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12日にアイルランドのレパーズタウン競馬場で行われる愛チャンピオンS(GI、3歳上、芝10ハロン)は近年でも屈指の豪華メンバーが集結し、注目の一鞍となりそうだ。
中でも主役を務めるのは、英ダービー馬ゴールデンホーン(英=J・ゴスデン、牡3)。前走の英インターナショナルSでは同世代の牝馬アラビアンクイーン(英=D・エルズワース、牝3)に競り負け、6戦目にして初の敗北を喫したが、引き続きL・デットーリとコンビを組んで巻き返しを期す。
フランスからはGI7勝の古豪シリュスデゼーグル(C・バランドバルブ、セン9)が遠征予定。今年マイルGI3勝を挙げている地元のグレンイーグルス(A・オブライエン、牡3)も良馬場を条件に出走する見込みで、他には昨年の覇者ザグレイギャツビー(英=K・ライアン、牡4)、スピルバーグが出走(6着)した英GIプリンスオブウェールズSの勝ち馬フリーイーグル(愛=D・ウェルド、牡4)などがゲートに収まる。
ロンドンのブックメーカーはゴールデンホーンを見捨てておらず、単勝3倍程度のオッズで1番人気としている。
翌13日の仏ロンシャン競馬場では凱旋門賞トライアル3レース(いずれも芝2400メートル)が開催され、ヴェルメイユ賞(GI、3歳上牝馬)にはトレヴ(仏=C・ヘッド、牝5)が登場する予定で、ゴールデンホーンを下したアラビアンクイーンとの初対戦が実現する。10月4日の本番を占う意味でも見逃せないレースばかり。欧州にも秋競馬の香りが漂ってきた。 (在仏競馬記者)
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