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25日の東京9Rアイビーステークス(2歳オープン、芝1800メートル)は、柴田大知騎手騎乗の7番人気コスモナインボール(牡、美浦・和田雄二厩舎)が2番手追走から抜け出してV。3連勝でクラシック候補に名乗りを上げた。タイムは1分47秒1(良)。
コスモナインボールが抜群のスタートを切ったが、二の脚がついたレッドルモンドが徐々にスピードに乗ってハナを奪う。2頭がやや後続を離す形になり、その後ろにダイトウキョウ、ロジチャリス、フォワードカフェと人気どころが密集。スワーヴジョージとドラゴンヴァースはその後ろにつけた。直線に向くと、レッドルモンドをかわしてコスモナインボールが先頭に立ち、後続とのリードを広げる。食い下がる好位追走組は伸び切れず、ゴール前で外から猛然と追い込んだスワーヴジョージとの一騎討ちになったが、コスモナインボールがわずかにアタマ差粘り切ってV。未勝利-アスター賞に続く3連勝を飾った。1歳時の北海道サマーセールでわずか105万円(税込み)で落札された馬が、セレクトセールの高額落札馬たちを打ち破り、いよいよ重賞戦線へと向かう。2着は4番人気のスワーヴジョージ。2着から3/4馬身差の3着が1番人気のロジチャリスだった。
コスモナインボールは、父ハイアーゲーム、母シックスポケット、母の父カリズマティックという血統。通算成績は4戦3勝となった。
柴田大騎手は「2番手からの競馬でしたが、ヨーイドンの上がり勝負は避けたかったので、早めに前をかわしにいきました。後ろから来る馬が怖かったのですが、止まらずによく頑張ってくれましたね。かなり長くいい脚を使っています。スタミナも十分あるし、さらに距離が延びても大丈夫だと思います」とパートナーの頑張りを称えていた。
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