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【チャンピオン】田辺リッキー「一、二争う馬」


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【チャンピオン】田辺リッキー「一、二争う馬」

 今年から装いを替えたJRAダート最強馬決定戦「第15回チャンピオンズC」(7日、中京、GI、ダ1800メートル)で、今年4つ目のGI戴冠を目論むコパノリッキーの相棒、田辺裕信騎手(30)=美浦・小西厩舎=がえらい強気だ。フェブラリーSの大胆騎乗で躍進のきっかけを作った自負がそうさせるのか、今や誰もが美浦のトップジョッキーと認める奇才が珍しく(?)熱っぽいトークを繰り広げた。

 --JBCクラシックの前に調教で跨がったとき、実は不安を感じていたとか

 田辺裕信騎手「はっきり、すごみは感じなかった。夏バテがあったようだし、“大丈夫かな?”と思ったくらい」

 --終わってみれば3馬身差の圧勝で、コースレコードのおまけつき

 「ねえ。スタートが抜群に速くてハナに立ったら、直線も楽な感じで突き放しちゃった。とにかくすごい手応えだった」

 --調教での“?”だった感触は…

 「オンとオフがはっきりしているのか、レースと調教ではまるで違う馬のようだった。休み明けでさすがに厳しいかなと思っていたのにね」

 --今回は調教に跨がらなかった

 「今さら先生(村山明調教師)と、“いいでしょう?”“ハイ”と褒め合ってもねえ(笑)。調教に乗る意味って悪い部分を確認して、どう直していくかを突き詰めていく作業だと思っているから。そうでしょ?」

 --一段と相手が強化される

 「JBCもいいメンバーだった。ただ、確かにフェブラリーSは軽視(16番人気)されていたので、ガチンコ勝負だったら…という思いはある。ただ、最近は自ら動いていっても止まらない。当時よりさらに力をつけている」

 --今まで騎乗してきた馬と比較すると

 「こんなに背中がいいと思ったのは、ゴルトブリッツ(自身とのコンビで11年アンタレスS優勝)以来。今まであんまりいい馬に乗せてもらえなかったのもあるけど(笑)、ダート馬では一、二を争うくらい」

 --中京ダート1800メートルへ舞台は替わる

 「幅広い脚質だから。それに折り合いを考えれば、距離が詰まるほうが乗りやすいし。特にこっちが考えることはない。普通に力を出せれば何とかなっていいと思う」

 --ここを勝てば年度代表馬という可能性もある

 「まあ、とりあえずこの馬にダート王になってほしいというのは、もちろんある」

 --風水パワーを借りなくても大丈夫、と

 「コパさん(小林祥晃オーナー)からも最近、電話やメールが増えてきてて。まぁ、ボクはそういうのはあまり気にしてないんで(笑)」

 ■チャンピオンズC 秋のダート王決定戦として昨年まで行われていたジャパンカップダートを名称変更。舞台も阪神ダート1800メートルから中京ダート1800メートルに移して開催される。

 ■田辺裕信(たなべ・ひろのぶ) 1984年2月12日生まれの30歳。福島県出身。2002年3月に美浦・小西一男厩舎からデビューし、同年8月3日の新潟12R(ヒノデツートン)で初V。11年のアンタレスSゴルトブリッツ)で重賞初Vを飾ると、JRAリーディング7位(関東3位)と躍進した。今年はフェブラリーSコパノリッキー)でGI初勝利、交流GIのかしわ記念、JBCクラシックも制した。夏はサマージョッキーズシリーズで優勝、先週のワールドスーパージョッキーズシリーズに出場し3位タイと活躍した。先週まで重賞12勝を含むJRA通算458勝。

★勝てば年間GI4勝 '13ホッコータルマエに並ぶ最多記録

 コパノリッキーは今年、フェブラリーS(東京)→かしわ記念(船橋)→JBCクラシック(盛岡)と、中央&地方でGI3勝をマーク。果たして年間最多のGI4勝をあげた13年ホッコータルマエに並ぶことができるか。

 また、Vなら同一年度のフェブラリーS&チャンピオンズC(JCダート)制覇は00年ウイングアロー、11年トランセンドに続き史上3頭目、JBCクラシック優勝馬のチャンピオンズC制覇は07年ヴァーミリアン以来、2頭目の快挙となる。

 なお、先週のジャパンC終了時点で今年のJRA・GIを2勝した馬がいないため、ここを勝つとダート界から史上初の年度代表馬に輝く可能性もある。(夕刊フジ)

★チャンピオンズCの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら

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