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第62回大阪杯(1日、阪神11R、GI、4歳上オープン国際(指)、定量、芝・内2000メートル、1着本賞金1億2000万円 =出走16頭)1番人気のスワーヴリチャードが、後方2番手から向こう正面で進出し、3コーナーで先頭に立つとそのまま押し切ってGI初制覇を飾った。タイム1分58秒2(良)。ミルコ・デムーロ騎手は7年連続GI制覇で、管理する庄野靖志調教師はJRA・GI初制覇となった。2着はペルシアンナイト、3着はアルアイン。4歳勢が上位を独占した。
満開の桜色に染まった仁川で、新王者が誕生した。昨年のダービー2着馬スワーヴリチャードが、4度目のGI挑戦で初制覇。歓喜の輪が広がる検量室前に引き揚げてきたM・デムーロ騎手が、何度も拳を突き上げて喜びを爆発させた。
「初めて乗ったときからすごくいい馬で、自信を持っていました。やっとGIを取れて、本当にうれしいです」
“ミルコ・マジック”が炸裂(さくれつ)した。外めの(15)番からワンテンポ遅れてスタート。序盤は後方2番手となったが、鞍上は冷静だった。「有馬記念(4着)はずっと外々を回り、最後に苦しくなって内にモタれたから。スタートがゆっくりだった時点で、ペースが遅くなれば動こうと思っていた」。
ペースが緩んだ向こう正面で外から一気に進出し、3コーナー手前で先頭へ。手応えよく直線に向くと、「ちゃんと手前を替えたし、負けないと思った」と鞍上は勝利を確信。同世代のGI馬ペルシアンナイト、アルアインの追撃を許さず、押し切った。
JRA・GI初制覇を飾った庄野調教師は、熱い思いがこみあげて感涙。2016年9月の新馬戦では2着に敗れて悔し涙を流した。「おごりみたいなものがあった」。デビュー戦から1年半後に最高のうれし涙に変わった。
「『この馬で何とかGIを』という思いがあったし、ホッとしたのと同時にすごくうれしい。一戦一戦、無駄な力を使わなくなっている。頼もしい競走馬になった」とたたえた。
次走は宝塚記念(6月24日、阪神、GI、芝2200メートル)が有力。「飛躍の1年にしたい。昨年はキタサンブラックが大阪杯を勝って年度代表馬になったし、追いつけ追い越せで頑張りたい」と師は力を込めた。
GI馬5頭を撃破し、待望のビッグタイトルを手にしたスワーヴリチャード。明るい未来へ、まだ第一歩を踏み出したばかりだ。(斉藤弘樹)
★1日阪神11R「大阪杯」の着順&払戻金はこちら
★入場&売り上げ
1日の阪神競馬場の入場人員は3万9887人で前年比84・3%、大阪杯の売り上げも150億9328万4500円で同98・4%と、ともにダウンした。今年の平地GIは3レースが終了したが、フェブラリーSに次ぐ売り上げ減となった。
アラカルト ◆ミルコ・デムーロ騎手 JRA・GIは25勝目で、武豊騎手(75勝)、岡部幸雄元騎手(31勝)、横山典弘騎手(26勝)、蛯名正義騎手(同)に次ぐ単独5位。 ◆庄野靖志調教師 延べ22頭目の出走でJRA・GI初制覇。交流GIはJBCスプリントを2010年サマーウインド、17年ニシケンモノノフで2勝している。 ◆完全制覇へ王手 ノーザンファームはGI昇格後、大阪杯初制覇。現在24レースあるJRA平地GIは110勝目となり、未勝利は昨年昇格したホープフルSのみとなった。
スワーヴリチャード 父ハーツクライ、母ピラミマ、母の父アンブライドルズソング。栗毛の牡4歳。栗東・庄野靖志厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は(株)NICKS。戦績10戦5勝。獲得賞金4億3653万6000円。重賞は2017年GIII共同通信杯、GIIアルゼンチン共和国杯、18年GII金鯱賞に次いで4勝目。大阪杯は、庄野靖志調教師は初勝利、ミルコ・デムーロ騎手は04年ネオユニヴァースに次いで2勝目。馬名は「冠名+人名より」
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