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初夏の阪神の開幕を彩る「第71回鳴尾記念」(6月2日)には、宝塚記念(6月24日、阪神、GI、芝2200メートル)を目指す面々が登場する。ここ2戦不本意なレースが続いているトリオンフにとっては巻き返しの舞台。陣営も力が入っている。
昨秋の1000万下から3連勝で小倉大賞典を制覇。上がり馬として注目された大阪杯はGIだけに仕方ないにしても、1番人気に推された新潟大賞典での4着は物足りなかった。
「前が残る展開になってしまったけど、レースぶり自体がこの馬らしくなかった。もっと積極的に運んだほうがいい」と、須貝調教師も悔しさをにじませる。
失地回復へ、先週の坂路は上々の手応え。アディラートと併せてラスト1F12秒2で併入と、順調な仕上がりをうかがわせている。
「疲れもなく、いい状態をキープしている。実績のある右回りに替わるし、今回のメンバーならスローにはならないだろう。今後のためにも賞金を加算しておきたい」
再びGIに挑むためにも大事な仕切り直し。鞍上をルメール騎手に替え、GIIIで格の違いをアピールしておきたい。(夕刊フジ)
★鳴尾記念の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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