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30日の新潟8Rで行われた第16回新潟ジャンプステークス(3歳上障害オープン、J・GIII、芝3250メートル、13頭立て=アサティスボーイは競走除外、1着賞金=2800万円)は、北沢伸也騎手騎乗の1番人気エーシンホワイティ(牡7歳、栗東・松元茂樹厩舎)が積極策から直線で突き放す強い競馬を見せて3連勝。平地のファルコンSに続いて、障害でも重賞タイトルを手に入れた。タイムは3分32秒2(良)。
スタート直後はシゲルキョクチョウが積極的に先行したが、1周目のスタンド前ではショウナンカミングが先頭に立つ。2番手以下はメイショウヨウドウ、エーシンホワイティなど人気どころがつけて、いったん流れは落ち着いたが、2周目の向こう正面に入ると外からホッコーゼニトが一気に押し上げる。これに反応したエーシンホワイティも先頭に並びかけ、3コーナーを回ると2頭が先頭を奪う展開に。2頭が大きく後ろを突き放したが、直線に入るとエーシンホワイティが再び加速してホッコーゼニトを一瞬のうちに置き去りにする。そのままエーシンホワイティが独走に持ち込んで、終わってみれば10馬身差の圧勝。3連勝で障害重賞初制覇を成し遂げた。2着は中団追走から直線でしぶとく伸びた4番人気のヤマカツハクリュウ。平地オープン馬によるワンツーとなった。強気の競馬をした8番人気のホッコーゼニトは最後に苦しくなって、クビ差3着に終わっている。
エーシンホワイティは、父サクラバクシンオー、母ライジングサンデー、母の父サンデーサイレンスという血統。北海道新ひだか町・千代田牧場の生産馬で、(株)栄進堂の所有馬。通算成績は36戦8勝(うち障害5戦3勝)。重賞は平地GIIIファルコンS(2010年)に次いで2勝目。松元茂樹調教師、北沢伸也騎手ともに新潟ジャンプS初勝利。
北沢騎手は「ここ(ヒーローインタビュー)に来れると確信していました。状態は持ち直していましたし、きょうは涼しかったのもよかった。置き障害の左回りコースは走りますね」と自信を持って臨んだ舞台での勝利に満面の笑みを浮かべていた。
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