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【天皇賞・春】レインボー、父ステイの血が開花


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【天皇賞・春】レインボー、父ステイの血が開花

 今年の天皇賞・春は中心的な存在がおらず実力伯仲の一戦。そんな混戦で浮上するのが、一昨年の菊花賞2着馬で阪神大賞典を勝ったレインボーラインだ。父ステイゴールド譲りの勝負根性の持ち主で、陣営は混戦を歓迎する。厩舎、血統の“流れ”も良く、10度目のGI挑戦で初Vを狙う。

 父譲りの“強心臓”で悲願の頂点へ-。レインボーラインが10度目の挑戦でGI初制覇を狙う。

 「体調はいいですね。体重は(以前と)それほど変わらないけど、体が大きくなってたくましくなっていると思います」

 世話役の若松厩務員は頬を緩ませた。全休日明けの24日は角馬場で乗り込んでからポリトラックコースを1周。予定通りのメニューを消化した。

 前哨戦の阪神大賞典で2016年アーリントンC以来、実に2年1カ月ぶりの美酒。3コーナー過ぎからまくり気味に進出し、直線で豪快に突き抜けた。「上がっていくときがいい脚。強い競馬をしていると思います」若松厩務員も納得の内容だった。

 叩き上げの強みがある。3歳1月のシンザン記念(6着)から15戦連続で重賞に挑戦。たとえ強敵に打ちのめされても、しぶとく立ち直ってきた。「早い時期から大きいところばかり走って大したもの。ハートで走っているからめげない。ハートが強いから、ずっと走り続けられている」と浅見助手は力説する。

 GI戦線の名脇役だった父ステイゴールドは7歳暮れ、20度目のGI挑戦だった香港ヴァーズで念願のV。息子にもくじけない、諦めない精神力はしっかりと受け継がれている。「スッと流れるよりはゴチャゴチャした方がより持ち味が生きる。根性を出せる展開になってほしいね」と浅見助手は混戦を待ち望む。

 勝負事に必要な“流れ”も来ている。先週22日、浅見厩舎はマイラーズCをサングレーザーで勝ち、レインボーのめいにあたるパイオニアバイオがサンスポ賞フローラSで13番人気2着と激走した。「このビッグウエーブに乗るしかないですね」。若松厩務員は不敵な笑みを浮かべた。もう惜敗はいらない。淀のターフに鮮やかな虹の架け橋を描く。(漆山貴禎)



★天皇賞・春の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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