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【日経賞】ガンコが重賞初Vで天皇賞・春の切符獲得
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3月24日の中山11Rで行われた第66回日経賞(4歳以上オープン、GII、芝・内2500メートル、別定、15頭立て、1着賞金=6700万円)は、藤岡佑介騎手騎乗の3番人気ガンコ(牡5歳、栗東・松元茂樹厩舎)がV。重賞初制覇を果たすとともに、天皇賞・春(4月29日、京都、GI、芝3200メートル)の優先出走権を獲得した。タイムは2分33秒9(良)。2着はチェスナットコート(7番人気)、3着はサクラアンプルール(6番人気)。
逃げたガンコは2周目2コーナーで一旦、1番人気キセキにハナを奪われたが、4コーナーで再び先頭に立って押し切った。中団から伸びてきたチェスナットコートが3/4馬身差の2着に入り、道中は後方に待機していたサクラアンプルールがさらに3/4馬身差の3着。2番人気トーセンバジルは5着で、昨年の菊花賞馬キセキは直線で失速して9着だった。
ガンコは、父ナカヤマフェスタ、母シングアップロック、母の父シングスピールという血統。北海道新ひだか町・前谷武志氏の生産馬で、馬主は杉澤光雄氏。通算成績は28戦6勝。重賞初勝利。日経賞は、松元茂樹調教師は2009年アルナスラインに次いで2勝目。藤岡佑介騎手は初勝利。
◆藤岡佑介騎手「(2周目2コーナーで一旦先頭を奪ったキセキは)オーバーペース気味でしたし、(ガンコの)ペースはうまくコントロールできました。しっかりラストまで脚を伸ばしましたね。もっと脚をためてもよかったかもしれませんけど。(コンビを組んで3戦3勝で)ものすごく馬が良くなっています。天皇賞? 頑張ります。距離(3200メートル)は心配していません」
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