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新種牡馬連載(11)エイシンデピュティ


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新種牡馬連載(11)エイシンデピュティ

(1)競走成績

 日本で3~7歳時に30戦10勝。6歳時にGI宝塚記念を制した。このほかにGII金鯱賞、GIII京都金杯、エプソムCを勝っている。デビューが遅く、同期の馬が皐月賞を走り終えた4月下旬に競走生活をスタートさせた。未勝利、500万、1000万、1000万といずれも3戦ごとに勝ち星を挙げるなど、出世は常に階段を上がるようなペース。しかし、5歳春に一気に本格化して3連勝で重賞ウイナーになると、6歳時には強敵相手にも互角の競馬ができるようになり、宝塚記念メイショウサムソン以下を抑えて逃げ切り勝ちを演じた。

(2)血統

 父はクロフネレジネッタアドマイヤジュピタノボジャックピンクカメオとさまざまなジャンルのGI馬を送り出している。祖母が米GIで2着2回、曽祖母はGIを含む重賞5勝と、母系のバックボーンも十分。半弟エーシンダードマン(父ダンスインザダーク)は菊花賞4着など長丁場で活躍した。

(3)適性診断

 母方の配合種牡馬には芝向きの軽快なタイプが多いものの、父フレンチデピュティはダート適性の高さで知られる。芝も十分にこなせる下地はあるが、自身の競走成績以上にスピード優位の配合を持つだけに、ダートの短距離でコツコツと賞金を稼ぐタイプも出るだろう。距離が延びていいタイプではなく、芝・ダートともにマイルあたりがベスト。切れ味よりもしぶとさや前向きさが武器となる。

(4)初年度産駒

 初年度は56頭の繁殖牝馬が集まった。この中にはデビューから3連勝でチューリップ賞を制したエイシンテンダーの名もある。中央では今のところ馬名登録されているのは2頭のみだが、笠松競馬でデビュー戦を1秒8差でぶっちぎり、大物の呼び声も高いカツゲキイチバン(笠松・柴田高志厩舎、牡)という期待馬が登場した。前記したようにダート適性の高さも兼備しているサイアーだけに、初年度から下馬評以上の活躍を期待してよさそうだ。

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