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別路線組が上位人気!岡部幸雄氏が異例のダービーを分析
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皐月賞に出走していないダノンプレミアム、ブラストワンピースの2頭が上位人気になっている異例の日本ダービーを岡部幸雄氏(69)が分析した。騎手時代にダービーでも活躍した名手は、ブラストワンピースに対して大一番に向けて準備万端と評価。ほかには、皐月賞馬にしては評価が低いエポカドーロに注目した。
今年の日本ダービーは皐月賞組以外の馬が人気の中心になっている点が例年とは違い、これがレースの分析を非常に難しくしている。
3戦全勝の(8)ブラストワンピースは毎日杯からの直行。ダービーの上位人気馬のローテーションとしては異例ながら、毎日杯の前から決まっていたそうだ。
キャリア3戦でも、新馬戦を好位から伸びて勝利を飾り、ゆりかもめ賞は馬群を割って抜け出して勝ち、毎日杯は2番手から早めに先頭に立っての押し切りと、いろいろなパターンのレースを経験。しかも、ゆりかもめ賞はダービーと同じ東京の芝2400メートル戦で、大一番へ向けて準備万端といった印象を受ける。
大レースではスケジュール通りに来るのが何よりも強み。最近のダービーはインが断然有利な傾向があるが、(8)番枠なら問題はなさそう。ペース、展開が読みにくい今年は、その自在性はアドバンテージになる。池添騎手もいいイメージを持って騎乗できるはず。昨年の皐月賞が珍しくトライアル組以外の馬のワンツーだったように、最近の競馬はいろいろな常識が覆されているので、ダービーの歴史も変わるかもしれない。
1番人気が濃厚な(1)ダノンプレミアムも弥生賞から直行という異例のステップだが、こちらは挫跖(ざせき=蹄底におきる内出血などの炎症)で皐月賞を回避した経緯がある。予定が狂った点がどう出るか。先行型には(1)番枠は絶好だが、弥生賞で力みが見られたように、ものすごい熱気に包まれるダービーでは折り合いも課題になるだろう。もちろん、この馬も歴史を変えるだけの力を感じさせるので、川田騎手がどう乗るか注目したい。
皐月賞組には厳しいレースを経験した強みがある。特に優勝馬の(12)エポカドーロは、当時は人気薄でうまくいったという見方もあり、今回もあまり評価は高くないようだ。
人気はしばしば結果を大きく左右する。1981年カツトップエース、97年サニーブライアンと、人気薄で皐月賞を勝った逃げ・先行型が、それほど評価が上がらなかったダービーも勝ってしまった例もある。エポカドーロがどんなレースをするかということも焦点になる。
ほかの皐月賞組ではハイペースのなか、先行して3着に粘った(16)ジェネラーレウーノはペースの鍵を握る存在でもあり、位置取りが興味深い。
追い込みが届かなかった(5)キタノコマンドール、(13)グレイル、(17)ワグネリアンにとっては、広くて直線も長い東京に替わるのは好材料。それでも混戦だけに、あまり外を回っては厳しい。いかに距離ロスを抑えてレースをできるかが鍵になる。 (JRA元騎手)
★日本ダービーの枠順はこちら 調教タイム&レース前談話も掲載
岡部 幸雄(おかべ・ゆきお) 1948(昭和23)年10月31日生まれ、69歳。群馬県出身。67年3月に騎手としてデビューし、2005年3月に引退するまでにJRA通算2943勝を挙げ、3974勝の武豊騎手に次ぐ歴代2位(26日現在)。ダービーは26回出場し、84年にシンボリルドルフで優勝したほか、2着6回、3着3回。2014年に“競馬の殿堂”入り。サンケイスポーツ特別版週刊ギャロップで「GI観戦記」「名手の競馬学」を連載中。
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