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【ラジオN賞】血統診断
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サンデーサンレンス系が6連勝中。スピード勝負になりやすく、昨年から開幕週に組まれ、その傾向がより強くなった。
イタリアンネオを最上位にみる。父ネオユニヴァースの産駒は芝重賞12勝中8勝を中山かローカルで挙げているように、小回りコースの中距離重賞に強い。叔母で同じネオユニヴァース産駒のイタリアンレッドは5歳時の夏に七夕賞、小倉記念を連勝してサマー2000シリーズを制覇。成長力に富み、小回りの中距離戦は絶好の条件だ。
同じネオ産駒ピオネロは母クルソラが3歳時にアルゼンチンで芝2000メートルのGIを2勝。底力十分で、小回り福島へのコース替わりも歓迎だ。
ラリングクライは今春のGIで大活躍したハーツクライ産駒。父ハーツ×母の父シアトルスルー系はカレンミロティック、カポーティスターと2頭のGIIウイナーが出ている相性のいい配合だ。近親に米GI馬ボストンハーバーがいるなど母系はスピード色が濃く、小回り向きの機動力も兼備している。
ウインマーレライは父が有馬記念など中山で重賞6勝のマツリダゴッホで、産駒も小回りコースで良績を残している。現役の半姉マイネヒメル(父ロージズインメイ)は函館芝1800メートルで3勝し、自身も今回と同じ舞台で未勝利勝ち。小回り芝1800メートルに替われば、より持ち味が生きる。
クラリティシチーはスピードとパワーに優れるキングカメハメハ産駒で、母の父がスペシャルウィーク。母系はNHKマイルC優勝馬タイキフォーチュンなど、マイル前後で活躍する馬が目立ち、3歳戦にも強い。
同じキングカメハメハ産駒のブレイヴリーは母がフジキセキ産駒の桜花賞2着馬ブルーリッジリバーで、いとこのクォークスターは2010年にこのレースで2着。母系は名門スカーレット一族で、スピードと底力は重賞でもヒケを取らない。 (血統取材班)
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