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【日本ダービー】福永祐一、ワグネリアンで悲願V「ようやく父に誇れる」


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【日本ダービー】福永祐一、ワグネリアンで悲願V「ようやく父に誇れる」

 日本ダービーが27日、東京競馬場で18頭によって行われ、5番人気のワグネリアン(栗東・友道厩舎、牡3歳)が力強く抜け出して平成最後の日本ダービー馬に輝いた。福永祐一騎手(41)は19度目の挑戦での初制覇で、1970年から9年連続全国リーディングに輝き、“天才”と称された元JRA騎手の父・洋一さん(69)=79年落馬負傷で引退=もつかめなかった“福永家の悲願”を達成。サンスポに独占手記を寄せた。 

 日本ダービーを勝った騎手だけが味わえるウイニングラン。夢には見ていましたが、こんなにいいものだとは思いませんでした。今まで米国、香港、ドバイでGIを勝ちましたが、きょうはまた格別でした。

 勝てたうれしさだけではなく、高揚感や充実感、うまく言葉では表せられない気持ちです。いつも一番喜んでくれる家族、騎手としても人間としても育ててくださった師匠の北橋先生、支えてくれる関係者の方々、ファンのみなさん。本当にたくさんの方の思いを背負っていたので、それがこみ上げてきて涙もあふれてきて…。ただの1勝ではなくすごい1勝で、すべてが報われた特別な勝利でした。

 日本ダービー制覇は福永家の夢。父(元騎手の洋一)が一番勝ちたかったレースだったことは母(裕美子)から聞いていました。志半ばで騎手生命を絶たれた父の代わりは誰もできませんが、縁があって福永洋一の息子としてこの世界に入りました。父を超えようとは思わないし、超えられない存在。でも、自分を通して父を思ってくれる方々もいるので、その名を汚さないように真摯に取り組んできました。ようやく父に誇れる仕事をできました。父も母もきっと喜んでくれると思います。

 キングヘイローで初めて挑んだ1998年から20年、いろんなことを教えてくれたのが日本ダービーでした。あのときは当日の朝から緊張感が高まり、その緊張に飲まれ、頭の中が真っ白になってしまいました。最も頂点に近づいたのは2013年のエピファネイア(半馬身差の2着)のとき。向こう正面でつまずいていなければ…。担当の厩務員と調教助手はお母さんのシーザリオで日米オークスを制したタッグ。レース後、2人は「俺らのミスでユーイチを勝たせてあげられなかった」と泣いていました。あれほど無力感、ふがいなさを感じたレースはありません。

 2003年のクラシックでは瀬戸口厩舎のネオユニヴァースエイシンチャンプの2頭に乗れるチャンスがあり、2歳王者(当時の年齢表記では3歳)のチャンプを選びました。関係者の方からは「オヤジみたいなことをして」といわれました。1977年、父はハードバージで皐月賞を勝ちながら、先約を優先してダービーは違う馬(ホリタエンジェル15着)に騎乗。それが父でした。

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