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日曜日に行われるヴィクトリアマイルの出走馬の追い切り内容について、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
①レッツゴードンキ
栗東坂路で行われた1週前追い切りの時計は、同馬にしては平凡だが、馬場の荒れた時間帯に出したものであり、過度に意識する必要はない。同じく坂路の最終追い切りは、全体時計を抑えたうえでの、終いメイチ追いを実施。ラスト11秒9の好ラップを計時した。攻め巧者だけに、額面以上の評価はできないものの、好ムードであることは間違いない。
②ミスパンテール
1週前に栗東CWで6Fから好時計を記録。栗東坂路で行われた最終追い切りでも上々の動きを披露した。乗り込み量も十分で体調面の不安はない。しいて難をあげるならば、行きっぷりが良すぎるように見えるところ。レースでガツンとかかる可能性もあるので、当日の気配をしっかり確認しておいたほうがいいだろう。
③ラビットラン
1週前追い切りは栗東CWで3頭併せを実施。折り合いを欠く場面があったものの、最終的には楽な手応えで1頭に先着、もう1頭には併入を果たした。同じくCWで行われた最終追い切りは、悪コンディションもあってか、ノメりっぱなし。それでも最後までしっかりと前進気勢を見せていた点は好感が持てる。この馬なりに順調と言えるのではないだろうか。
④ジュールポレール
1週前に栗東坂路で好時計をマーク。同じく坂路で行われた最終追い切りは、悪コンディションが影響して、若干バタバタする場面も見られたが、最後までしっかりと走り抜き、ラスト2F24秒4、同1F12秒3の好ラップを計時した。活気も十分で、デキに関しては前回以上と言える。
⑤レーヌミノル
最終追い切りは馬場状態を考慮したのか軽めの内容。ただし、1週前に栗東CWで6F79秒台、4F50秒未満、ラスト1F11秒台の好タイムをマークしているので、評価を落とす必要はない。この中間は、珍しく栗東坂路で時計を出すなど、同馬としては入念な乗り込み。ガラリ一変あっても不思議はない。
⑥レッドアヴァンセ
1週前に栗東坂路で4F51秒4の好タイムを計測。同じく坂路で行われた最終追い切りでは悪コンディションのなか、4F53秒0、ラスト1F12秒2という、バランスのとれた好ラップを計時した。とにかく、重心の低いフォームから繰り出す、小気味よいフットワークが印象的。輸送をクリアできれば、かなり良い状態でレースに臨めそうだ。
⑦カワキタエンカ
今週の追い切りは栗東坂路で実施。いつものように、時計を抑える「走らせない」内容ではあったが、今回は折り合いがつかず、走りの見栄えは最悪。ここ2走の最終追い切りと違って、ラスト1Fのラップも凡庸のひと言。こうした調整で結果を出している馬ではあるものの、牝馬限定重賞ならいざ知らず、さすがにG1では苦しいのではないか。
⑧クインズミラーグロ
最終追い切りは栗東CWにて単走で実施。軽めの調整で時計的には目立たないが、折り合いよく集中力のある走りを見せた。気合乗りもほどよく、決して調子は悪くない。半面、前回と大きく変わったところが見受けられないのも事実。よって、調教面からの強調材料は少ないと言わざるを得ない。
⑨ソウルスターリング
南Wで行われた今週の追い切りは、終いこそ要したものの、全体的には上々の部類。一方で、以前にも増して掛かる面が出ている点は気がかり。この馬の場合、とにもかくにもリラックスして走れるかどうかが、好凡走のカギを握る。当日の気配には十分な注意を払いたい。
⑩アエロリット
南Wで行われた1週前追い切りは、4Fからとはいえラスト1F12秒台半ばの好ラップを計測。坂路で行われた最終追い切りでも上々の動きを披露した。ラップの刻み方を見るに、ひと追いごとに良くなっている印象を受ける。前回からガラッと変わったところは見受けられないが、この馬なりにいい仕上がり具合ではないだろうか。
⑪アドマイヤリード
1週前に栗東坂路で抜群の行きっぷりを見せ、併走馬に悠々と先着&上々の時計をマーク。最終追い切りは同じく坂路で、折り合い重視の追い切りを実施。悪コンディションにもかかわらず、ラスト12秒1の好ラップで駆け抜けた。前年当レース1着時のデキには及ばないまでも、復調気配であることは間違いない。
⑫エテルナミノル
栗東CWで行われた1週前追い切りでは、他調教馬を2度避けるロスがありながら、及第点以上の時計を計測。同じくCWの最終追い切りは、不良馬場に少し脚をとられる場面があったものの、馬なりで好時計を叩いてきた。馬体もフックラ見せており、デキ落ちや疲れは感じられない。
⑬ワントゥワン
この中間は坂路主体に入念な乗り込み。目立つ時計を出しているわけではないが、負荷のかかる追い切りをキッチリこなしている点は評価できる。栗東CWで行われた最終追い切りでは、馬場の外めを回って、鋭い伸び脚を披露した。今回の条件がフィットするかどうかはさておき、雰囲気は悪くない。
⑭リエノテソーロ
2週前に南Wで長めから全体好時計をマーク。同じく南Wで行われた1週前追い切りでは、ラスト1Fを12秒台で駆け抜けた。最終追い切りでも、悪コンディションをものともせず、上々の時計を計測するなど、状態は決して悪くない。力を出せる仕上がりとみていいだろう。
⑮デアレガーロ
南Wで行われた1週前追い切りは長めから追われ、好タイムを計測。同じく南Wの最終追い切りでは、タフな馬場状態のなか、ラスト1F12秒台の好ラップをマークした。欲を言えば、併走馬を突き放して欲しかったが、走破時計を踏まえるとさほどの問題ではなさそう。急上昇とまでは言い切れないが、この馬なりに順調と言えよう。
⑯リスグラシュー
1週前に栗東坂路で50秒を切る猛時計を計測。最終追い切りでは、悪い馬場状態のなか、ラスト1F12秒2の好ラップを叩き出した。攻め巧者だけに、追い切り時計をそのまま鵜呑みにはできないが、前進気勢を促す、終いを伸ばす、という2パターンの調教をキッチリ消化できたことは高く評価できる。乗り込み量も十分で、近走では一番のデキかもしれない。
⑰デンコウアンジュ
中1週で使われたあとの中2週ということもあり、最終追い切りは栗東坂路で軽めの内容。悪いコンディションにもかかわらず、軽やかな動きで駆け抜けた。半面、前回と比べると首のアクションがイマイチの印象を受ける。良くも悪くも平行線、といったところか。
⑱メイズオブオナー
栗東CWで実施した1週前追い切りでは、単走でパワフルな走りを披露した。半面、栗東芝の最終追い切りは、肩ムチの合図に対してモタついたところを見せるなど、馬場の悪さを考慮しても物足りない動き。デキ落ちなのか、あるいは単純に馬場が合わないだけなのか、判断に悩ましい1頭である。
ウマニティ重賞攻略チーム
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