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【東西現場記者走る】「世界のジャスタ」本来の姿は遠く…

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【東西現場記者走る】「世界のジャスタ」本来の姿は遠く…

 1週間の密着取材でジャパンCの勝ち馬を探り出すGI企画は、3日目を迎えた。大阪サンスポの川端亮平記者(31)は追い切りが行われた27日、ジャスタウェイに注目した。手綱を取った福永祐一騎手(37)=栗・フリー=に感触を聞いたが、辛口だった1週前追い切りに続いて合格点は出なかった。取捨が難しく、頭を抱える結果になった。

 追い切り日のターゲットは、凱旋門賞8着から帰国初戦となるジャスタウェイに決めていた。1週前追い切り後、手綱を取った福永騎手が「正直、あまりよくなかった。これが海外遠征の疲れなのかどうかは、来週分かる」と語っていたからだ。

 ハロー(整地)明けの坂路で、今週の京阪杯に出走するローブティサージュ(OP)に先行。残り2ハロンで並ばれてから一度は盛り返したが、そこから伸びを欠いた。残り1ハロンで前に出られ、鞍上から気合をつけられても差は詰まらない。馬なりで余力十分のローブにクビ差先着を許し、時計は4ハロン53秒7-13秒6だ。

 絶好調の相手、前日までの雨で重い馬場状態を考慮しても、物足りなさは残った。福永騎手のジャッジ内容は今週もさえない。

 「バッチリ、という動きではなかった。ただ、馬場が悪すぎて脚を取られていた。その影響は多分にあったと思う」

 1週前に感じたもどかしさは、レース当週を迎えても晴れなかったようだ。鞍上から合格点が出れば、迷わず重い印を打つつもりだったが…。

 かといって簡単には切れない。須貝調教師は「(馬場状態がよかった)23日のCWコースでの追い切りは、体をしっかり使えていて本来の走りになってきた」と話している。

 「キャリアが豊富なので、自分でしっかり作ってきてくれると思う」

 福永騎手はそう締めくくった。確かに今春のドバイ遠征でも決して状態はよくなかったが、世界に衝撃を与える走りを見せた。ジャスタウェイの取捨は、ギリギリまで悩んで決めたい。 (川端亮平)

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