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【朝日杯FS】超良血馬アッシュゴールドの末脚!
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2歳王者を決める朝日杯フューチュリティステークス(GI、芝1600メートル)が21日、阪神競馬場で開催される。先週のGI阪神ジュベナイルフィリーズを的中させて波に乗る藤沢三毅記者(28)が、満を持して“1面デビュー”。3冠馬オルフェーヴルの全弟、(9)アッシュゴールドに◎を打った。血統の知識が豊富な若き理論家は、阪神マイル重賞の予想で昨秋から5戦全勝。どうぞ乗ってください!
前週に行われる2歳女王決定戦の阪神JFは、舞台となる阪神マイルが広くて直線の長いコースに替わった2006年以降、好走馬が翌年のクラシックで活躍するケースが目立つようになった。朝日杯FSも外枠が不利とされる中山マイルから阪神マイルに舞台が移ったことで、阪神JFと同様、将来性が問われるレースに様変わりするのではないかと考えている。
その観点からみれば、本命にふさわしいのはこの馬を置いて他にいない。◎(9)アッシュゴールドだ。
4歳上の全兄はクラシック3冠をはじめGI6勝を挙げた名馬オルフェーヴル。さらにその4歳上の全兄ドリームジャーニーは、06年にこのレースを勝つなどGIを3勝した。活躍を約束されたような血統背景で、底力は申し分ない。
デビューから3戦1勝と派手な成績ではないが、兄オルフェーヴルもはじめから連勝街道を歩んだわけではない。3歳2月までに5戦して僅か1勝。主戦の池添謙一騎手に競馬を教えられながら一戦ごとに力をつけ、3月に重賞初制覇を決めると、そこから負け知らずで3冠馬となった。
アッシュもじっくりと成長を促されている。末脚勝負に徹して、前2走はともにメンバー最速の上がり3ハロン(600メートル)のタイムをマーク。そのうち前走のデイリー杯2歳Sは先行有利の緩いペースの中で後方を追走し、外々を回りながら上がり33秒6で勝ち馬に半馬身差まで迫った。高く評価していい。
2戦目が馬体重プラス6キロで、前走はさらに6キロ増と着実に成長。それでいて一戦ごとにパフォーマンスのレベルを上げているのは、パワーアップしている何よりの証し。最終追い切りに騎乗した池添騎手も「末脚がしっかりしてきて、教えてきた競馬もできてきた」と成長を実感している。
ステイゴールド産駒は阪神コースにめっぽう強く、京都が舞台だった前走からのコース替わりは大きくプラスに働く。雨の影響で土曜の芝コースは時計がかかっていたが、兄オルフェーヴルは力の要る馬場を得意としていただけに、全く不安はない。
馬単は(9)(2)、(9)(14)、(9)(16)を本線に(9)(1)、(9)(7)、(9)(8)。3連単は(9)の1着固定で(1)(2)(7)(8)(14)(16)に流す30点で勝負だ。
初めて立つGIの大舞台で、黄金の血が騒ぐ。(藤沢三毅)
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