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【東西現場記者走る】リアル、日本で一番合う舞台


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【東西現場記者走る】リアル、日本で一番合う舞台

 密着取材で勝ち馬を探し出すGI企画「東西現場記者走る」。GI馬8頭が参戦する天皇賞・秋は、東京サンスポの千葉智春記者(33)が、担当した天皇賞・春との“春秋盾連覇”を狙う。連載初日は前年2着のリアルスティールに注目した。休み明けの昨年と違い、毎日王冠を勝って臨む今年は上積みも十分。心身ともに成熟してきた5歳秋、国内GI初制覇へ陣営のムードの高まりを感じ取った。

 初日からヒヤヒヤものだった。22日夜の栗東入りは台風21号の影響で新幹線が90分ほど遅れ、京都駅でも足止め。終電まで待ってタクシーに切り替えても通行止めや渋滞に遭い、宿舎到着は午前3時前だった…。

 何とか“差し届いて”迎えた月曜朝。標的はリアルスティールに定めていた。過去10年で【5・4・4・46】と最重要ステップの毎日王冠を快勝。4年連続連対中のディープインパクト産駒の中でも、昨年の2着馬に注目しないわけにいかない。

 矢作厩舎を訪れると、ちょうど洗い場にいた。疲労感たっぷりの記者と違い、落ち着いて気持ち良さそうだ。担当の柿崎助手も「初めての中2週になるけど、元気いっぱい。獣医さんにもいつも通り“やっぱり心臓がすごいわ”と言われました」と笑顔を見せる。

 昨年はぶっつけで前年の年度代表馬モーリスの2着。それも夏負けで毎日王冠を回避し「ようやく上がってきた」状態だった。今夏は涼しい北海道で過ごし、叩いて臨める。「前回は追い切り本数(2本)も出走馬の中で少なかったと思う。毎日王冠が天皇賞に向けた最良の追い切りになった。上積みは大きい」と臨戦過程に自信を持つ。

 気性の成長を感じさせた前走も収穫だ。これまでは前向きさが目立ったが、スローペースを中団で折り合い十分。持ち前の末脚で、GI馬5頭がそろった一戦を制した。「5歳秋になって完成してきたのかな」。今の状態なら、フランスのシュミノー騎手との初コンビも不安はなさそう。「評価されているジョッキーですから。馬さえしっかりした状態なら、乗り替わりも気にならない」。一昨年の仏ダービーをニューベイで制した23歳の手綱さばきも見ものだ。

 GIドバイターフを含め全4勝が1800メートルだが、2000メートルも2戦ともGI2着。「勝ち運がなかっただけ。今ある日本のコースで天皇賞(の東京芝2000メートル)がベストのコース」と柿崎助手は期待を寄せる。本命候補として、週末までしっかり動向に注目していきたい。



★天皇賞・秋の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載



東西現場記者走る 2014年の春に始まったGI限定の連載企画。東西サンスポが誇る精鋭記者がトレセンで1週間の密着取材を行い、勝ち馬に迫る。結論を出すのはレース当日の日曜付の紙面。千葉記者は上半期、天皇賞・春の3連単3780円を◎→◯→▲の大本線で仕留め、ダービーも◎→△△→▲で3連単1万1870円をゲットしている。

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