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第29回ジャパンC(29日、東京10R、GI、3歳上オープン国際、定量、芝2400メートル、1着本賞金2億5000万円出走18頭)仏の名手クリストフ・ルメール騎手(30)と初めてコンビを組んだウオッカが1番人気に応えて優勝。JRA初となる牝馬7冠を達成した。2分22秒4(良)。ハナ差2着に追い込んだオウケンブルースリ。2センチ差はレコード決着で優勝した昨秋の天皇賞と同じ。なお、ウオッカはレース後に鼻出血が判明。1カ月の出走停止となり、ファン投票1位の有馬記念は出られない。
際どく追いつめられたゴールシーン。だが、多くのファンは彼女の勝利を、ウオッカの強さを信じていた。7分間の写真判定の結果、掲示板の最上位に点された番号は5。この瞬間、第29回ジャパンCウイナーに名前が刻まれた。
「ファンの歓声で、何かが迫ってくるのを感じた。がんばれ、残ってくれ、と思って追ったよ」
フランスの名手クリストフ・ルメール騎手の叱咤をファンが後押しするように、ウオッカはオウケンブルースリとの激戦をハナ差でしのいだ。これでJRAのGI7勝目。シンボリルドルフ、テイエムオペラオー、ディープインパクト。歴史的名馬に牝馬として初めて肩を並べた。
「5、6番手につけてほしい」という陣営の指示通り、スタートしてすぐ4番手。リーチザクラウンが逃げる流れは、ウオッカにとって「押していく必要も、無理に控える必要もなく好都合」(ルメール)な展開になった。直線、残り300メートルで先頭に。いったんは3馬身近く後続を突き放す。ただ1頭追い上げてきたオウケンブルースリをギリギリ抑え込んで、敗戦が続いた秋の嫌な流れを断ち切った。
「ゴールの瞬間は、ハーツクライでアルカセットにハナ差で負けた時(05年)を思い出してネガティブな気持ちになったけど、よくがんばってくれた」
89年にホーリックスがオグリキャップとの激戦を制して以来、20年ぶりの牝馬のJC制覇で、日本馬初の快挙だ。
レース1週前に武豊騎手からの交代劇。ルメールは「フランス人ジョッキーだから、行きたがる馬に乗ることに慣れていると思われたのかな」と分析したが、「いつでもエンジンを全開にできる感触。その力を解き放つまで、僕が手綱で抑えていればいい」と、パートナーの能力を絶賛した。
レース中の鼻出血が判明し、有馬記念は断念。引退も含めて今後について「よく相談して決めたい」と谷水雄三オーナーは話す。今年はGI3勝となり、牝馬初の2年連続年度代表馬も有力となった。今回が彼女の走りを見るラストチャンスだったかもしれないが、ルメールとの初コンビで見せた復活劇は、後世に語り継がれるべき強さだった。(柴田章利)
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