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【函館記念】重賞2勝馬ソミュール心身ばっちり!
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函館記念の追い切りが15日、函館競馬場と美浦トレセンで行われた。函館では、重賞2勝馬のエアソミュールがWコースで軽快な走りを披露。適度な気合乗りで、好仕上がりをアピールした。巴賞を逃げ切ったマイネルミラノも、Wコースで好気配。デウスウルトはWコースで反応よく伸びて、サンケイスポーツ調教評価『S』を獲得した。
肌寒い早朝の函館で、燃える闘志を内に秘めた。エアソミュールがWコースで軽快なフットワークを披露。好仕上がりをアピールした。
「折り合いを重視して、しまいの反応を見る感じでやりました。状態もよさそうです」。松田助手が満足げに語った。
僚馬サトーリアス(3歳未勝利)の直後を追走。前を壁にして、うまくなだめながら進めていく。外ラチ沿いをスムーズに回って、4コーナーで内に進路を取ると、直線はしっかりとした脚さばきで併入でゴールした。5ハロン69秒5、3ハロン40秒0-12秒8と控えめな時計は、テンションを上げすぎないようにセーブしたため。適度に気合が乗りながらも、コントロールが利いており、心身ともに出走態勢は整っている。
前走の鳴尾記念(4着)は、レース中に左前の蹄(ひづめ)をぶつけるアクシデント。予定していた宝塚記念を見送ったが、1週間ほどで症状は治まり、その後も順調に調整されてきた。「蹄をぶつけたのも、踏み込みがいいから。どこのコースでも走ってくれますし、小回りの方が折り合いをつけやすいでしょう」と同助手は前向きに語る。
函館記念は一昨年に1番人気で10着。引っ掛かって惨敗したが、当時と重賞2勝馬となった今とでは完成度が違う。トップハンデの57・5キロも実力の証しだ。「当時より成長したところをお見せしたいですね。折り合いに気をつけて、最後を伸ばす競馬をしたい。ハンデも58キロくらいだと思っていましたし、ここは負けられない気持ちです」と意欲のほどを語った。
一昨年には巴賞を勝っており、洋芝は問題なし。昨秋の毎日王冠以来の勝利を飾り、さらなる飛躍へつなげる。 (鈴木康之)
★函館記念の登録馬(想定騎手入り)はこちら
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