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【朝日杯FS】タワー12秒1、ルメール「完璧」


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【朝日杯FS】タワー12秒1、ルメール「完璧」

 朝日杯フューチュリティSの追い切りが13日、東西トレセンで行われた。美浦では京王杯2歳Sを勝ったタワーオブロンドンがルメール騎手を背にパワフルな走りを披露。体調の良さを見せつけた。栗東ではダノンプレミアムがラスト1ハロンを11秒7と鋭い伸び。無敗の戴冠へ、態勢を整えた。坂路で4ハロン50秒8を叩き出したケイアイノーテックが、サンケイスポーツ調教評価で最上位の『S』となった。

 510キロを超える雄大な馬体が、うなりを上げて坂路を駆け上がった。京王杯2歳Sの覇者タワーオブロンドンが、2歳馬とは思えないパワーとスピードで、世代の頂点を狙う。

 「動きはとてもよかった。馬の状態は完璧ですね。パワーが強いから僕は(抑えるのに)大変だけど、息が入って最後の反応がよかったから、うれしかったです」

 手綱をとったルメール騎手が好感触を口にする。雲ひとつない快晴の美浦の坂路で、ティソーナ(1600万下)を追いかける。時計がかかる今の坂路だが、力強いフットワークでウッドチップを捉えて加速していく。4ハロン53秒2の時計も優秀だが、ラスト1ハロン12秒1でフィニッシュ。しかも馬なりで古馬と併入した。状態のよさが十分に伝わる内容だった。

 問題はこのパワーとスピードがもろ刃の剣だということ。1500メートルまでしか経験がなく、マイルでは折り合いが鍵となる。藤沢和調教師は「京王杯はペースが遅いから心配したけど、折り合って走れた。血統的には短いところの馬じゃない。マイルはもってくれるんじゃないかな」と克服を信じている。

 藤沢和厩舎は昨年、サトノアレスでV。連覇すれば1984年のグレード制導入後、87、88年(サクラチヨノオーサクラホクトオー)の境勝太郎元調教師以来、史上2人目の快挙となる。

 「ここ2戦は1400メートルで折り合っているし、馬はまた同じ距離を走ると思っているんじゃないか。マイルでも折り合ってほしいね」

 ダービーをレイデオロで制した現役唯一の1000勝トレーナーが、自信を持って送り出すタワーオブロンドン。世代の王者へトップスピードのまま突き進みそうだ。(柴田章利)

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