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第19回秋華賞(19日、京都11R、GI、3歳オープン牝馬国際指、馬齢、芝・内2000メートル、1着本賞金8900万円 =出走17頭)3番人気で浜中俊騎乗のショウナンパンドラが、直線で内から力強く抜け出し、1分57秒0(良)のレースレコードでGI初制覇を飾った。開業4年目の高野友和調教師(38)=栗=は重賞初勝利がGIとなった。断トツ人気のオークス馬ヌーヴォレコルトは、直線で追い上げたが2着。3着は4番人気のタガノエトワール。
頑張れ、もう少しだ。秋晴れの下、浜中騎手の激励に応えてショウナンパンドラがゴールへと伸びる。外から猛追するヌーヴォレコルトをクビ差振り切ると、思わず右のこぶしを握りしめて、ガッツポーズが出た。
「『内をロスなくさばければ勝てるんじゃないか』と思っていたので、迷わず内を突きました。後ろからヌーヴォレコルトが迫ってきていたので、もう必死でした」
GI制覇が、3年連続年間100勝達成となった浜中騎手は、心地よい汗をぬぐった。
前半1000メートルが58秒0というハイペースで、離れた中団を追走する。ヌーヴォとタガノエトワールが4コーナーで外を通って進出したのに対し、3~4コーナーでピタリと内へ。直線入り口では前を射程圏内にとらえ、残り200メートルで先頭に立ち、オークス馬を退けた。ロスのない完璧なエスコートに「会心のレースで勝てて、うれしいです」と笑顔を見せた。
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