2018年4月1日()メイダン競馬場 ダート2000m

レース結果 ~ドバイワールドカップ 2018~

  • 出走予定馬
  • 出馬表
  • レース結果



馬名 性齢 負担重量
(kg)
騎手 調教師 オッズ 人気
1 10 10    サンダースノー 牡4 57.0 C.スミヨン S.ビン・スルール 17.2 5
2 9 9    ウエストコースト 牡4 57.0 J.カステリャーノ B.バファート 1.6 1
3 5 5    ムブタヒージ 牡6 57.0 V.エスピノーザ B.バファート 30.2 7
4 8 8    パブル 牡4 57.0 M.グティエレス D.オニール 87.0 9
5 6 6    フォーエバーアンブライドルド 牝6 55.0 M.スミス D.スチュアート 7.3 3
6 1 1    アウォーディー 牡8 57.0 武豊 松永幹夫 17.3 6
7 4 4    フリアクルサーダ 牝6 55.0 A.フレス E.シャルピー 340.6 10
8 3 3    ガンナヴェラ 牡4 57.0 J.ロザリオ A.サノ 32.2 8
9 7 7    タリスマニック 牡5 57.0 M.バルザローナ A.ファーブル 9.4 4
10 2 2    ノースアメリカ セ6 57.0 R.マレン S.シーマー 5.1 2

■払戻金

単勝10 1,720円
複勝10 320円
9 110円
5 340円
馬連9-10 1,350円
ワイド9-10 520円
5-10 2,240円
5-9 490円
馬単10-9 4,280円
3連複5-9-10 4,340円
3連単10-9-5 38,640円

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※レース結果・払戻金・オッズなどのデータは、必ず主催者(JRA)発行のものと照合してください。

最新出走予定馬情報 ~ドバイワールドカップ 2018~

 【ドバイ(UAE)1日=板津雄志】31日に行われたドバイ国際諸競走で、14頭が参戦した日本馬は、ドバイターフのヴィブロスの2着が最高着順だった。ワールドカップは、地元のサンダースノーが優勝、GI3勝目を挙げた。アウォーディーは6着だった。今年最初のJRAの海外馬券発売で4レースの売り上げは約31億1500万円だった。日本馬14頭は2日にドバイを出発し、3日に帰国する。

 ドバイミーティング翌日の地元紙は、『ゴドルフィン』の勝負服であるロイヤルブルー一色で染まった。ターフ、シーマクラシック、ワールドカップと破竹の3連勝。圧倒的な強さで支配した。

 過去最多となる総勢14頭の日本馬が乗り込んだ日本勢は、世界の厚い壁に跳ね返された。

 日本馬最先着はドバイターフ2着のヴィブロス。地元馬ベンバトルが早々と抜け出して勝負を決めてしまい、連覇はならなかったが、後方から直線勝負にかけて鋭く伸び、久々にこの馬らしい末脚がよみがえった。

 C・デムーロ騎手は「抑えて後ろからの指示。馬は頑張りましたが、勝ち馬は強かった」と勝者をたたえ、応援に駆けつけた佐々木主浩オーナーも「最後はよく伸びてくれた。ご苦労さんといいたい」と愛馬をねぎらった。一夜明けたこの日も状態に変わりはなく、この後は宝塚記念(6月24日、阪神、GI、芝2200メートル)を視野に入れていく。

★ドバイ売り上げ

 ドバイ国際競走のJRAの売り上げはゴールデンシャヒーン4億7515万1100円、ターフ8億513万2200円、シーマクラシック8億8392万2100円、ワールドC9億5145万7000円で総額は31億1566万2400円。ターフ(5億7121万9400円)、シーマクラシック(6億3023万900円)、ワールドC(13億7962万200円)で総額25億8107万500円だった昨年を上回った。

【ドバイ国際諸競走】レコード続出に翻弄された日本馬04月02日(月) 05:04

 今年のメイダン競馬場は芝もダートも前哨戦から時計が速かったが、ワールドカップデーもトラックレコードが続出した。ダートはワールドカップ、ゴールデンシャヒーンなど5レース中4レース、芝もゴールドCでレコードが出た。どのレースも逃げ、先行馬が止まらない展開に日本馬は翻弄された。

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【ドバイWC】アウォーディー6着…武「簡単でない」04月02日(月) 05:03

 2年連続の挑戦となったアウォーディーは周りの馬が速く一時は後方に。直線でジワジワと盛り返すも、昨年よりひとつ着順を落とす6着に終わった。武豊騎手は「スタートは決まったけど、外の馬が速かったね。その後はリカバリーできた。もう少し上位を狙っていたんだけど、さすがにドバイワールドCだから簡単ではないね」とさばさば。松永幹調教師は「昨年以上の成績を狙っていたけど、もう少しだったね。でも上手に走れたし、頑張ったと思います」と振り返った。

★アウォーディーの競走成績はこちら

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【ドバイWC】サンダースノー逃げ切る04月02日(月) 05:03

 昨年のUAEダービーをエピカリスと激闘の末制したサンダースノー(アイルランド産、UAE=S・ビン・スルール、牡4、父ヘルメット)が、2分1秒38のトラックレコードで逃げ切った。同レース初制覇のスミヨン騎手は「陣営が素晴らしい状態に仕上げてくれた。直線に向いたときにはついて来られる馬はいないと思ったよ。頭の中が真っ白になるくらいうれしい」と喜びを爆発させた。スルール調教師はワールドC8勝目となった。

 サンダースノーは2歳時のクリテリウムアンテルナシオナル(仏、芝1400メートル)、3歳時のジャンプラ賞(仏、芝1600メートル)に次ぐGI制覇となった。

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【ドバイWC】サンダースノーが逃げ圧勝~アウォーディーは6着04月01日() 02:15

 『2018年ドバイワールドカップデー諸競走』(3月31日、UAE・メイダン競馬場)は日本馬が出走する4つのGIレースが海外馬券発売対象レースとなった。

 ラストを飾るメインの9R、第23回ドバイワールドカップ(GI、北半球4歳以上・南半球3歳以上、ダート・左2000メートル、優勝賞金600万米ドル=約6億3750万円、10頭立て)はC.スミヨン騎手騎乗のサンダースノー(牡4歳、UAE・S.ビン=スルール厩舎)が逃げ切り勝ち。勝ちタイムの2分1秒38(良)はトラックレコード。

 5馬身3/4差の2着にはアメリカのウエストコースト、さらにクビ差遅れた3着にアメリカのムブタヒージ。

 日本から参戦したアウォーディー(牡8歳、栗東・松永幹夫厩舎、武豊騎手)は最内枠から出て前につけたが、道中は徐々に位置取りが下がっていく。直線は外から伸びて6着まで盛り返した。

 ◆6着 アウォーディー

 武豊騎手「ポイントはスタート。ゲートは出たけど、他馬が速かった。その後は上手に走れた。去年より調子はよかったが、さすがにドバイワールドカップ。簡単には勝てない。それでも遠征の慣れないコースで頑張っている。この遠征はナイストライだと思います」

 松永幹夫調教師「スタートが決まったし、うまい競馬をしてくれたと思います。ただ、他の馬が速かったし、3コーナーから一気にペースが上がりましたからね。最後もジリジリ伸びたけど、去年の着順(5着)までもう少しでした。遠征なので難しいのはわかっていました。でも、今日に関しては頑張っていたと思います」

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【ドバイ国際諸競走】日本馬に立ちはだかるゴドルフィンの壁03月30日(金) 05:03

 【ドバイ(UAE)29日=板津雄志】ドバイ国際諸競走で日本馬に立ちはだかるのが、国際的な馬主組織のゴドルフィンだ。その主戦騎手、ウィリアム・ビュイック(29)がインタビューに応じた。日本でも重賞4勝(通算21勝)を挙げており、ドバイシーマクラシックのホークビル、ドバイターフのブレアハウスで連勝を狙っている。

 オーナー名義を変更して早速、高松宮記念をファインニードルで制したゴドルフィンは、日本馬にとって大きな脅威だ。その勢いは本拠地ドバイでさらに増大する。ゴドルフィンの主戦であるビュイック騎手が手応えを明かした。

 ドバイシーマクラシックの[7]ホークビルは先行力があり、同舞台で行われた前哨戦のドバイシティオブゴールドをレコード勝ちした実力馬だ。「力をつけている。サトノクラウン、レイデオロはグッドホースだけど、チャンスがある」と日本馬をライバルにあげつつ、勝利を見据える。ビュイック自身にとっても前年ジャックホブスに続く連覇がかかり注目だ。

 ドバイターフの[15]ブレアハウスも、前走のジェベルハッタを馬群から鋭い切れ味で抜け出して快勝と勢いは十分。「大外枠は良くないが、どんなペースにも対応できる馬だからね。僕にとって特別な“土曜日”になると思う」と爽やかな笑みを浮かべる。

 この両馬を管理するのがアップルビー調教師。ホークビルについて「より負荷をかける調教を課してから馬が成長。以前は逃げていたが、控えても力を出せることを前走で証明した。多少速いペースを早めに動いても最後まで走り切る力がある」と語り、ブレアハウスには「去勢後、欧州からこちらへ主戦場を移してから驚くスピードでステップアップしてきた。メイダンの芝が好きなのだろうね」と、ともに好勝負を見込む。

 ロイヤルブルーの勝負服が、大きな壁となって日本馬に立ちはだかる。

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【ドバイWCデー諸競走】日本馬14頭が現地に到着03月22日(木) 19:25

 3月31日(土)に、アラブ首長国連邦・ドバイのメイダン競馬場で行われる『2018ドバイワールドカップデー諸競走』に出走予定の日本馬14頭が、チャーター便でドバイ国際空港に到着した。3月20日(火)14時に成田空港を出発して約11時間40分のフライト(ドバイ国際空港到着は現地時間の20時40分頃=日本時間21日(水)1時40分頃)だった。

ドバイワールドカップ・GI=ダート2000メートル】

アウォーディー(牡8歳、栗東・松永幹夫厩舎)

ドバイシーマクラシック・GI=芝2410メートル】

サトノクラウン(牡6歳、美浦・堀宣行厩舎)

モズカッチャン(牝4歳、栗東・鮫島一歩厩舎) 

レイデオロ(牡4歳、美浦・藤沢和雄厩舎)

ドバイターフ・GI=芝1800メートル】

ヴィブロス(牝5歳、栗東・友道康夫厩舎)

クロコスミア(牝5歳、栗東・西浦勝一厩舎)

ディアドラ(牝4歳、栗東・橋田満厩舎)

ネオリアリズム(牡7歳、美浦・堀宣行厩舎)

リアルスティール(牡6歳、栗東・矢作芳人厩舎)

ドバイゴールデンシャヒーン・GI=ダート1200メートル】

マテラスカイ(牡4歳、栗東・森秀行厩舎)

【UAEダービー・GII=ダート1900メートル】

タイキフェルヴール(牡3歳、栗東・牧浦充徳厩舎)

ルッジェーロ(牡3歳、美浦・鹿戸雄一厩舎)

【ゴドルフィンマイル・GII=ダート1600メートル】

アキトクレッセント(牡6歳、栗東・清水久詞厩舎)

アディラート(牡4歳、栗東・須貝尚介厩舎)

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【ドバイWC諸競走】レイデオロなど14頭が決戦の地に到着03月21日(水) 18:43

 JRAは3月21日、ドバイワールドカップデー諸競走(31日、メイダン)参戦のため20日に日本から出国したレイデオロ(美浦・藤沢和雄厩舎、牡4歳、出走レース=シーマクラシック)やサトノクラウン(美浦・堀宣行厩舎、牡6歳、同)など14頭が、ドバイ国際空港に到着したと発表。

 14頭を乗せた成田国際空港発のEY9946便は、21日の深夜1:40頃(現地時間20日20:40頃)に到着。決戦の地に降りたった日本馬たちは、これから本番に向けて調整されていく。14頭は以下のとおり。



アウォーディー  (牡8歳・栗東・松永幹夫厩舎)ドバイワールドカップ(GI)サトノクラウン  (牡6歳・美浦・堀 宣行厩舎)ドバイシーマクラシック(GI)モズカッチャン  (牝4歳・栗東・鮫島一歩厩舎)ドバイシーマクラシック(GI)レイデオロ    (牡4歳・美浦・藤沢和雄厩舎)ドバイシーマクラシック(GI)ヴィブロス    (牝5歳・栗東・友道康夫厩舎)ドバイターフ(GI)クロコスミア   (牝5歳・栗東・西浦勝一厩舎)ドバイターフ(GI)ディアドラ    (牝4歳・栗東・橋田 満厩舎)ドバイターフ(GI)ネオリアリズム  (牡7歳・美浦・堀 宣行厩舎)ドバイターフ(GI)リアルスティール (牡6歳・栗東・矢作芳人厩舎)ドバイターフ(GI)マテラスカイ   (牡4歳・栗東・森 秀行厩舎)ドバイゴールデンシャヒーン(GI)タイキフェルヴール(牡3歳・栗東・牧浦充徳厩舎)UAEダービー(GII)ルッジェーロ   (牡3歳・美浦・鹿戸雄一厩舎)UAEダービー(GII)アキトクレッセント(牡6歳・栗東・清水久詞厩舎)ゴドルフィンマイル(GII)アディラート   (牡4歳・栗東・須貝尚介厩舎)ゴドルフィンマイル(GII)

★レイデオロの競走成績はこちら★サトノクラウンの競走成績はこちら

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【ドバイWC諸競走】サトノクラウンの鞍上はモレイラ騎手に決定03月20日(火) 20:06

 ドバイ国際諸競走(31日、メイダン)参戦のため、美浦トレセンの検疫厩舎に入厩していたレイデオロ(美浦・藤沢和雄厩舎、牡4歳、出走レース=シーマクラシック)、サトノクラウン(美浦・堀宣行厩舎、牡6歳、同)、ネオリアリズム(同、牡7歳、ターフ)、ルッジェーロ(美浦・鹿戸雄一厩舎、牡3歳、UAEダービー)、マテラスカイ(栗東・森秀行厩舎、牡4歳、ゴールデンシャヒーン)の5頭が20日、13時20分成田発のEY9946便で現地に向けて出発した。

 なお、未定だったサトノクラウンの鞍上は、一昨年の香港ヴァーズ(1着)でコンビを組んだジョアン・モレイラ騎手(34)=香港所属・ブラジル出身=に決定したことが陣営から発表された。



サトノクラウンの競走成績はこちら

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【ドバイWC諸競走】JRAが馬券発売対象の4レースを発表03月12日(月) 16:52

 JRAは、3月31日にUAE・ドバイのメイダン競馬場で行われるドバイワールドカップデー諸競走のうち、馬券の発売対象となる4レースを12日に発表した。詳細は次の通り。



◎6R・ドバイゴールデンシャヒーン(GI、ダート・左1200メートル、発走18時40分=日本時間31日23時40分)



◎7R・ドバイターフ(GI、芝・左1800メートル、発走19時35分=日本時間4月1日0時35分)



◎8R・ドバイシーマクラシック(GI、芝・左2410メートル、発走20時10分=日本時間4月1日1時10分)



◎9R・ドバイワールドカップ(GI、ダート・左2000メートル、発走20時50分=日本時間4月1日1時50分)



 発売はインターネット限定で、即PAT会員とA?PAT会員が対象。枠連とWIN5を除く単勝、複勝、馬連、ワイド、馬単、3連複、3連単の7式別を発売し、オッズは日本国内独自のものとなる。

 発売開始は31日7時(17時30分?19時30分は計算機のメンテナンスのため一時中断)。締切は発走予定時刻の4分前。

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過去10年の結果 ~ドバイワールドカップ 2018~

開催日 勝ち馬 性齢 調教国 タイム 騎手 調教師
2017/03/25 アロゲート 牡4 アメリカ 2.02.15 M.スミス B.バファート
2016/03/26 カリフォルニアクローム 牡5 アメリカ 2.01.83 V.エスピノーザ A.シャーマン
2015/03/28 プリンスビショップ セ8 UAE 2.03.24 W.ビュイック S.ビン・スルール
2014/03/29 アフリカンストーリー セ7 UAE 2.01.61 S.デソウサ S.ビン・スルール
2013/03/30 アニマルキングダム 牡5 アメリカ 2.03.21 J.ロザリオ G.モーション
2012/03/31 モンテロッソ 牡5 UAE 2.02.67 M.バルザローナ M.アル・ザルーニ
2011/03/26 ヴィクトワールピサ 牡4 日本 2.05.94 M.デムーロ 角居勝彦
2010/03/27 グロリアデカンペオン 牡6 フランス 2.03.83 T.ペレイラ P.バリー
2009/03/28 ウェルアームド セ6 アメリカ 2.01.01 A.グライダー E.ハーティー
2008/03/29 カーリン 牡4 アメリカ 2.00.2 R.アルバラード S.アスムッセン

歴史・概要 ~ドバイワールドカップ 2018~

ドバイワールドカップはアラブ首長国連邦のメイダン競馬場で行われる3歳以上のダート2000mの競走。1996年にシェイク・モハメドによって創設され、サウジカップが新設される2019年までは世界最高賞金のレースとして広く認知されている。日本を含む世界各地の一流馬が出走する。
日本馬では2011年にヴィクトワールピサが日本馬として初優勝。2023年のウシュバテソーロの勝利と合わせて計2勝を挙げている。

挑戦した日本馬 ~ドバイワールドカップ 2018~

ヴィクトワールピサ 1着(2011年)
血統
父:ネオユニヴァース
母:ホワイトウォーターアフェア(Machiavellian)
成績
15戦8勝
10億8502万円
主な勝ち鞍
ドバイワールドカップ(GI)
有馬記念(GI)
皐月賞(GI)
日本に勇気を与えた歴史的快挙

 日本馬史上初のドバイワールドカップ制覇、2010年度最優秀3歳牡馬に選出されたヴィクトワールピサ。デビュー前から多くの期待を集め、それに応えて続けたネオユニヴァース産駒の傑作である。1人気の支持を集めた新馬戦では後のジャパンカップ勝ち馬ローズキングダムに惜敗したものの折り返しの未勝利戦を難なく勝利で飾ると続く京都2歳ステークス、ラジオNIKKEI杯2歳ステークスと3連勝。翌年の弥生賞も直線詰まり気味で正味100mほどしか追えなかったが、エイシンアポロンを抑え込んで完勝した。迎えた皐月賞では最内を通る形でレースを進めると直線では絶望的な位置取りも僅かなスペースをこじ開けて優勝。父・ネオユニヴァースとの父子2代の皐月賞優勝となった。続く東京優駿では3着に敗れ、秋には海外遠征を敢行したが、ニエル賞(GII)で4着、凱旋門賞では7着に敗れた。帰国後初戦のジャパンカップでは3着となり、挑んだ有馬記念では好位を追走し、鞍上ミルコ・デムーロの強気のスパートに応えて早めに先頭に立つとブエナビスタらの追撃を振り切って優勝した。この年の皐月賞、有馬記念のGI2勝を挙げた実績を評価され、最優秀3歳牡馬に輝いた。
年が明けると選出されたドバイワールドカップへの出走に向け、ステップレースとして出走した中山記念を4馬身差の勝利。迎えたドバイワールドカップではスタートで後手を踏み、最後方からの競馬となるが、ペースが遅いと見るや向こう上面で一気の大まくりで2番手に進出。直線では今でも語り継がれるトランセンドとの日本馬2頭による激しい叩き合いを制して優勝。日本馬史上初のドバイワールドカップ制覇となった。鞍上のミルコ・デムーロは『震災で大変なこの時期、日本の皆様のためにも絶対に勝ちたかった』と馬上インタビューで涙ながらに答えた。日本に大きな勇気、希望を与えた日本競馬史に残る快挙としてファンに語り継がれている。

施行年馬名性齢騎手調教師着順
1996年ライブリマウント牡5石橋守柴田不二男6着
1997年ホクトベガ牝7横山典弘中野隆良競走中止
1998年キョウトシチー牡7松永幹夫中尾謙太郎6着
2000年ワールドクリーク牡5加藤和宏新井仁6着
2001年トゥザヴィクトリー牝5武豊池江泰郎2着
レギュラーメンバー牡4松永幹夫山本正司9着
2002年アグネスデジタル牡5四位洋文白井寿昭6着
トゥザヴィクトリー牝6O.ペリエ池江泰郎11着
2004年アドマイヤドン牡5安藤勝己松田博資8着
リージェントブラフ牡8吉田豊大久保洋吉9着
サイレントディール牡4武豊池江泰郎12着
2005年アジュディミツオー牡4内田博幸川島正行6着
2006年カネヒキリ牡4武豊角居勝彦4着
スターキングマン牡7O.ペリエ森秀行7着
2007年ヴァーミリアン牡5C.ルメール石坂正4着
2008年ヴァーミリアン牡6武豊石坂正12着
2009年カジノドライヴ牡4安藤勝己藤沢和雄8着
2010年レッドディザイア牝4C.スミヨン松永幹夫11着
2011年ヴィクトワールピサ牡4M.デムーロ松田博資1着
トランセンド牡5藤田伸二安田隆行2着
ブエナビスタ牝5R.ムーア松田博資8着
2012年エイシンフラッシュ牡5C.ルメール藤原英昭6着
スマートファルコン牡7武豊小崎憲10着
トランセンド牡6藤田伸二安田隆行13着
2014年ベルシャザール牡6C.ルメール松田国英11着
ホッコータルマエ牡5幸英明西浦勝一16着
2016年ホッコータルマエ牡7幸英明西浦勝一9着
2017年アウォーディー牡7武豊松永幹夫5着
ラニ牡4R.ムーア松永幹夫8着
アポロケンタッキー牡5C.ルメール山内研二9着
ゴールドドリーム牡4J.モレイラ平田修14着
2018年アウォーディー牡8武豊松永幹夫6着
2019年ケイティブレイブ牡6J.モレイラ杉山晴紀出走取消
2021年チュウワウィザード牡6戸崎圭太大久保龍志2着
2022年チュウワウィザード牡7川田将雅大久保龍志3着
2023年ウシュバテソーロ牡6川田将雅高木登1着
テーオーケインズ牡6O.マーフィー高柳大輔4着
クラウンプライド牡4D.レーン新谷功一5着
パンサラッサ牡6吉田豊矢作芳人10着
ジオグリフ牡4C.ルメール木村哲也11着
カフェファラオ牡6J.モレイラ堀宣行12着
ヴェラアズール牡6C.デムーロ渡辺薫彦13着
ジュンライトボルト牡6R.ムーア友道康夫15着