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30日の新潟11RBSN賞(3歳上オープン、ダート1800メートル)は、大野拓弥騎手騎乗の2番人気インカンテーション(牡4歳、栗東・羽月友彦厩舎)が離れた3番手追走から直線で早めに抜け出すと、そのまま押し切って快勝。昨年のレパードS以来となる勝ち星を手にしたタイムは1分50秒6(良)。
タイセイスティングを制して最内からハナを切ったジョヴァンニがハイペースで飛ばす展開。タイセイスティングは離れた2番手に控え、さらに差のある3番手にインカンテーションとタイムズアローがつけた。人気のヴォーグトルネードは後方からの競馬。さすがにペースが速すぎたか、ジョヴァンニは3コーナー過ぎで早くも失速してタイセイスティングが先頭に立つ。しかし、後続も殺到する形で、直線に入るとすぐにインカンテーションがあっさりと抜け出した。馬群を割って伸びてきた3歳馬ランウェイワルツも懸命に追撃したが、最後はインカンテーションが1馬身1/2差で振り切り、1年ぶりのV。新潟ダートの戦績を2戦2勝とした。2着は3番人気のランウェイワルツで、ヴォーグトルネードは直線で外から伸びたものの、2着と3馬身1/2差の3着に入るのが精いっぱいだった。
インカンテーションは、父シニスターミニスター、母オリジナルスピン、母の父Machiavellianという血統。通算成績は16戦5勝となった。
大野騎手は「強かったですね。速い時計にも問題なく対応してくれました。最後も後ろから馬が来るとまた伸びる感じでした。だいぶ立ち直ってきているし、大きいところを使うためにももっと賞金を加算したい。このまま順調に行ってくれればいいですね」と快勝にも気を引き締めて、今後を見据えていた。
★30日新潟11R「BSN賞」の着順&払戻金はこちら
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賞金加算、冬の決戦へ頑張って欲しい。