中央競馬ニュース

【東西現場記者走る】サトノワルキューレ、再び直線一気!

 0   3   2,300
シェアする  x facebook LINEで送る
【東西現場記者走る】サトノワルキューレ、再び直線一気!

 オークスの勝ち馬を探すGI連載企画。担当する東京サンスポの板津雄志記者(38)は、栗東トレセンを奔走中。2日目は3頭出しの角居厩舎から、サンケイスポーツ賞フローラSを勝ったサトノワルキューレに注目した。2400メートルの距離経験は桜花賞組にない強み。2005年シーザリオ、08年トールポピーの2頭のオークス馬を育てた名門ステーブルから3頭目誕生なるか。

 日中の予想最高気温が28度というだけあって、日差しが痛い。じんわりと汗が出てきた取材の終盤に、角居厩舎へ向かった。サンスポ賞フローラSの勝ち馬サトノワルキューレについて角居調教師に直撃するためだ。

 現在、出走が確定しているメンバーで、2400メートルを走っているのはこの馬だけ。桜花賞組にとって未知の距離を、梅花賞3着、ゆきやなぎ賞1着と2度も経験しているアドバンテージは大きい。角居師も「長い距離の経験、落ち着いた性格はこの馬の長所」と大一番に期待感を抱く。

 牝馬でデビュー2戦目から2400メートルを続けて使われるのは珍しい。その理由を、トレーナーは「じわっとエンジンがかかり長くいい脚を使うので、スタッフとも長い距離が合うだろうと」と明かす。「ゆっくり育てた方がいいタイプ」でクラシック登録はなかったが、トライアルのフローラSを快勝し、追加登録料200万円を払っての参戦。陣営の予想以上に早く素質が開花した結果なのかもしれない。

 そのフローラSは馬場状態のいい開幕週にもかかわらず、豪快な最後方一気。角居師も「あんなに強いとは…」と舌を巻いたが、もうひとつ驚きなのはレースレコードで勝った直後なのに「すぐに息が入って堂々としていた」こと。相当優れた心肺機能の持ち主だ。パドックなどで常に落ち着き、精神面が安定しているのも心強い。

 心配なのは一戦ごとに減り続ける馬体重だが、これも前川助手から明確な答えが得られた。「もともとゆったり作っていましたから前走くらいの数字(446キロ)でいいし、カイバも割と食べる方。馬体は回復しているので同じくらいで出せそう」と心配はいらない。

 さらには「以前は調教で押して押してという感じだったのが、今は自分からハミをとっていくようになった」と進化の話も…。前日に取り上げたラッキーライラックと同様に、凱旋門賞への登録を済ませているサトノワルキューレ。桜花賞組を破る番狂わせを演じても何ら不思議ではない。 (板津雄志)

★オークスの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

この記事はいかがでしたか?
ナイス (3)

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

4月28日()
天皇賞(春) G1
4月27日()
青葉賞 G2
ユニコーンS G3

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

4月21日()
マイラーズC G2
フローラS G2
4月20日()
福島牝馬S G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
67,569万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 セリフォス 牡5
49,313万円
9 ジャックドール 牡6
49,004万円
10 ソールオリエンス 牡4
48,668万円
» もっと見る

3歳
1 ジャスティンミラノ 牡3
27,482万円
2 ステレンボッシュ 牝3
21,547万円
3 ジャンタルマンタル 牡3
18,666万円
4 アスコリピチェーノ 牝3
16,854万円
5 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
6 シンエンペラー 牡3
11,128万円
7 コラソンビート 牝3
9,942万円
8 エトヴプレ 牝3
9,644万円
9 スウィープフィート 牝3
9,386万円
10 レガレイラ 牝3
8,278万円
» もっと見る