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24日の東京11Rで行われた第19回東京スポーツ杯2歳ステークス(2歳オープン、GIII、芝1800メートル、13頭立て、1着賞金=3200万円)は、ライアン・ムーア騎手騎乗の4番人気サトノクラウン(牡、美浦・堀宣行厩舎)がゴール寸前で差し切って快勝。新馬戦に続く無敗のV2を成し遂げた。タイムは1分47秒9(良)。
過去10年の勝ち馬から6頭のGI馬が出ている出世レースを制したのは、姉に英国GI馬を持つ良血馬サトノクラウンだった。ゴール寸前で馬群から鋭く抜け出して無傷のV2。世界ナンバーワンジョッキー、ライアン・ムーア騎手の手綱さばきがさえ渡った。
ゲート内で何度か立ち上がるしぐさを見せたサトノクラウンだったが、ゲートは五分に出てスタート。レースはグリュイエールが先行する姿勢を見せたが、マイネルシュバリエがかわして先手を取った。3番手にペガサスボス、ストリートキャップなどが続き、人気のアヴニールマルシェは5番手のインからレースを進める。直線は横に広がってどの馬もヒケを取らない激しい叩き合い。坂を上がってもなかなか抜け出す馬がいない大激戦となったが、道中後方にいたサトノクラウンがゴール寸前で馬群から鋭く抜け出してこの争いを制した。クビ差2着が断然人気のアヴニールマルシェ。2着から3/4馬身差の3着には9番人気の伏兵ソールインパクトが入っている。
サトノクラウンは、父Marju、母ジョコンダII、母の父Rossiniという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、里見治氏の所有馬。通算成績は2戦2勝。重賞初勝利。堀宣行調教師、ライアン・ムーア騎手ともに東スポ杯2歳Sは初勝利。
圧巻のアクションでキャリア1戦の馬をVに導いたムーア騎手は「ゲートの中で(駐立は)悪かったが、出てからは落ち着いて走れていた。道中は落ち着かせて直線で脚を使わせようと思っていた。なかなか前があかなかったが、待っていて、あいてからは切れる脚を使ってくれたので勝つことができた。距離は2000メートル、あるいはそれより長い方がいい。体も大きくなれば春に期待できると思う」といつもどおりクールな表情でレースを振り返っていた。
★24日東京11R「東京スポーツ杯2歳S」の着順&払戻金はこちら
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