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【日本ダービー】左回り最強!スワーヴ究極の仕上げ


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 “ダービーを勝つために生まれてきた”スワーヴリチャードが、世代の頂点に立つ。

 14年の当歳セレクトセールで、非ディープインパクト産駒としては最高額となる1億5500万円の値がついた超逸材。しかし、誰もが手に入れたがった原石には弱点があった。

 それは“右回りが苦手”ということ。昨秋に確勝と思われた阪神デビュー戦をハナ差2着に落としたのは、手前を替えるのにモタついたせい。半年以上経った今もそれは変わらず、栗東CWコースの右回りの調教では直線でモタれたりふくれたり、乗り手泣かせの曲者ぶりを見せつけている。

 もっともそんな個性派にとって、ダービーが左回りの東京で行われることが、運命のドラマ。それほどまでに、左回りの走りは鮮やかで強烈だ。

 直線軽く仕掛けられただけで、最速の上がり3F34秒2で突き抜けた共同通信杯。後続につけた0秒4差は、過去10年で最大のものだ。続く皐月賞を勝つゴールドシップ(12年=0秒3)、イスラボニータ(14年=0秒2)、ディーマジェスティ(16年=0秒2)をもしのぐ圧巻の走りを、この府中で演じてきた。

 約束された大舞台へ、陣営もここぞとばかりに本気モードだ。不得手な右回りの皐月賞を及第点の0秒4差6着で通過したあと、中間はCW&坂路で週に3度ずつの調教を重ねる、まさにダービー仕様の究極のメニューを展開した。

 「皐月賞の前にこれまでで初めて、馬体がグンと増えてくれた。だから馬体を削るような調教ができている。この馬はやっぱり、左回りでこそ。一番いい状態で目標のレースを迎えられる」と、庄野調教師も手応えを隠さない。

 手綱を取り続ける四位騎手は07年ウオッカ、08年ディープスカイでこともなげにダービー連覇を達成した、勝ち方を知る男。それだけに「基本的にポテンシャルが高いからね。グンと良くなったとかはなくたって十分。1戦ごとにレースも覚えてきたし、ダービーでもスワーヴのペースを守って、4コーナーまで力を温存できたら」と、小憎らしいまでの自然体だ。やはり今年は、この人馬が頂きにふさわしい。

 “究極の3連単”はスワーヴを1着に固定。◎と同様、デビューから一貫してルメールとのコンビを継続してきたレイデオロを2、3着に据えた12点。(夕刊フジ)

日本ダービーの枠順はこちら 調教タイムも掲載

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