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【オールカマー】狙いは“平均ペースの鬼”プリンス


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 レースの質をひも解いていけば、“ザ平均ペース”カフジプリンス◎に行き着く。

 中山芝2200メートル・産経賞の過去5年、それも前後半1000メートルのレースラップに目を向けると、拍子抜けの実態が浮かび上がる。たとえば12年が前半61秒4→後半61秒2とその差はわずか0秒2。そして極めつけが昨年で、59秒9→59秒9の完璧なる平均ペースが創出された。ちなみに同期間の平均を叩き出すと60秒4→59秒9。たった0秒5しか違わない。

 独特なコース形態、中途半端な距離から、乱ペース多発-のイメージが強いが、実際のところは山もなければ谷もなし。“ザ平均”の流れを地で行く重賞といっていい。

 そこでカフジの目が出てくる。上がり3F1~3位が上位を独占した昨年の神戸新聞杯4着の成績が示すとおりに、「平均ペースの馬」(矢作調教師)。過去のレースVTRを見てもらえば一目瞭然だが、とにかく極端なペースアップについていくことができない。

 が、逆にいえば“いつまでもどこまでも同じような脚が使える”。根幹距離で初めて馬券圏内に突入した前走の新潟記念が真骨頂だった。

 勝負どころで勝ち馬タツゴウゲキに一瞬で突き放されたものの、終わってみればクビ+ハナ差の際どい3着まで迫っていた。当時のラップをチラリと覗くと、驚くなかれ何と59秒0→58秒9。やはり平均ペースの鬼なのだ。

 「全体的にもだいぶ古馬らしくなってきた感じがする。中山の2200メートルくらいが丁度いいのでは」と、トレーナーのコメントも頼もしい限り。亀のような馬とはまさにこのことで、産経賞の勝ち馬にこれ以上ふさわしいタイプもそういまい。

 “究極の3連単”は1着に亀カフジを固定し、ある意味メルボルンCのTRのアルバートを2・3着に固定した計12点で仕留める。(夕刊フジ)

産経賞オールカマーの出馬表はこちら 調教タイムも掲載

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