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【沢田康文の欧州リポート】王者ソロウの復帰心待ち

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【沢田康文の欧州リポート】王者ソロウの復帰心待ち

 現役の欧州調教馬の中で指折りの存在がフランスのソロウだ。かつての名騎手だったフレディ・ヘッド調教師が管理する芦毛の7歳セン馬で、通算18戦13勝。主な勝ち鞍に2015年のドバイターフ、イスパーン賞、クイーンアンS、サセックスS、クイーンエリザベス2世Sがある。故障のため、昨年3月から約1年間戦列を離れているが、これら5つのGI勝利を含めて目下10連勝中。今春の復帰が待たれる注目の存在だ。

 父がファビラスラフインとの叩き合いを制してジャパンCを勝ったシングスピール、母ハイメンテナンスという血統の同馬は、デビュー当初比較的長めの距離を使われていたが、芝3100メートルのGIIヴィコンテッス・ヴィジエ賞6着を契機にマイル路線に進むと本格化を遂げた。柔らかなストライドで伸ばす脚が持ち味。どんな展開でも好位から盤石の走りを見せ、昨年は3月3日のモンジュー賞を勝ってドバイターフ連覇への準備を整えていたが、仏国内での最終追い切り後に脚部を痛め、回避していた。

 長期間の放牧を経て、現在はシャンティイの自厩舎に帰厩。少しずつ調整ペースを上げられており、ヘッド調教師は「ドバイターフへの遠征は見送って、春の大きな目標は英国で行われるクイーンアンS(6月20日、ロイヤルアスコット、GI、芝8ハロン)に置きたい。彼の情熱は変わらずに保たれており、4月下旬~5月初旬のレースで使い出せれば」と話す。クイーンアンSはロイヤルアスコット開催の初日第1Rに行われることが慣例となっている伝統の一戦。この馬の走りは今年の欧州競馬の大きな見どころの一つであり、王者の復帰を多くの人が待ちわびている。 (在仏競馬記者)

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