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15日の阪神11Rで行われた第19回マーメイドステークス(3歳上牝馬オープン、GIII、芝2000メートル、14頭立て、1着賞金=3500万円)は、藤岡康太騎手騎乗の1番人気ディアデラマドレ(4歳、栗東・角居勝彦厩舎)が直線で差し切り、2階級上の格上挑戦で重賞初制覇を果たした。タイムは1分59秒4(良)。
まだ1000万下の馬であるにもかかわらず、1番人気に支持したファンの目は正しかった。良血ディアデラマドレが堂々の差し切り勝ちで重賞初V。今後に向けて収穫の大きな一戦をものにした。
レースはアイムヒアーが気合をつけて先手を取り、コスモバルバラが2番手。2頭がやや後続を引き離す形になり、3番手以下にウエスタンレベッカとサンシャイン、さらにフロアクラフトなどが続く。人気のディアデラマドレとフーラブライドはともに後方からの競馬となった。4コーナー手前でコスモバルバラがかわして先頭に立ち、後続を突き放す。ブービー人気馬の大金星かと思われたが、外に持ち出したディアデラマドレがグイグイと末脚を伸ばして一気に迫ると、そのまま差し切って快勝。格下馬とは思えない完璧な内容で重賞タイトルを手に入れた。1馬身1/2差の2着には伏兵コスモバルバラが粘り通し、ハンデ頭で2番人気のフーラブライドは、2着から1/2馬身差の3着に終わっている。
ディアデラマドレは、父キングカメハメハ、母ディアデラノビア、母の父サンデーサイレンスという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、(有)キャロットファームの所有馬。通算成績は9戦4勝。重賞初勝利。角居勝彦調教師は2012年グルヴェイグに次いでマーメイドS2勝目、藤岡康太騎手は10年ブライティアパルスに次いで2勝目。
藤岡康騎手は「ポジションのことは気にせず、リズム良く運ぶことだけを考えました。最後は走ってくれるのはわかっているので、そこまでいかにリズム良く行けるかだけでしたが、本当にいい脚でした」と会心の差し切り勝ちを振り返っていた。
★15日阪神11R「マーメイドS」の結果はこちら
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