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【エルムS】血統診断

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 過去10年のうち札幌開催の8回をみると、勝ち馬の父か母の父は米国産種牡馬。スピードとパワーに優れる米国系の血を持つ馬が活躍している。

 インカンテーションを最上位にみる。父シニスターミニスターはエーピーインディ系で、米GIブルーグラスSの優勝馬。産駒は小回りのダート1700メートルで良績を残し、札幌ダ1700メートルも【2・1・1・4】と好相性だ。3代母タイムチャーターはキングジョージ6世&クイーンエリザベスSを制した名牝で、母系は欧州を中心に活躍馬が多数。8カ月ぶりでも底力は侮れない。

 昨年の覇者フリートストリートは、ケンタッキーダービー馬ストリートセンスが父。近親は英1000ギニー馬スカイランタンをはじめ活躍馬が多く、母系の底力はメンバー随一だ。タフな流れに強く、復活劇があっても不思議はない。

 シンボリエンパイアは父がベルモントS優勝馬エンパイアメーカー。種牡馬としても米国でGI馬を多く出し、日本で走った産駒も芝、ダート両方で重賞を勝っている。母は欧州の重賞勝ち馬で、近親にブリーダーズCターフを勝ったシロッコがいるなど、母系の質は上々。成長力に富み、重賞でもヒケを取らない。

 ソロルは父シンボリクリスエスが2011年の覇者ランフォルセを出すなど、産駒が札幌ダ1700メートルで25勝し、現役種牡馬として最多勝をマーク。母の全兄にダートGI4勝のゴールドアリュールがいる砂の超一流配合で、伸びしろも十分に見込める。

 ブライトラインは半姉ラフアウェイ(父タイキシャトル)がダート1200~1700メートルで5勝。スプリント重賞を連勝したサーガノヴェルが伯母で、母系はスピードに富む。函館開催の昨年は3着だったが、函館より時計が速い札幌なら昨年以上が期待できる。

 グレープブランデーエーシンモアオバーは高齢までタフに活躍するタイプが多いマンハッタンカフェ産駒。ともに実績馬だけに軽くは扱えない。 (血統取材班)

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