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【沢田康文の欧州リポート】3歳有利の凱旋門賞が変わる!?


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 凱旋門賞の初回登録が先週水曜日に締め切られ、既報の通り日本からはキタサンブラックサトノダイヤモンドを含む5頭が登録を済ませた。登録馬の総数は119頭で前年から4頭増加となり、内訳は牡馬が96頭(前年比10頭増)に対し、牝馬が23頭(同6頭減)。3歳馬64頭(同10頭減)、古馬55頭(同14頭増)となっている。

 今年の最大のトピックは、斤量体系に変更があること。欧州パターン競走委員会が7月以降に行われる3歳古馬混合の芝2000メートル以上の欧州重賞について馬齢重量基準を見直し、これにより凱旋門賞も3歳馬について牡、牝とも0・5キロが増量され、新たな負担重量は3歳牡馬56・5キロ、4歳以上牡馬59・5キロ、3歳牝馬55キロ、4歳以上牝馬58キロとなった。3歳馬有利ともうたわれてきたレースだがその優位性が薄まることになり、登録馬にもさっそくこれを反映した傾向が見てとれた。

 日本馬以外の登録馬の顔ぶれは、昨年の欧州最優秀3歳牡馬でGI3勝のアルマンゾル(牡4、仏)、3月のドバイシーマクラシックを勝ったジャックホブス(牡5、英)など多士済々。トレヴの全妹で3日に初勝利を挙げたテール(牝3、仏)、ポーランド調教馬として史上初めてワールドランキングのベスト100にランクインしたヴァバング(牡5)、南米の凱旋門賞といわれるカルロスペリグリーニ国際大賞典を制したアルゼンチンのシックスティーズソング(牡4)といった出走すれば話題になりそうな馬たちも登録を済ませた。

 凱旋門賞はレース4日前に受け付けられる追加登録で出走することも可能で、2011年のデインドリーム、15年ゴールデンホーンなどがこの制度を利用して優勝した例もある。パリのブーローニュの森にあるロンシャン競馬場はスタンド改修工事中で、再オープンは来年4月の見込み。10月1日に開催される今秋の凱旋門賞は、昨年に続きシャンティイ競馬場の芝2400メートルコースで争われる。 (在仏競馬記者)

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