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【天皇賞・秋】古馬撃破へ!イスラ驚異の瞬発力
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セントライト記念を完勝した皐月賞馬イスラボニータは、ラスト1冠の菊花賞ではなく、古馬王道路線をチョイスした。けさはその自信を“待ってろ古馬”と言わんばかりにアピール、超絶パフォーマンスを見せつけた。
新コンビのルメール騎手を背に、美浦坂路で息を整えてからWコースに登場。先導役のトウカイチャームとの差は5Fで1秒6、半マイルでも1秒5。並みの競走馬ならまず追いつけない差だ。
圧巻だったのは4角からだ。いったん外にポジションを取りながら、驚異の瞬発力で内に切れ込む。ルメールの“味付け”はほぼ皆無だというのに、自らグイグイと末脚を伸ばし、あっさりと2馬身先着。タイムも5F67秒1、ラスト1F12秒5なら、まさに一点の曇りもない。
初コンタクトの名手は馬上から下りるとすぐ、日本語で「先生、イイデス」と最高級の笑み。続けて英語で、「捕まえに行ったときの動きもスムーズで、最後は素晴らしい脚を使ってくれた。もう、すごい大好き」。こんな動きをされれば、虜になるのも当然だ。
「どう、気に入ってくれた?」と栗田博調教師も上機嫌で、「セントライト記念を使ってさらに動きが軽くなった。そんなに仕掛けていないのにシュッと動いたものね。ええ、機敏そのものですよ」。
早くも“パートナー・ラブ”となったイスラ&ルメール。02年シンボリクリスエス以来となる3歳馬Vへのシナリオが現実味を帯びてきた。(夕刊フジ)
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