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5月28日の東京10Rで行われた第84回日本ダービー(3歳オープン、GI、芝2400メートル、定量、18頭立て、1着賞金=2億円)は、クリストフ・ルメール騎手騎乗の2番人気レイデオロ(牡、美浦・藤沢和雄厩舎)が制した。タイムは2分26秒9(良)。3/4馬身差の2着はスワーヴリチャード(3番人気)で、さらに1馬身1/4離れた3着にアドミラブル(1番人気)が入った。
レイデオロを管理する藤沢和雄調教師は、ダービーへ19頭目の挑戦で待望の初制覇を達成。クリストフ・ルメール騎手も、サトノダイヤモンドに騎乗してハナ差2着に敗れた昨年のリベンジに成功し、初勝利を挙げた。
レースはマイスタイルが逃げ、トラスト、アルアイン、ダンビュライトなどとともに先行集団を形成。スワーヴリチャードは中団の前め、大外枠のアドミラブルは後方2番手を追走した。レイデオロは中団から向こう正面で一気にポジションを上げ、3コーナーまでに2番手へ。直線に入ると、最内で粘るマイスタイルを尻目に、馬場の中央からグングンと脚を伸ばして抜け出すと、スワーヴリチャードの追撃を退けてトップでゴールを駆け抜けた。さらに外から伸びてきたアドミラブルが3着に食い込み、マイスタイル(14番人気)が粘って4着。皐月賞馬アルアイン(4番人気)は5着だった。
レイデオロは、父キングカメハメ、母ラドラーダ、母の父シンボリクリスエスという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)キャロットファーム。通算成績は5戦4勝。重賞は2016年ホープフルS・GIIに次いで2勝目。
◆クリストフ・ルメール騎手「フランスでダービーを1回勝っていますが、(出身のフランスとは)別の国でダービージョッキーになれました。すごく、すごくうれしいです。去年は少し(ハナ差で)負けましたけど、今年はいっぱい自信がありました。スタートが速くない馬なのでいつも後ろのポジション。きょうも同じでしたけど、ペースが遅かったのでバックストレッチ(向こう正面)で上がっていったんです。馬はリラックスしていましたね。(ゴール前で)ファンの声が聞こえて、ハイテンションになりました。気持ちがすごくよかったです」
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