前走の忘れな草賞が、豊富なスタミナを感じさせる強烈な内容。休養明け好走後の一戦だけに二走ボケを起こす危険性もありますが、キャリアの浅い馬だけに成長力で突破してくる可能性も十分。前走からスムーズに上昇すれば、大勢逆転の1着まであるでしょう。鞍上のM.デムーロ騎手が自信を持っているだけに、その辺りにも期待。
▲は、最内枠の逃げ馬ジョディーの出方を窺いながらレースができる絶好枠を引き当てた(3)コントラチェック。鞍上のレーン騎手は、昨日のメイＳで最内枠から絶好スタートを切ったベルキャニオンをタメ殺しをした辺りから、コントラチェックは逃げない公算大。ただ、この馬は成長する前の段階でのものとはいえ、気性的に折り合う競馬が向いているかは未知数。逃げてもペースコントロールは出来ているのですが、極端に控え過ぎた場合が恐ろしい結果になりそうで、絶好枠を加味しても3番手評価が妥当。ただし、折り合う競馬でも問題のない馬であれば、この馬も大勢逆転を狙える一頭でしょう。
以下特注馬として、最内枠から少し不利を受けて、芝1600ｍ戦ながら、5F通過が60秒9と上がらない中で、かなり最後方から豪快に差し切った(6)アクアミラビリス。この日の京都は高速馬場ではなかったことを考えると、上がり3Fタイム2位のアズマヘリテージの34秒2を0.9秒も上回る「33秒3」は出色。前走の桜花賞は勝ちに行った分、終いが甘くなりましたが、差しに徹する騎乗なら2着、3着はあるでしょう。確かに距離が長くなると未知数の面はありますが、2桁人気なので思い切って狙いたいです。
△にデビュー3戦目のアルテミスＳでビーチサンバを撃破して勝利した(4)シェーングランツ。確かにアルテミスＳは、前崩れての流れを利した面はあるのですが、エールヴォアにも完勝したあたりは十分褒められます。戦列復帰してからのチューリップ賞、、桜花賞はこの馬本来の能力を出し切れていませんが、休養明け3戦目の変わり身を警戒します。
あとは、前々走のフラワーＣでは、▲コントラチェックに離されはしたものの、2着と好走した(5)エールヴォア。前々走はコントラチェックが楽に逃げ切れる流れを出遅れ、道中で窮屈になる場面がありながらの2着。また、内枠の前走・桜花賞は前半4Fペースが遅く、馬群が凝縮していたために包まれて動けず、直前で内ががっぽり開いたところを突いてシゲルピンクダイヤに次ぐ、上がり3Fタイム2位タイをマーク。
近2走ともスムーズにレースが運べなかった中で、勝ち馬と差のないレースが出来ている点を評価しました。内枠の逃げ、先行馬を見ながらレースを進められる絶好枠を引いた今回は、いい位置を確保できる公算大。確かにクロノジェネシスやビーチサンバは強いですが、スムーズにレースが運べれば、逆転があっても不思議ないでしょう。
最後にデビュー3戦目の君子蘭賞では、強豪相手に外から捻じ伏せた(14)フェアリーポルカ。東京芝2000ｍの大外枠で直線勝負となった前走のフローラＳでも、後方から道中で位置を上げて5着に食い込んでおり、なかなか見どころがありました。この馬もキャリアが浅い馬。成長力を加味すれば、3着くらいはありそうな感があります。
オークストライアルのフローラＳは、フラワーＣで勝ち馬に離された4着、5着馬が、勝ち馬と小差の2着、3着に好走していることから、レベルが低いことは容易に推測がつくでしょう。しかし、今年の桜花賞は、本当にレベルが高かったのか？ また、フラワーＣや忘れな草賞のレベルは、それ以上かそれ以下かの判断がついていない方も多いだけに、そこにポイントを置いて、どの路線がレベルが高かったかを見ていきましょう。
★レベル1位 2019年 桜花賞 (PP指数18pt)
逃げ馬不在。大外枠から、ロスを嫌って本来逃げ馬ではないプールヴィルが逃げて、前半4F47秒7の超スローペースになりました。このスローで折り合いを欠くことを嫌って、3～4コーナーの外から動いて、先頭に立ったのがグランアレグリアでした。
グランアレグリアのセーブしきれないスピードをふまえると、3～4コーナーの外から動いて行くのがベストではありましたが、ペース論上で考えた場合は、明確に早仕掛け。実際に、グランアレグリアをマークで動いた1番人気のダノンファンタジーは潰れました。
逆に、グランアレグリアが、ダノンファンタジーを潰してくれたことで浮上したのが、後半の競馬に徹したシゲルピンクダイヤでした。シゲルピンクダイヤは、ここでもメンバー最速の上がりを駆使しましたが、展開に恵まれた一面もあるだけに、過大評価は禁物でしょう。また、今年の桜花賞は、例年並みの決着指数でしたから、新興勢力が台頭しても不思議ありません。
★レベル2位 フラワーＣ (PP指数17pt)
菜の花賞を超ハイペースで逃げ切ったコントラチェックが、4番枠から好スタートを決めジョディーが競り掛けて来なかったこともあり、マイペースで逃げで完勝。前半4F48秒7-後半4F46秒9の楽な逃げが打てたために、好指数での逃げ切りでした。
確かに、強い馬ではあるのですが、今回はさらなる距離延長となる中、楽に逃げられるかどうかが疑問。今回は逃げ馬として覚醒したジョディーも楽にハナを譲ったりはしないでしょう。また、逃げ馬論からも、今回は超高速馬場と絶好調のレーン騎手を加味しても、積極的には狙えません。
★レベル3位タイ 阪神ジュベナイルＦ (PP指数15pt)
2番枠の逃げ馬ジョディーは、テンの速い1番枠のベルスールにハナを奪われ、外からラブミーファインらに来られて、位置を下げる形。ベルスールがジョディーの逃げを封印する逃げを打ったために、緩みないペースとなりました。
また、高速馬場ということもあいまって、速い末脚が求められ、ロスが許されない状況の中で、クロノジェネシスがダノンファンタジーを4コーナーの大外に張りに行って、逆に張り返されたのが致命的でした。4コーナーでクロノジェネシスがダノンファンタジーよりも内なら、1着のダノンファンタジーとの着順が入れ替わっていた可能性は十分あったでしょう。
★レベル3位タイ チューリップ賞 （PP指数15pt）
雨の影響が多少あり、標準的な馬場で行われました。レースは、前半4F47秒8-後半4F46秒3のややスローペース。1番枠から好発を切って、川田騎手得意の2列目のインポジション。しかし、直線序盤では進路がなく、ドナウデルタ＆北村友が、阪神ジュベナイルＦの屈辱をとばかりに外からダノンファンタジーを締めたために、ダノンファンタジーは仕掛けをワンテンポ待たされる形となりました。
ダノンファンタジーが仕掛けたのは、ラスト1F地点を過ぎてから。このためラスト1Fが11秒9まで減速。この減速で外から勢いに乗せて前との着差を詰めて2着に浮上したのがシゲルピンクダイヤでした。シゲルピンクダイヤはダノンファンタジーと比較した場合には恵まれましたが、それでも3着以下には完勝の内容でした。
★レベル5位タイ クイーンＣ （PP指数14pt）
阪神ジュベナイルＦで逃げられなかったジョディーが楽々の逃げ。レースは、前半4F48秒4-後半4F45秒8の超スローペース。ジョディーは自分のペースで逃げることができましたが、阪神ジュベナイルＦでも上位のクロノジェネシスやビーチサンバが強く、3着が精一杯でした。
また、ジョディーは、フラワーＣで5着に敗れていることからも桜花賞→フラワーＣの順でレベルが高いことが窺い知れるでしょう。ビーチサンバは、出遅れたことでじっくりと構えて後半の競馬に徹しましたが、そういう競馬で結果を出せたことで、もうワンランク相手が強くても通用することを証明しました。
★レベル5位タイ 菜の花賞 (PP指数14pt)
コントラチェックがまずまずのスタートを決めて、そこから軽く促してハナを主張。前半4F46秒1のかなり速いペースで逃げ、3コーナーで後続を引付けて、4コーナーでも仕掛けを待って、直線で一気に加速。ラスト1Fで後続を寄せ付けず、3馬身半差の圧勝を飾りました。
このようにコントラチェックは一本調子の逃げ馬ではなく、スピードをコントロールできる馬。それだけに、今回のオークスでは距離延長を意識して逃げない可能性が高いでしょう。
★レベル5位タイ 忘れな草賞 （PP指数14pt）
デビューから2戦ともメンバー最速の上がり3Fを駆使したラヴズオンリーユーがここも勝利しました。スタート後の接触もあってエキサイトしながらの走りでしたが、向こう正面で多少ペースが緩んだところで、外から勝ちに行って、後続を3馬身突き放しての完勝。早仕掛けながら、メンバー最速の上がりをマークしたことは高い評価ができます。
ラヴズオンリーユーは、デビュー3戦目で桜花賞上位馬やコントラチェックのフラワーＣに肉薄するレベルの指数をマークしました。2着がオークスを除外になったルタンブルだったように、確かに相手は弱かったですが、折り合いを欠きながら勝ちに行き、後続を突き放した内容は、豊富なスタミナを感じさせる内容でもありました。距離が長くなることで、もっとも加点材料があるのはこの馬でしょう。
○まとめ
桜花賞の2着馬シゲルピンクダイヤ、3着馬クロノジェネシスの桜花賞の指数は12pt。ダノンファンタジーのチューリップ賞の指数は15ptですから、コントラチェックやラヴズオンリーユーでも十分勝負になるでしょう。
ただし、フラワーＣを圧勝し、一昨年の皐月賞で1番人気に支持されたファンディーナが7着に敗れたように、裏街道を使われてきた馬というのは、よっぽど表街道のＧ1レースが凡戦ではない限り、簡単には陽が当たらないものです。
なぜかというと、本番に間に合わせようとして、押せ押せで仕上げてレースを使ってくることが多いからです。つまり、トライアルや前哨戦で、その時の全能力を出し尽くしてしまっているパターンがとても多いということ。
コントラチェックがなぜ、桜花賞を使わなかったのか？ また、ラヴズオンリーユーが、なぜ、キャリア3戦なのかを考えてみて下さい。確かに前記2頭が穴馬だった場合は、そのリスクを背負っても狙う価値はあるのですが、上位人気では腰が引けます。
私は、前記2頭の存在によって、やや陽が当たらなくなった桜花賞組の巻き返しを狙いたいです。能力面での強調材料はそこまでないのですが、桜花賞で一番負けっぷりが素晴らしかった馬を狙い撃ちたいです。
よって、◎には、デビュー戦こそグランアレグリアの2着に敗れたものの、その後、目下4連勝でチューリップ賞を制した(8)ダノンファンタジーを推します。前走の桜花賞は、グランアレグリアを負かしに行ったために4着失速も、桜花賞凡退馬の中で一番強いレースをしたのはこの馬。巻き返しを期待します。
○は、デビューから上昇一途で3戦3勝の(13)ラヴズオンリーユ。エキサイトしながらも勝利した前走の忘れな草賞が、豊富なスタミナを感じさせる強烈な内容。休養明け好走後の一戦だけに二走ボケを起こす危険性もありますが、キャリアの浅い馬だけに成長力で突破してくる可能性も十分。前走からスムーズに上昇すれば、大勢逆転の1着まであるでしょう。鞍上のM.デムーロ騎手が自信を持っているだけに、その辺りにも期待。
▲は、最内枠の逃げ馬ジョディーの出方を窺いながらレースができる絶好枠を引き当てた(3)コントラチェック。鞍上のレーン騎手は、昨日のメイＳで最内枠から絶好スタートを切ったベルキャニオンをタメ殺しをした辺りから、コントラチェックは逃げない公算大。ただ、この馬は成長する前の段階でのものとはいえ、気性的に折り合う競馬が向いているかは未知数。逃げてもペースコントロールは出来ているのですが、極端に控え過ぎた場合が恐ろしい結果になりそうで、絶好枠を加味しても3番手評価が妥当。ただし、折り合う競馬でも問題のない馬であれば、この馬も大勢逆転を狙える一頭でしょう。
以下特注馬として、最内枠から少し不利を受けて、芝1600ｍ戦ながら、5F通過が60秒9と上がらない中で、かなり最後方から豪快に差し切った(6)アクアミラビリス。この日の京都は高速馬場ではなかったことを考えると、上がり3Fタイム2位のアズマヘリテージの34秒2を0.9秒も上回る「33秒3」は出色。前走の桜花賞は勝ちに行った分、終いが甘くなりましたが、差しに徹する騎乗なら2着、3着はあるでしょう。確かに距離が長くなると未知数の面はありますが、2桁人気なので思い切って狙いたいです。
△にデビュー3戦目のアルテミスＳでビーチサンバを撃破して勝利した(4)シェーングランツ。確かにアルテミスＳは、前崩れての流れを利した面はあるのですが、エールヴォアにも完勝したあたりは十分褒められます。戦列復帰してからのチューリップ賞、、桜花賞はこの馬本来の能力を出し切れていませんが、休養明け3戦目の変わり身を警戒します。
あとは、前々走のフラワーＣでは、▲コントラチェックに離されはしたものの、2着と好走した(5)エールヴォア。前々走はコントラチェックが楽に逃げ切れる流れを出遅れ、道中で窮屈になる場面がありながらの2着。また、内枠の前走・桜花賞は前半4Fペースが遅く、馬群が凝縮していたために包まれて動けず、直前で内ががっぽり開いたところを突いてシゲルピンクダイヤに次ぐ、上がり3Fタイム2位タイをマーク。
近2走ともスムーズにレースが運べなかった中で、勝ち馬と差のないレースが出来ている点を評価しました。内枠の逃げ、先行馬を見ながらレースを進められる絶好枠を引いた今回は、いい位置を確保できる公算大。確かにクロノジェネシスやビーチサンバは強いですが、スムーズにレースが運べれば、逆転があっても不思議ないでしょう。
最後にデビュー3戦目の君子蘭賞では、強豪相手に外から捻じ伏せた(14)フェアリーポルカ。東京芝2000ｍの大外枠で直線勝負となった前走のフローラＳでも、後方から道中で位置を上げて5着に食い込んでおり、なかなか見どころがありました。この馬もキャリアが浅い馬。成長力を加味すれば、3着くらいはありそうな感があります。
無料予想公開範囲
なし（ゴールドまたはポイント利用者のみ）
払戻金
| 単勝 | 13 | 400円 | 1番人気 |
|---|---|---|---|
| 複勝 | 13 | 200円 | 2番人気 |
| 10 | 1,400円 | 13番人気 | |
| 2 | 170円 | 1番人気 | |
| 枠連 | 5 - 7 | 8,420円 | 24番人気 |
| 馬連 | 10 - 13 | 25,140円 | 46番人気 |
| ワイド | 10 - 13 | 6,430円 | 54番人気 |
|---|---|---|---|
| 2 - 13 | 470円 | 1番人気 | |
| 2 - 10 | 4,960円 | 44番人気 | |
| 馬単 | 13 - 10 | 28,210円 | 81番人気 |
| ３連複 | 2 - 10 - 13 | 28,240円 | 90番人気 |
| ３連単 | 13 - 10 - 2 | 179,960円 | 534番人気 |
馬場：良
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