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【ホープフルS】レースの注目点


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【ホープフルS】レースの注目点

★数多くの名馬生んだ当レース GI格上げ初年度を飾るのはどの馬か

 ホープフルSは、1984年に2歳牝馬限定戦のGIII「ラジオたんぱ杯3歳牝馬S」として創設され、阪神と京都(1990年のみ)の芝1600メートルで争われてたが、1991年には牡・セン馬限定戦となり、名称も「ラジオたんぱ杯3歳S」、距離は芝2000メートルとなった。

 その後、「ラジオたんぱ杯2歳S」→「ラジオNIKKEI杯2歳S」と名称変更があったが、2014年には牡・牝馬限定戦の「ホープフルS」として舞台を中山に移し、格付けもGIIとなった。ホープフルSは、今年からGIに格上げされ、18頭の若駒が登録しているが、格上げ初年度のレースはどのような結果になるのだろうか。

 なお、同じく今年GIIからGIに格上げされた大阪杯は、1番人気のキタサンブラックが優勝している。

 また、ホープフルS出走馬からは、多くのGIホースが誕生しており、過去10年間でロジユニヴァースキズナワンアンドオンリーレイデオロと4頭のダービー馬が生まれた。さらに2011年2着のゴールドシップは、その後GI6勝の活躍を見せ、2009年1着のヴィクトワールピサはJRA・GI2勝だけでなく、2011年にUAEのGIドバイワールドC優勝の快挙を成し遂げた。

★母子GI勝利狙うジャンダルム ビリーヴ産駒初のGI制覇なるか

 ジャンダルム(牡、栗東・池江泰寿厩舎)には、母子GI制覇がかかっている。同馬の母は、スプリントGIで2勝を挙げたビリーヴで、2003年にはJRA賞最優秀4歳以上牝馬を受賞した。ビリーヴは、現役引退後、繁殖牝馬としてアメリカに渡り、JRAで5勝を挙げたファリダットや7勝を挙げたフィドゥーシアを送り出している。

 ジャンダルムは、前走のGIIデイリー杯2歳Sを勝ち、ビリーヴ産駒初のJRA重賞制覇を成し遂げたが、果たして、母に続きGIタイトルも手に入れることができるだろうか。

 なお、ビリーヴ産駒は、母同様、主に短距離戦での活躍が目立っており、JRAの芝2000メートル以上のレースに出走するのは、ファリダット以来2頭目となる。



武豊、GI完全制覇に王手かけるか GI格上げ前に5勝

 ジャンダルム(牡、栗東・池江泰寿厩舎)に騎乗予定の武豊騎手は、JRAで実施されるGI24レースのうち、22レースで計74勝を挙げており、完全制覇へ残すは2歳GIの「朝日杯FS」と「ホープフルS」となっている。同騎手はGI格上げ前のホープフルSで5勝をマークしているが、GI格上げ初年度を勝利で飾り、GI完全制覇に王手をかけることができるだろうか。

 なお、武豊騎手は、1990年にGIに格上げされた初年度のスプリンターズSバンブーメモリーで制し、今年もGIに格上げされた大阪杯キタサンブラックで制している。

 また、ジャンダルムは、新馬→デイリー杯2歳Sと連勝しており、無敗でのGI制覇がかかっている。なお、デイリー杯2歳S勝ち馬からは、グレード制が導入された1984年以降、ニシノフラワービワハヤヒデシーキングザパールなど6頭のGIホースが誕生している。

★トーセンロレンス産駒のトーセンクリーガー 未出走で引退した父の無念晴らすか

 今年の2歳戦では新種牡馬の産駒が活躍しており、12月25日現在、ロードカナロアの産駒は37勝、オルフェーヴルの産駒は阪神JFを含む重賞3勝をマークしている。ホープフルSにも新種牡馬の産駒は、トーセンロレンス産駒のトーセンクリーガー(牡、美浦・小野次郎厩舎)、ノヴェリスト産駒のニシノベースマン(牡、栗東・森秀行厩舎)、モンテロッソ産駒のリュヌルージュ(牝、栗東・斉藤崇史厩舎)と3頭登録しており、GIの舞台で産駒初の重賞制覇なるか注目される。

 また、現役時代、ノヴェリストはキングジョージVI世&クイーンエリザベスS(英)などGIを4勝、モンテロッソはドバイワールドC(UAE)を制しているが、トーセンロレンスは未出走のまま現役を引退。トーセンロレンスはディープインパクトの半弟で、2009年セレクトセール(当歳)では1億6500万円(税抜)の価格がついたが、現役時代に出走できなかった無念を産駒で晴らすことができるだろうか。



★頭数少ないブレイクランアウト産駒ロードアクシス 15年に生まれた6頭のうちの1頭



 ロードアクシス(牡、栗東・奥村豊厩舎)は、2015年に生産されたブレイクランアウト産駒6頭のうちの1頭。同産駒は産駒数が少ないのだが、JRAで出走した2歳の口ードアクシスとレナータはともに勝ち上がっており、レナータは地方・園田で実施されたJpnII・兵庫ジュニアGPに出走(9着)した。

 父ブレイクランアウトは、2歳時にGIII東スポ杯2歳S2着、GI朝日杯FS3着などの成績を残し、3歳時にはGIII共同通信杯を優勝した。同産駒のJRA・GI出走は初めてとなるが、ロードアクシスは父が手にできなかったGI勝利を勝ち取ることができるだろうか。なお、トーセンクリーガー(牡、美浦・小野次郎厩舎)も、2015年に生産されたトーセンロレンス産駒9頭のうちの1頭である。

 また、ロードアクシスに騎乗予定の松若風馬騎手は、デビュー4年目で11度目のJRA・GI挑戦となる。同騎手は、年々GIレースへの騎乗回数も増えているが、念願のGI勝利を手中に収めることができるだろうか。

 トーセンロレンスに騎乗予定の横山和生騎手は、デビュー7年目で4度目のJRAGI挑戦となる。同騎手が勝てば、JRA重賞初勝利となるが、GIの舞台で初の重賞タイトルを手に入れることができるだろうか。

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