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第39回エリザベス女王杯(16日、京都11R、GI、3歳上オープン牝馬国際(指)、定量、芝・外2200メートル、1着本賞金9000万円 =出走18頭)クビ差届かなかった秋華賞に続き、今度は逆にクビ差かわされた。1番人気ヌーヴォレコルトは2着。手にかけたオークス以来2つめのGIタイトルがすべり落ちてしまった。
スタートを決め道中は内々の4番手。直線では残り250メートルあたりから先頭に立って粘りこみを図ったが、ゴール寸前に勝ち馬の強襲に遭った。
「内を取りに行って少し力んでしまったかな。好位で流れに乗って早め先頭で競馬はできたんだけど」
岩田騎手は悔しそうにレースを振り返った。早め先頭は、この秋の始動戦ローズSを圧勝した戦法。斎藤調教師は「ジョッキーはローズSのイメージでうまく乗ってくれた。しのげるかと思ったんですが、きょうはお姉さんの馬にやられてしまいました」と、古馬に貫禄負けといった様子だった。今後については「この秋3戦しましたから」と、休養を示唆。牝馬3冠とエリザベス女王杯のすべてで3着以内の能力の高さは、来年以降さらに輝きを増しそうだ。 (柴田章利)
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