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【沢田康文の欧州リポート】アイダホ、日本の馬場への適性がカギ

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【沢田康文の欧州リポート】アイダホ、日本の馬場への適性がカギ

 今年のジャパンCには欧州から3頭が出走するが、いずれも分が悪そうだ。7着だった昨年に続いて出走するドイツのイキートスは、今回が引退レース。H・グリューシェル調教師は「並外れて心臓が強い。この馬はライオンの心臓を持っている」と心肺機能の高さを強調するが、日本馬は昨年以上と思える強力な布陣なので推奨しづらい。



 同じドイツのギニョールは、イキートスに直接対決で今季3度も先着。ドイツの種牡馬はブリーダーズCに登録されていない事情もあり、近年のジャパンCはドイツ馬の参戦が目立ち、陣営は前々走のバーデン大賞優勝直後から来日を視野に入れてきた。

 フォワ賞でサトノダイヤモンドに快勝したチンギスシークレットを物差しにすれば、今年のドイツ古馬路線のレベルは決して侮れないが、ペースが速い日本で本来の逃げを打てるかどうか不安がある。△が妥当だろう。

 アイルランドのA・オブライエン調教師が7年ぶりに送り込むアイダホはGI未勝利ながら、英愛両ダービーなど最高峰のレースで善戦してきた。欧州競馬を席巻するガリレオ産駒で、GI6勝のハイランドリールの全弟にあたり、同調教師は「キングジョージでエネイブル、ユリシーズに次ぐ3着に入って、ビッグレースでも野心を持てる立場の馬になりました」と評価する。

 だが、欧州よりも馬場が軽い北米への遠征ではGIを3戦して4着が最高。サドラーズウェルズ系で重厚な走りから、速い時計が出る日本の馬場への適性には疑問符が付く。 (在仏競馬記者)



ジャパンCの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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